満足度:★★★+(3.8)
あなたは恋を知っていますか?
あなたは愛を知っていますか?
それに、どれだけの価値があるのかは知っていますか?
プレイ時間 | 16時間 | ||
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面白くなってくる時間 | 9分 | ||
退屈しましたか? | ちょっとだけ | ||
おかずにどうか? | 使えない | ||
お気に入りキャラ | 立木ひばり/白崎狼子 |
公式HP│ 【本編無料】Sessions!!~少女を監禁する事情
ダウンロード方法分かり難いと思うんで、下の画像見てください。
クリックする場所はそこです。↓
『Sessions!!』のポイント
・ 物語が複数に分かれている短篇集ノベルゲーム。
・ 1つの物語は約3時間。区切りがいいのでさくさく出来ます。
・ 愛とか恋とかそういう物語。でも苦くも痛々しいそんなお話。
・フリーアダルトゲーム。つまり無料です。
『レミニセンス』を終えたので、次は何やろうかなーと思ってたところ箸休めに『Sessions!!』をプレイしてみることに。やっていくとグイグイ魅力に引っ張られてあっという間に終わっちゃいました……。こういう空気感たまんないっ。
無料のADVなのでエ口ゲってなに?ノベルゲーって食えんの?って普段疑問だった方は是非プレイしてみてはどうでしょうか(チラチラ)
それと個別の物語感想を見てもらえると分かるんですが、好きじゃなかったらこんなに長文書きません!!笑 本作品が魅力的なのは保証しますよ!楽しかったです。
<!>ここから本編に触れていきます。ネタバレ注意。
愛ゆえに
第一部『別れさせ屋のアイロニー』は、愛に唾かける物語だ。
別れさせ屋という人様の恋を踏みにじり、運命をでっちあげるクズ以下の職業が存在しゲロ以下の男女がいた。それが立木ひばりと獅童宗谷である。彼等はもちろん愛を唾棄する側の人間なのだが、でも愛という情念を愛してもいた。
特に立木ひばりは顕著だよね。
彼女が人の恋を蹴飛ばすのは、愛が下らないものだと信じたいからだ。しかしそれは翻って立木ひばりが愛に執着していることにも繋がる。必死で愛を求めているからこそ目につく愛を嘲笑うのだ。
けれども、ある時、ひばりは愛を知る。獅童という男に初恋し恋を覚えそしてフラれる。獅童には心臓とも呼べる兎子というパートナーがいた為、ひばりの愛には応えられなかった。
でも立木ひばりは諦めない。彼女は次なる愛を探す旅に出ることを宣言する。獅童に感じた「愛」がもう一度見つかるかなんて分からないし、自分が感じたものが本当の「愛」だったかなんて分からない。でもだ!でもでも手を必死に伸ばして伸ばして掴みとろうとするしかないんだよ。それが愛がなんだろう、求めずに入られないイデアの住人。
「お前と、友だちの儘付き合い続ける事も、きっと出来るよ。それはきっと楽しいんだろうけれど。……けれど、ボクは探さなきゃいけないんだろうさ。だって、ここに『在った』んだ。……二つとない理由は無いだろう?」
――ひばり
―――もう絶対に手に入らないと理解しながらも手に入れようとする。
そんなヤツが私は好きで好きで堪らない。だってすごく人間臭いでしょ? 矛盾を抱えて生きれるのは人だけなんだからさ。
立木ひばりが求めるのは、氷細工の溶けないバラ。氷で出来ているに関わらず、溶けないバラ細工。つまり彼女は、獅童に視た「愛」を別の場所で別の誰かにも見いだせると言っているんだ。そんな果てのない旅に行ってくるよと宣言してきた。
それはなんてirony。皮肉が効きすぎているとも言える。ふふ。今まで愛とか好きとか抜かしているクソ恋愛脳どもをせせら笑っていたひばりが、愛を探求しにいくんだぞ?嗤わずにはいられないだろくく。
そして、私は思うよきっと見つかるって。
確かにひばりは獅童に愛を感じたんだ、なら見つかるさ。愛は決して馬にぶら下げるニンジンではないからね。幸せはニンジンだとは思うけれど…でも愛はちゃんと在るよ。うん保証する。それは獅童に感じた愛ではないのかもしれないけれど。
第二部『HAPPYEND STORY』では、天使とジンの物語。ジンは生きる為に大勢の命を奪ってきた。お金の為に撃鉄を上げ、生活の為に引き金をひいた。それさえこなしていれば満足のいく家庭を維持できたからだ。
ただ彼は優しすぎたんだろう、そして死者を想いすぎた。死んでいった者の無念に心を痛めすぎた彼は、いつしか自身の罪を贖う方法を探し始める。
―――大切なものを壊したら大切なものを壊されるぐらいに悲しむこ。そんな小さいころに教わった母の言葉を思い出し、贖罪の方法として自分が最も後悔する手段を選んでしまう。それは【愛】を壊すこと。
愛した者を自分の手で殺し、幸せを強制的に終わらせる。これがジンにとって唯一できる"Happy End"だった。
