Twitterはじめて476日間で分かった4つの楽しみ方と3つの不愉快だったこと(7816文字)

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Twitterはじめて間もない人に向けた記事です。

 

私がTwitterでアクティブに活動するようになったのは、2013年1月06日でした。

その日から現在*1に至るまでの476日間、Twitterを使ってきた感想を書き残していきます。

 



 

 

Twitterをはじめてみて

 

Twitterをはじめた頃は、ブログの通知を流すだけのアカウントでした。なんでかっていうと、正直使い方が分からなかったんですね。何をしたらいいのか、すべきなのかが判然としないまま数ヶ月経ちます。


しかし、ある時、ふとエ口ゲブログ界隈を見ると多くの方がTwitterでアクティブに活動しているじゃないですか。

何やら独り言を呟いたり、1人で笑っていたり、誰かと喋っていたりとTwitterで楽しんでいる様子が伺えます。そんな楽しそうな雰囲気に煽られ、「使いこなすこと面白いのかも?」と思った私はTwitterをアクティブに使ってみることをはじめました。
 

そこでまずは「Twitterの始めかた」なる記事を読みあさった結果、趣味や思想が近い人、気になる有名人などを100人フォローするとTwitterライフが楽しくなることを覚えます。

 

 

 

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Twitterやれば分かるんですが、あるアカウントをフォローすることで、そのアカウントの呟きが自分のタイムライン(以下TLと称す)と言われる場所に表示されるようになります。


100人フォローするってことは、100人分の呟きがTLにドガガガーと流れこんでくるわけですね。

あとはTLで他人の呟きを閲覧しつつ、気になったツイートに返信したり、RTしたり言及していくと他者との交流が生まれます。この人との「交流」こそがTwitterの楽しさなんだなと、ここらへんからやっと分かり始めてきました。

 


ただやっぱり楽しさの裏側には、不愉快な出来事もつきものです。それを詳しく見ていきます。



 

 

 

 Twitterやってて不快感を覚えたこと

 

1、よく知らない人から突っかかられる。
2、他人の負の感情は伝染する
3、見たくない情報を知ってしまう



以上の4つです。詳しくみていきます。

 

1、知らない人から突っかかられる。


1人で何かしら呟いているいると、「違うそうじゃない!」と喧嘩腰で突っかかられることが度々あります。

例えば。

私が内在視点という見方についてぐにゃぐにゃと呟いている時、ある方から「この考えも視野にいれてください」といきなり言われことがありました。

「その考えは前提にありますよ」と私がお返事すると、相手の方がいきなり喧嘩調になり「そんなわけないでしょ?!」と言葉を投げけてきたりとかね。


あれは……正直最悪でしたね。顔見知りでもないし、一回も友好的な会話をしたわけでもないのに何故そんな偉そうなんだよと呆れました。

知らない人から、あるいはちょっと知っただけの人から喧嘩腰で突っかかられるのがTwitterの一面でもあります。 ←もし喧嘩腰の人に遭遇したら無理に取り合わず、無視かブロックで対処してみてください。


■参考記事
アドバイスはどうしようもなく原理的に悪(5139文字)

アニメをアニメとしてエ口ゲをエ口ゲだけで見る「物語の内在視点」のススメ。作者なんてものは存在しない(4436文字)

 

 

 

 

2、他人の負の感情は伝染する


Twitterで他の方の呟きを見ていると、感情が伝染することがよくあります。

それが楽しいことや嬉しいことの呟きだったらいいんですが、それだけではなく怨嗟や憎悪、蔑みといったものもたくさんあります。

そんな「負」の感情をえんえんと吐き続けているアカウントの方を観てしまうと、私はとても疲れてきちゃいます。

特に自分の実生活が不安定なときとか、精神状態が弱くなっているとき、あるいは年度節目の切り替わりで心がそわそわしているそんな時に____ルサンチマン溢れるツイートを見ると、私自身も負の方向へ心が引きずられるのでよろしくありません。

