読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

猫箱ただひとつ

物語追求blog。アニメ、マンガ、ギャルゲーを取り扱ってるよ

プレイヤーが作品価格を決められる『忘れものと落とし物』というノベルゲームをプレイしたぞい

スポンサーリンク

f:id:bern-kaste:20151123020425j:plain

満足度:★★★(3.4)

 

『忘れものと落とし物』は1997年4月に実際の日付、時刻と連動してweb上にストーリーが公開されていくアドベンチャーゲームを、2005年にWindows版で大幅な改訂・修正を行ったのが『忘れものと落とし物 for Windows』だそうだ。

(今後はWindows版を指して『忘れものと落とし物』と呼称)

私はこのWindows版をプレイしたのだが、本作はプレイ前から奇妙である。まず値段は一応予価として1,100円と定められているものの、本質的に本作はプレイ終了後にプレイヤーが「見合う」値段を決めて払える仕組みになっている。つまり0円だろうと、十万だろうと構わないことになる。

また一部のファイルを除き『忘れものと落し物』に使用されているファイルを自由に利用でき公開、配布、さらにはパッケージまで販売可能だと公式HPにて明言している(すげーな)。ただし以上の権利を有するのは本作を最後までコンプリートする事がその条件だというのだ。

誰が読んでも奇妙な利用規約だと思う。

 

本作をコンプリートしたプレイヤーは、「ユーザ権」を所有します。

ユーザ権を所有したプレイヤーは、本作に対し下記の権利を所有します。

  •     一部素材集を使用している「sound/e_**.wav」および外部dllファイル「wuvorbis.dll」を除き、本作に使用しているファイルを自由に素材として使用することができます。
  •     本作の配布時パッケージ(myself.zip)を、他者に対し、自由にコピー、配布(P2Pを含む)、公開することができます。


逆に、本作をコンプリートしていないプレイヤーは上記権利を所有しません。ご注意ください。
なお、ゲームコンプリートの際には、ゲーム画面に「ゲームをコンプリート」した旨の表示が行われます。

 

――http://license.languex.jp/009/asaka/license.html

 

ゲームをコンプリートしました。オークション、フリーマーケットにパッケージを出展、譲渡、販売できるのでしょうか?

可能です。
その際にはユーザーID を破棄してください。

LANGuex では「そのゲームを LANGuex よりご購入頂いた方」以外へのユーザー ID の再発行を行いません。

――LANGuex License version 0.9 for 忘れものと落とし物

 

 

ちなみにこの利用規約はゲーム開始前に必ず読むように設定されているのだが、ま、詳しくは上記リンクを見るか、インストール時に読めばいいと思う。

 

 

1)『忘れものと落し物』はどんなゲームなのか?

 

本作は謎が謎を呼ぶストーリーでありミステリ作品ととらえてもいいんじゃないかと思う。ネタバレされた者は顔をしかめる感じにそこが本作のおもしろさの核であり、ネタバレダメ絶対的な作品でもある。

あらすじは、ゲームセンターに足しげく通う少年が筐体の前で30分近く微動だにしない少女に声をかけ、恋をしていく物語。漫画『ハイスコアガール』が好きな人は気に入りそうなゲーセン独特の雰囲気がある。

 

f:id:bern-kaste:20151123013129j:plain

 

ちなみに『忘れものと落し物』はアドベンチャーゲームであり、上画像の「日記」をクリックして物語を意識的に進めるようになっている。

たとえば最初は「1日」と「3日」しか読めないのだが。その日付の日記を読むことで次の次の次の日である6日の日記を読めるようになるし、次は7日、8日というふうに読める範囲が増えていく。

一日一日、主人公の日々に何が起きたのかを読んでいくテイストであり、これが本作の魅力の一つだ。

 

だからノベルゲームというよりはやはりアドベンチャーゲームの類なのだろうな。下画像のように読む部分を自分で選択していく事もあるし、そして選択した場所によってテキストの表示形式も変われば、主人公も入れ替わっていく。

これは楽しい。

 

 

f:id:bern-kaste:20151123021034j:plain

 

 

f:id:bern-kaste:20151123021037j:plain

 

 

f:id:bern-kaste:20151123021038j:plain

 

 

ちなみに立ち絵はなし。ボイスもなし。

ここまではいい。だが本作は音量調節もできないし、所々文字スピードが自動化される演出にストレスを覚えたりもした。

前者はプレイ時に‘PCのマスターボリュームをめいっぱい低くしなければならないし(じゃなければ鼓膜が破れる)、後者は自分の意志でクリックして新しい文章を表示させることが叶わない場面がやたら多すぎるのは嫌気が差した……。これはそういった演出が嫌なのではなく「数が多」すぎることが嫌なのだ。

本当に限定的な場面なら分かるのだが、10個前後かそれ以上の場面で文字が自動化されるのはうーむむとなってしまう。

 

 

2)『忘れものと落し物』をフリゲとして見るならば

 

冒頭の満足度★★★が示している通り

「悪くはない、でも際立って良いという程でもない」

というのが私感だった。

悪くはないし、ゲーム内の雰囲気は好きなのできっとはまる人もいるのではないかと思う。人には薦めたいとは思うものの、それはあくまで「フリーゲーム」という認識ならばである。なので予価である1,100円を払うかといわれれば払わないかな、ごめんね。ただこの記事を読んで興味を持った人にはやって欲しいなと思う作品だろうか。

 

ということでDLページを貼っておくのでよければどうぞ。

ぺたり。

http://insertcoin.languex.jp/download.html

 

 プレイ時間は正確に計っていないが10時間まではいかず、5時間くらいだろうか。

 

こちらのゲーム紹介記事もどうぞ