俺は、それでも嘆かなくちゃいけないんだよ。
沢山の人々の、大切な人を奪ってきたんだ。
沢山の人々の、幸福を終わらせてきたんだ。だったら俺は。
だったら、俺も。―――最も大切で愛している人間を、失わなければならない
それも、自分の手で。壊さなければならない。
それは、俺の罪だから。俺が手を下さなければならない。
それは、幸せであるなら、あるほど良い。
(ジン)
もしジンが幸せを壊ささないことを選んだとしても、彼は罪悪感により精神を狂わせていくことになる。天使はそれを「残滓になっていた」と言う。逃げるだけ目を背けるだけの人以外になっていたんだと語った。
つまりジンはどちらにしても__幸せを破壊してもしなくても__私たちが考えるHappy Endとは程遠い最期を迎えることになっていた。幸せを破壊すれば残酷なほどの後悔が待ち受け、幸せお破壊しなければ罪悪感により残滓とて生涯を生きつづけることになる。
しかしこれを回避する唯一の存在が、天使・こころだった。こころがいたことで、ジンは幸せを破壊する/しない、どちらをも叶えないままに笑ってEnding(死)を迎えることが出来たのだ。
それは「ハッピーエンド」とは名ばかりの、最低級のハッピーでエンドだったわけなのだけれどそれでもHappy Endには違いない。だってジンは最期笑っていたんだ、苦渋で逝ったわけじゃない、なら幸せだったんだと私は思うんだよ。
そしてね、ジンが最も叶えたかった願いは「幸せになること」だったんじゃないかって。彼は自分の願いを一度もこころに伝えてはいなかったけれど、でもそんなのは見ていれば分かる。
ジンがケロイド状の手を遠ざけていたのは不幸になれることを恐れていたからだし、ジュリアに結婚しようと思わず言葉にしちゃったのも幸福を掴みたかったからだし、愛したこころを殺そうとしたのも幸せになりたかったからだ。決してケロイド状の手が指し示す"あっち"には行きたくなかったから。
「…………ァ、…………ァ」
こぼれているのは涙だった。
幸せになりたい。幸せになりたかったんだ。
……愛されたかった。愛したかった。それだけで
――ジン
幸せを本気で願っても、天使という超常の存在が力を貸してくれても、純度100%の幸せを掴むことは難しいんだよ、きっと。きっとね……。幸せの為に愛を支払おうとした、そんな男の物語だった。
第三部では、切り捨て切り捨てられた愛の物語。
それは愛故に、愛する人を切り捨てていく人間たちのお話である。羊子は両親を愛していたからこそ人間を棄てて機械になることを望み、羊子の両親は娘を愛していたからこそ、我が子を機械化させることに涙し研究を死に物狂いで完成させようとした。
白崎狼子は信念の為に、家族を殺し、障害物を全て殺してきた40年間だった。人類という「群れ」の為に生涯を捧げた女性である。ゆえに「個」である1人の人間を彼女はうまく愛せない。
桐原龍平を好きだと想っても、愛していても、その愛に応えることは出来なかった。つまり彼女にとって愛は絶対的な価値を持っていないということになる。愛よりもっと大事にしているものがあれば、さらりと切り捨てることも出来てしまうそれもきっと愛。
桐原龍平は、狼子に愛を伝えるも振られてしまった。そんな切り捨てられた側の人間だが、彼もまた猿飛という友人への愛情を切り捨てた。羊子という機械少女を愛すことを決め、今までのように旧友の病室に足を運ばないとそう告げた。
そんな切り捨て・切り捨てられた愛がそこら中に転がっていた。
愛に唾を賭けながらも必死に探し求め、
愛を壊した先に幸せを望み、
自分の愛を殺した人間たち。
【Session!!~少女を監禁する事情~】―――これは幾層にも捻じり曲がった愛の物語。
もしかしたら唾棄すべき
けれど賞賛に値する物語
きっとそれを決めるのはあなたでしょう
贈るのは拍手でしょうか
それとも、罵声でしょうか
これは、あなたの決める物語
単純には人を愛せない捻くれ者たちの物語。
私は賞賛と拍手を贈るよ。そして祈りと感謝も一緒にね。愛故に愛ゆえにふふ。
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はいここから感想です。
いやー楽しかった。お気に入りは第三部と桃太郎のお話。やっぱりバトルは良いですね熱い、とにかく熱い。正義さんの紫電マッハ3は熱い。さらに武器が杖ってマニアックだなあ……って笑。
どう考えても杖は武器として性能不十分、リーチの低さから攻撃に回ることは出来ず、防御一辺倒の戦略の組み方しか出来ないのですから。正義さんが手にはめる紫電もここぞというときにしか使えないという余りにも戦闘向きではない戦闘員か……と想ったら杖が【槍】に化けて「……にゃぬう?!!」みたいなね。
まさかフェイクだったとはね、やりますね正義さんもう少しで惚れそうですよ?ニヤニヤ。
