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作品批評は誰のために、そして何の為に(18205文字)

物語は人生をエミュレートし多視点を獲得させる力を持っている

記事の内容 ・物語は現実を理解するための手助けとなる。・そして多視点の強化に繋がる・さらにいろんな感情を知ることも可能。・8683文字 さて、「物語を読む」ということはどんな効果があるんだろう? 思うにそれは他者の人生を内在化することが可能になり…

作品を語るときに何故あなたは「外在的文脈」を使うんですか?(6154文字)

作品と文脈の主従関係が逆転した語り アニメ、漫画、映画、演劇、ノベルゲームといったあらゆる作品*1について語るとき、歴史的観点、時代背景、イデオロギー、作者といった「外在的文脈」を何故あなたは使うのか? *1:作品というと範囲が広すぎて見失うので…

作品を考察することは「☓☓のオマージュだ!」と言うことではないというお話。(1570文字)

以前に*1『キラ☆キラ』という作品をTwitterで語っていました。 鹿之助という主人公の在り方、心に抱えていた問題、薄くも鈍い現実感。きらりという女の子の家庭。不和と懊悩。生きるって?そんな私の呟きにid:DG-Lawさんが返信をします。 *1:9ヶ月前くらいに

名作ノベルゲームをアニメ化しても原作既読者が満足することは無理かもしれない (3985文字)

原作既読者が満足するのはは無理かも? 例えば原作『CLANNAD』が最高だったとしても、その作品のアニメ化が必ず「最高」ということには得てしてなりません。それはアニメ化の出来が悪いからという意味ではなく、世間的に出来がよいとされる京アニ制・アニメ…