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猫箱ただひとつ

物語追求blog。アニメ、マンガ、ギャルゲーを取り扱ってるよ

噓でぐちゃぐちゃな物語を語りましょうか/『紙の上の魔法使い』感想・レビュー

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*ネタバレ注意

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これがライター業20年で培われたもの/ニッポンの書評(豊崎由美)感想

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 本書は豊崎由美氏が考える「書評観」を打ち出し、それにそって雑誌・新聞紙に掲載された他人の書評をメッタ斬りにしていくものになっている。

『ニッポンの書評』と題されているものの――巻末の大澤聡との対談を除けば――日本の書評の歴史を追ったものでも、緻密に考察した上で書評の在り方を問うものでもなく、書評家である氏が捉えた2011年の書評の現状を語るものだ。

購入する場合、ここは留意したほうがいいと思われる。

(本記事はそんな感想)

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果つることなき未来ヨリ考察―『描かない』を描いたアイラ√がただただ美しい―

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*ネタバレ注意

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テキストは悪文だがそこを差し引いても満足できるRPGだった。天秤のLa DEA~戦女神MEMORIA~感想レビュー

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(1)概要

1999年にエウシュリーから発売された『戦女神』、これに新要素・新展開を追加したのがリメイク作『天秤のLa DEA~戦女神MEMORIA~』である。

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アニメはなぜメタ表現作品が少ないんだろ

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ここで言う「メタ」とは、「物語/キャラが物語/読者について言及する」ことを指している。

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原理的思考に固執するのは子どもの、子ども地味た考え方に過ぎない。でもね(ギャングスタ・リパブリカ)

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「私が原理を重視するのは、それが価値を生むからだ。目的達成のためじゃない」

――時守希(ギャングスタ・リパブリカ)

 

「原理」とは多くの物事を成立させるための根本的な法則であり、事象が依拠する最もはじまりの場所である。それ自体が何かに依存せず、またそれ自体が何かに由来する第一義。

だがここで言う「原理的思考」とは"原理的"と言っているように厳密な始原である必要はない。「当人にとって多くの物事を成立させるための根本的な法則」であればいいし、そういった考え方を指している。

『人は自由でなければならない』『公平であるべき』『差別は許されない』といったものから、大衆の総意によって生まれた倫理、不条理をなくすための法律、不快な思いをしないようにしつらえたマナー、お店での場当たり的なルールから会社の就業規則――といったそれらが当人にとって最も優先すべき法則だと考えるならば、それが彼らにとっての原理的思考となる。

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