負の感情が伝染してしまい、ウツウツしちゃうんですね。うつうつ。


だからって負をまき散らすツイートしないで! という意味ではなく、そういった方の呟きを無理に見続ける必要はないんだろうなと思います。

Twitterはフォローを外す、リストから外すなど「非表示」にする選択がいろいろありますので、それを粛々と行えばいいだけなんでしょう。

 *

ちなみに私は「悲しみ」「嘆き」の方向の呟きは、観ていても平気です。

◯◯疲れた~、もうやだよ;;こんなのってないよ><; みたいな呟きは大丈夫なんですが、憎悪と蔑み系の呟きはどうも駄目ですね……。

あいつムカつく◯ね消えろ、リア充爆発しろ。そんな恋人がいる人に嫉妬をまき散らしている人達とか。ああいうルサンチマンで溢れている人は、うーん……ってなっちゃいます。

たとえ本当でも、そんな話は聞きたくなかった。
誰にだって負の感情みたいなものがあるのはわかっているけど、目の前に差し出された他人のそれは、

やけに醜く見える。

――水月

水月 ~Portable~ ベスト版

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(透矢が言うこと分かるよなー……って。)

 



 

3、見たくもない情報を知ってしまう


Twitterは情報収集に適したツールであると、上で語りました。


しかしそうであるゆえに、「見たくもない情報」を見てしまう可能性が生じます。知りたくもなかった声優さんの情報、あるメーカーの不祥事、ある作家の炎上案件といったものをです。

あるいはゲームのネタバレ画像も踏んでしまう時があります。あれはほんっとーーに最悪ですね。ネタバレをRT(拡散)する人も最低で最悪だと私は私の中で決めつけちゃいます。

砕け散れ。―――そんなふうに思いながら。


こういう事がTwitterでは起こりえます。聞きたくもなかったことを聞いてしまう、知りたくもなかったことを知ってしまうことがあります。……ツールの性質上そういうものと割りきらなければいけないのでしょうが……。

 
ただこの3つ、喧嘩腰にリプ・負ツイート・ネタバレツイートは私も気を抜くとぽろぽろとやってしまう事があるのでもっと気をつけたいなと思いました……はい。特に負ツイートの撒き散らしは気をつけよませす……。

 

とは、どちからというと楽しいことの方が、Twitterでは多いと思います。


次からは、私が観測したTwitterの楽しみ方を語っていきますね。

 

 

 

Twitterの楽しみ方4つ


Twitterの楽しみ方を細分化してみると、以下の4つってとことでしょうか?


1)1人で物事の思索を呟きで残す
2)趣味や思想が合う人とのおしゃべり
3)興味あるジャンルの情報収集
4)承認欲求を貪る 


詳しく見ていきます。

 

 

1)1人で物事の思索を呟きで残す


(1)は気になった情報をひたすら考えて、呟くだけです。アニメのにこにーは何で転んだの? STAP細胞って結局なんだったの? SAGAプラネット作品の面白さはこうこうこうでね、とただただ黙々と1人で呟いていくのです。


ふだん頭の中で縦横無尽に駆けまわる思考が、「文字」を使うことで一定方向だけに進みながら考えることが出来ます。

SAGAPLANETSの話しをしていた筈なのに、なぜか洗濯物の話しになっている! 狼少女がおがおの話しになってる!……とかそういうことが起きなくなるってことですね笑

これはなぜかというと、思考を文字化することで「視覚的」に考えを把握できる為だと思われます。頭の中で考えがあっちいったりしちゃうのは、文字という形にしていなからってことです。

Twitterで自分の考えを呟く利点は、思考をうまく誘導できる事に留まらず、一日分のログを取ることでライフログの生成に活かしたり、はたまたブログのネタづくりに一役勝ったり良いことばっかりです。

ツイエバ 
ブログネタは探すのではなくTwitterで「作」ろう 

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でも1人で考えるだけなら別にTwitterじゃなくてもいのでは?  PCに付属しているメモ帳にでも書くのと変わらないです。 

そうかもしれません。文字を使って考えるだけならば、メモ帳で事足ります。


しかしTwitter自分の考えを呟くことは、クローズ環境には無い楽しみがあります。それは誰かからの「反応」を貰えることです。


ここがクローズドなメモ帳と、オープンなTwitterの違いです。例えば『私が萌えとエ口の違いってなんだろうね?』と1人で呟いていると、横である方がまた違った目線で萌えとエ口について語り始めるとか、あるいは自分が呟いたツイートが「お気に入り」されたり、「RT(リツイート)」という行為によって自分の呟きがネット上に拡散されていくこともあります。*2

