猫箱ただひとつ

物語追求blog。アニメ、マンガ、ギャルゲーを取り扱ってるよ

幸せの定義(Angel Beats! 1st beat)

※ネタバレ注意 幸せとはなにか?――答えは多種多様あれど、私はこの定義で十分だと考えている。 ・衣食住+活動(他者交流-好奇心-達成可能目標)=幸せ なぜ労働するかというと自分に餌をやるためであり、餌を与えなければ人は死んでしまう。餌とは文字通りの…

【批判】Clover Day'sというセクハラゲームがほんとうに辛い(そこを抜きにしてもツラい)【レビュー】

(1)クロデイに対するうんざり感はどこからくるのか 女の価値は胸!尻!外面!―――主人公はそれを事ある事に俎上にあげてはヒロインにセクハラをし(その時分に流行った面白くもなんともない)パロネタとホモフォビア(=同性愛者嫌悪)が蔓延しているのがギ…

あの作品はなぜつまらないのか、を詳らかにすることは

――敬遠されるものだと思う。 いかにその作品がつまらなく、ダメで、魅力に欠いているのかを指摘していくことは好きな者にとってはやりきれない気持ちにさせてしまう。かつその弁舌が的を射ていればいる程に、納得できるが故に、読み手はその瑕疵と対峙しなけ…

案外、怒るのって気持ちいいんでしょ?という

「怒る」ことは敬遠されるべきひとつだ。 仏教者はそれを毒と見立て、マインドフルネス実践者は遠ざけるべき上位に挙げるに関わらず、しかし周りを見渡せば今日もどこかで怒号が立ちのぼっている。他者を威圧し、屈服させんと、セルフコントロール力がないど…

ヒロインではなく「友達」と仲良くなるノベルゲームがやりたい(シュガスパ2~Angel Beats!)

――Sugar+Spice2(Chuablesoft) 『Sugar+Spice2』は女の子と仲良くなるゲームだ。ささいな日常を重ね、恋をし、その想いをぶつけていく――ゆえに主人公の中心にいるのはいつだってヒロインである。

ふと「あの感覚」を思い出せなくて歯がゆい思いをするなど(本好きの下克上#2)

*ネタバレ注意

Sugar+Spice2の「エピソード選択方式」はいいね!サクサク読める。感想#1

Sugar+Spiceシリーズでは、プレイヤーにエピソードの選択権が委ねられており、MAP上に散らばる(かわいらしい)アイコンをクリックすればその通りのお話が読めるし、ひいては告白のタイミングすらもこちらの好きな時にしていい。 これによりプレイヤーの嗜好…

映画を三回に分けて見たら、案外悪くないなという結論に。

「映画はぶっ続けで一本見るもの」 という固定観念にとらわれていたが、でも実際はどうなんだろう? 集中力って2時間ずっと続くわけではないし、時にゆるみながら、時に緊張しながら視聴しているものだと思う。 例え面白い映画だったとしてもこうなることが…

『恋は光』のきらきらは何を指しているのかちょっと考える(2巻まで)

――恋をしている女は光る 突如そう言い放った西条に、残念な人を見る目で北代はハナシを合わせるほのぼのキャンバスライフ・・・を舞台に「恋」なるものをゆったりと追求していくのが本作である。

【簡易考察】群青の空を越えて―俺たちは何のために戦ってきた?―

小説『風の歌を聴け』のメモ感想

(最近ブログの下書きをひっくりかえしているのだが――整理整頓はだいじ(遠い目)――どうやらこれは2014年11月17日にメモしたもののようだ。腐らせるのももったいないので半端だが投稿だけはしておこうかなと思う。*2017/09) 以下、メモ感想

『ふしぎの城のヘレン』はノンストレスな戦闘が楽しいRPGでした(フリゲ感想)

私的満足度:★★★★おすすめ度:★★★★ (*2016/03の下書きを今頃になって投下する人がここに) フリゲを漁ればいつでもどこでも名前が出る『ふしぎの城のヘレン』。ようやく重い腰をあげてプレイしたんですが……あ、面白いぞこれ……。 まず戦闘が楽しいです。敵と…

物語は朝焼けの色みたいなもので、ただそこにあるだけのもの。(3347文字)

当たり前のことだが、物語を「見る」ことと「語る」ことは違う。 全然違う。 「見たもの」は語れないし、語ったとしても「見たものを語った」というふうに落ち着いてしまう。赤色を見たときそれを「赤色だ」と言うことは出来ても、赤色の感覚を言葉には出来…

ギャングスタ・リパブリカという先天的物語保有者~生きるとは相手の■■をぶっ潰すこと~

(1)物語を選んだ“後日談” この続き。 ▼ CARNIVALはひとつひとつ取り払い、こなかなは精一杯の物語を信じた(+魔女こいにっき.11eyes) 物語を信じることは――時に――難しいが、もしそれが出来たのならば迷うことはなくなる。それはイコールで『幸い』ではな…

ナルキッソス感想―死の読み味が軽い―

ナルキッソス 総評 やがて、わたし自身のことですら、まるで他人のように眺め、リアルとして認識できなくなった。 ――セツミ/ナルキッソス

幼女戦記のターニャ、好きですか?(最終回感想)