それはさながら海に一つのボトルメッセージを投げる行為に近いのです。海に放ったボトルが誰かに届くかもしれない、ボトルのコルクを引き抜いて自分が書いたメッセージを読んでくれるかもしれない___そんな期待感があります。

 


たとえ呟きが誰からも反応されなかったとしても、誰かが【読んでいるかも】という可能性があることで、1人で黙々と思考を呟くことへのモチベーションを高めてくれるのです。

(他者承認はうまく使えば、行動の継続化がはかれるんですよね)


つまりクローズされた環境でメモを取るのではなく、閲覧者」がいるオープンな場所だからこそTwitterで思考を書き留めることを楽しいと思えることに繋がります。 

 


このお気に入り・RT・返信といった他人からの「反応」は、Twitterを使う上でモチベーションを高く保ってくれます。しかし心の調子を乱すシステムでもあるので注意が必要でしょう。(ここは4番で詳しく説明)

 

 

 


2)趣味や思想が合う人とのおしゃべり


「2」は自分と趣味が同じ人、近い人に話しかけたり話しかけられたりしていくことです。

アニメが好きであれば、アニメが好きな人とお話する。エ口ゲであればエ口ゲ、映画であれば映画、小説であれば小説などを語って、会話するだけで楽しいものです。


Twitterの醍醐味はやっぱりここでしょう。

リアルに自分と同じ趣味を持っている人がいない、っていう状況はよくあります。それをTwitterというインターネットを介すことで、同趣味性を有す人とお話出来る環境があるというのは素敵なものだと思います。


私はエ口ゲが好きなんですが、アニメは好いていてもエ口ゲはやらんって人は結構いますし、中には拒絶感を漂わす人もいたりして、エ口ゲについて楽しく話せる人は少数です


さらにエ口ゲが好きな人はいても、自分と好きなジャンル(私だったらシナリオゲーなど)と被る人はさらに少なくなりますし、ある作品について感想を語りあいたいと思っても、同作品を相手がプレイしていないっていうのはザラです。

そんなときにTwitterです! 


世間ではニッチな趣味だろうが、マイナーな作品だろうが、Twitterを見渡せば適合者がうじゃうじゃいます。

あんまり有名じゃないであろう『CARNIVAL』をプレイしている人や、『運命が君の親を選ぶ 君の友人は君が選ぶ』という謎ゲーをプレイしている人もゴロゴロいます!いるんですよ!!ガブガブプレイしている人ガー!!!


つまり周りにある話題について話せる人がいなくても、Twitterやればその話題についてお話できる人たくさん見つけられますよってことです。


 

 

3)興味あるジャンルの情報収集

キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)


Twitterは自分と近い人と交流することに秀でたSNSですが、さらに情報収集にも適したツールです。


ついったにはRTといわれる「拡散行為」があります。これは言葉では説明しにくいんですが、ある呟きがフォロー・フォロワーの垣根を超えて大勢の人に読まれるシステム……といえばいいでしょうか。

つまり、誰かのRTによって、予想もしなかった呟き情報が自分の目の前に現れます。本来なら知り得なかった情報すらも取得できる環境がTwitterだということです。(←ざっくり説明)



さらにTwitterでは呟かれるのは個人の考えだけではなく、ニュース情報や、個人ブログの記事、創作画像など多岐にわたる情報が流れこんできます。

これにより自分でニュースサイトを巡回しなくても、TwitterのTLさえ見ていれば、ある界隈で流行っているもの、嫌われているもの、好かれているもの、今日の話題などが大体分かります。


興味ある情報を呟いてくれるアカウントをフォローしておけば、見逃しがちだったニュースも取得できるようになるでしょう。

こんな感じにです。

 


それとTwitterを快適に使いたいっていう方は、『tweetdeck』というTwitterクライアントをおすすめします。

このクライアントは普通の呟きはカットして画像ツイートだけを表示したり、リンクつきのツイートだけ表示、指定した単語のツイートは非表示にすることも可能です。

例えばこういうことも出来ます。↓

イラストレーター・絵かきさんのアカウントをリストでまとめます。そしてdeckの昨日である「画像のみ表示」を使うことで、そのリストに「絵ツイート」だけを表示させることが可能です。