――幼女の皮をかぶった化物 と称されるようにターニャは可愛らしい女の子だけど、内面は社会的情緒が欠けた男性である。 他者へ共感せず、人の痛みが自分事のように感じられない、そのある種の「異物」さを周囲は感じ取るが故に自分たちとは違う者――化物――と…

何故バクマンからは創作への苦しみが伝わって来ないのだろう?(全巻読了感想)

週刊少年ジャンブで連載するには?人気を上げるには?ライバルに勝つには?――そんな漫画家の試行錯誤を描くのが『バクマン』であり、いわゆるメタ漫画・メタ週刊少年ジャンプ(以下WJ)である。 「面白い漫画は連載し、つまらない漫画は打ち切る」という強固…

和み箱 感想。価格によって作品評価を変えるべきかどうか

『カルタグラ』『ピアニッシモ』のFDにあたる本作は、3本のスートーリーと2つのミニゲームが収録されている。 目玉はカルタグラの後日談『サクラメント』と、凜の娼婦時代を描く『凛 〜雪に咲く花〜』で、後は本当にオマケでプレイしなくても特別差し障りが…

自分の為に怒ってくれる、自分の為に泣いてくれる、という代償行為。

代償行為とは「欲求を満たすための本来の目標/行為が、別の物に置き換わりながらも充足すること」とここでは定義する。 隣人を殴りたいが我慢して壁ドン、炭酸水を飲みたいが水道水で唇を湿らせ、初恋の人に似ているのであなたを好きになりましたといったも…

幼女戦記の神様がめっちゃ「俗物」なのはある意味新鮮かもしれない(感想)

アニメ『幼女戦記』における神様がたいへん人間臭い。 彼は己を信仰して欲しいからこそ、推定アラサー前世ターニャを異世界転生させ、以前より過酷な環境で生きさせようとした。文明が下がれば、孤児であれば、他者に縋らざるを得ない――ひいては神の信仰が芽…

【感想】ピアニッシモ 操リ人形ノ輪舞 

殺人犯として追われる主人公が真相を暴くミステリー作品。でありながら弱々しいタッチで『夢』を描こうとしたのがPP -ピアニッシモ- 操リ人形ノ輪舞である。

ぼくたちは勉強ができない1巻 感想 

秀才なる主人公の隣席には文系と理系それぞれの天才がおり、「機械仕掛けの親指姫」なる大層な通り名もつけられている。 「なんか分からないけど勉強を数値化、能力化、あるいは単純な下克上ストーリー?」……と読み進めるや、その天才たちの「教育係」を主人…

妹を大事にするお兄ちゃんlove(俺妹~ゆきうた)

引きこもり妹はえっ☓なイラストレーターで俺の小説の担当絵師だった?!―――アニメ『エ口マンガ先生』が面白いです。まだ5話だけど全体的によく出来ていて、なによりお兄ちゃんの妹愛が伝わってきて涙ぐむ。

CARNIVALはひとつひとつ取り払い、こなかなは精一杯の物語を信じた(+魔女こいにっき.11eyes)

[1]我々は意識することなく多くの物語を取り込みながら ※CARNIVAL、こなかな、11eyes、魔女こいにっきの凶悪なネタバレ注意。4作品未読の場合は絶対読まないで下さい。 ◆

精神病によって変わり果てた人を「その人」だと見做せるか(世界にひとつのプレイブック感想)

躁鬱病(双極性障害)、統合失調症、偏執病……あるいは認知症のような脳機能障害等……によって人格が変わってしまった者をそれでも「その人」だと見做せるだろうか? 十年前からこれについて考えていたけど、私は無理だという結論を下していた。

【冴えカノ】現実と物語をオーバラップさせ続けるこれは一体何なんだ?

アニメ『冴えない彼女の育てかた』の加藤恵は“メインヒロイン”として抜擢され、安芸倫也がつくるギャルゲー制作に携わるようになる。 時に原画家のイメージを引き出すモデルとして、時にライターのアイディアを裏付けるモデルとして彼女は存在する。そしてデ…

カルタグラ 感想

*ネタバレ注意 ――それは、妄執と狂気に至る愛。

ええぇえ? えええー!!!/げんしけん21巻感想

これをハーレムエンドの一つの解だとする私と、斑目さんまじですかその選択をなさいますかと混乱する私がせめぎ合っている。 いやラメ先輩の選択は尊重しますけどね…しますけど!

萌え、萌え?①(恋カケ~げんしけん)

(1)内面類推と萌えの関係性 「萌え」とは明確な定義が決まっておらず、発言者によってゆらぎがある言葉だ。私自身は深い感情に出会った時に、それも可愛いの最上級として使っている。 今回はそんな萌えの発動条件・因子はどこにあるのか?と興味をもったの…

【ゆきうた】起こらないから奇跡って、え、起こるんですか【感想・レビュー】

――もみの木に願えば願いは叶う しかしそれはやっぱりただの御伽噺で、飼っていたうさぎは生き返らなかったし、奇跡は起きなかったのだと、主人公は語る。