イラストレーターの食生活や、仕事内容、愚痴などを見たくない人はおすすめの方法ですよー。


ちなみに「Twitterクライアント」とは、Twitterのサービスをより便利に利用するための機能を搭載したクライアントソフトウェアの総称です。

Twitterやってる人は、ぜひクライアントを活用することを薦めます。私のおすすめは先に上げた『tweetdeck』と『Hootsuite』でしょうか。

 

 

 

4)承認欲求を貪る 

「認められたい」の正体 ― 承認不安の時代 (講談社現代新書)

(1)の項で説明しましたが、Twitterには「お気に入り」「RT」「フォロー」というシステムがあります。

お気に入りはその呟きいいね!みたいな意味合いで使われることが多く、RTに関しては当該ツイートを周りに広める、言及する、気に入るという様々な使い方があります。
フォローはあなたの呟きを閲覧させてもらいますね、という意味を含んでいます。

この3つに共通しているのが「他者承認」です。他者承認とは、誰かから認めてもらいたいという欲求のこと


Twitter風にいうならば、RTしてもらいたい、お気に入りしてもらいたい、フォローして欲しいの3つ。この3つは、Twitterを使い続ける上で大きなモチベーションにはなるのは間違いありません。

 

しかしそれゆえに他者の承認だけを得ようとし、他者から自分を肯定してもらう為だけにTwitterを運用する人も中にはいます。


例えばあるアニメ画像を添付し「このアニメ好きな人RT!」と呼びかけたり、「◯◯クラスタと友達になりたいからRTして!しれくれた人はフォロー100%」など呟く人もいます。

上の行為は当該アニメが好きな人と繋がり合いたいから、「RTすることであなたを発見できるので友達になりたい」という意味ではなく、RTされる行為に快感を感じているだけです。フォローを求めることもまた然り。


つまりRTやお気にいり・フォローを要求するツイートは、誰かからの承認が喉から出るほど欲しくて堪らないことの裏返し―――だと私は思っています。



こういう人たちはTwitterを続ける最大の動機が、他者から認めてもらうことだけになっているので、過剰な発言で興味を引いたり、わざと大きな主語を使って炎上させたり、フォローしろよ、ふぁぼれよ(お気に入りしろ)という言葉が飛び交うことになっていきます。

これらの行為が良いか悪いかではなく、承認欲求のなれの果てになってしまえば、心の調子を大きく崩すことに繋がることは間違いありません。

誰かからの承認を得られなければ一日中不安だとか、誰かに気に留めて欲しくてRT乞食になり欲しい欲しいと叫ぶようになったりとそんなふうに。


ただこの「承認欲求のなれの果て」を楽しんでいる人もいるので、それはそれでTwitterの楽しみ方ではあるんでしょう。

ただ私個人としてはこの泥沼に入り込むと、心の均衡をくずすのが目に見えているので足元をからめ取られないように注意しつつTwitterを使っていきたいなと思います。

  *

ということで、Twitterの楽しみ方は4つありますよでした。

私が提示した4つは一例にしか過ぎないので、あとは自分なりに楽しみ方をカスタマイズしていけばいいかなと思います。

 

 

 

 おわり

 

 ということで、Twitterをはじめて476日間で分かったことでしたー。気づけば365日超えているんですよねー、なんか凄いです。

Twitterをはじめたときはまさかここまでやるつもりはなかったんですよね、すぐ飽きるだろうって思っていたのに……未来は分からないものですほむふふ。

 *

最近記事長すぎるよなー、と思っているんですがどうなんですかね。この前のエ口ゲアジテーション記事もやたら長いうえにそんな内容書いていない気もしますし。ぬー?

記事の書き方が変わってきたせいかもしれません。なんとなくですが。


それではまたねっ。

 

<参考> 

 

*1:2014年4月11日

*2:「お気に入り」の使い方は千差万別で、ただ気に入ったからお気に入りチェックをするわけでもありませんということを1つ。例えばリンクが貼ってあるツイートだった場合は、「あとで読む」という意味でお気に入りすることもあるでしょう