桃太郎も【時間歪曲】の能力が熱かった。金鬼に桃太郎の頭をふっとばされたときに「死んだ?!」と想ったのも束の間の戦闘続行は胸が滾ります。よく考えてみればこういうバトル物、私は大好きなんですよね。
とはいっても『別れさせ屋のアイロニー』みたいな心理的/愛/統計学みたいなのも大変お好み。ただ朝顔・ちんどん屋・踊・祈・探偵といった具合に知らない人間が多すぎて、わりと混乱してしまったり。←有料のSessionの方のお話にきっとでてるでしょうねこやつらは……気になるー。
あと椎名のお母さん(おそらく名前は赤風)の話しもちらりとでてきて、「えうっそ私知らないぞそんなの?!」みたいなばっかでちょい悔し目。知らないことがあるとついつい知りたくなる人間の性、好奇心は猫を殺しますよにゃー。
……。『強盗、娼婦のヒモになる』の椎名の母、私大好きなんですよね。あの到底理解できない感じ、狂っている感じ、【他者】だなーっていう感じが最高にキュート。最果てのイマの本堂沙也加とか、はつゆきさくらの小坂井綾が好きなのも【絶対的に理解できない心象風景の持ち主】だからこそだと思うんですよ。
理解しても理解できない不理解・不可解・不明瞭の塊である人間がラブです。ふふ。
立木ひばりと白崎狼子へのラブっぷりも大分極まっているんですけど、それは個別感想に書いたのでそこらへん参照して貰えればなと思います。
→"Sessions!!~少女を監禁する事情~" - 記事一覧
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立木ひばりが愛を探求し→ジンが愛を手に入れ→狼子さんが愛を殺すこの一連の流れが面白い。時間軸的にはつながってはいないだけれど、【意味】だけが流れ入っている感じなのよ。ね。
あと個別感想でも触れた【愛の正体】【記憶欠落の不安の正体】の答えがようやく、本当にようやく掴みとることが出来て私は歓喜しました。打ち震えた。やっとここに辿りつけたんだと想ったし、探しているものが見つかったときのワクワクドキドキ感は本当に異常ですよ。くくく。
思考を澄まし刀のように研ぎ、磨いていく。いつの日か切ることが叶わなかった概念を両断する為にひたすらに。それはとても楽しいことで、そして面白いこと。これを目的にしているわけじゃないのだけれど、何か勝手に思考と思考が繋がって勝手に手が届いているんですよね。そんな感覚です。
ここから先は、気に入った言葉と、おまけの感想をだらだらと言っていきます。よろしければもう少しお付き合いください。とは言ってももう大したものじゃないんですけどね。
―――心に残った言葉がたくさんある物語は良い物だと思うのですよっ。
心に残った言葉
立木ひばり
「整形に走る奴らの気持ちも分かるぜ。親から貰った体なんて言えば聞こえは良いが、別に貰ったものを削って見栄えを良くしても悪いという道理は可笑しいだろう?刀は研ぐものさ。或る意味では投資だ。中国語講座に出るよりは有意義かもしれないな」
――ひばり
「それに、ボクはちんぽだったら何でも良いわけでは無いのさ。お前のペニスがいいんだよ。分かるか?それが愛だ」
――ひばり
「――――なあ、理解出来るかい?興味もない会社に就職して、特に意味もなく安定を求めて、ぬるま湯みたいな家族を作りたがる奴の気持ちをさ」
――ひばり
その人がまるで大切な宝石を見るかのように愛でている物を足蹴にすることで、私は本当に安心するのだ。
良かった、恋は、愛はこんなに下らない。脆く、醜く、安っぽい。私が手に入れられなくても構わないさ。なあ、そうだろう?首肯しろう。
――ひばり
「勿論、それだけを待つつもりは無いよ。氷細工の溶けないバラを、ボクはずっと探し続ける」
――ひばり
祈
「法も道徳も、結局は人のために在る物ですからね。人は群だが……でも同時に、個だ。だから実は守る必要なんて無いんです。自分が必要ないと感じたら」
――祈
狼子さん
「それじゃあ、詰まらないわ。考えなきゃ。考察しなきゃ。だって、それは甘えだわ。識る事が出来ないから考えないの? それじゃ、人は人を超えられない」
――白崎狼子
おまけの部分感想コーナー
人は死んだら、江戸時代程度の医療しか受けられない
「こういう言葉があるんだ。『人は死んだら、江戸時代程度の医療しか受けられない』ってね」
「この国に、200人以下しか検視官は居ないんだよ。でも、年間約15万の変死体が出るんだ。だったら、薬物を精密にチェックすることも出来ないでしょ?だから、結構検死っておざなりなんだ」
――椎名
面白い言葉だなー。にゃるほろねー。
椎名に兄弟いるとか知らなかったぞ、というか三人?!どどどどゆこと!
赤風のこともっとしりたい母上ー。多分フルセットについてくるんだろうか→強盗、娼婦のヒモになる、のさ。悩ましい。悩ましいぞ。
鵺(ぬえ)は語った
鵺「……本当に、整えられたゲームバランスだよね。私は時々無性に、此処がなんだかとても嘘臭く思えることがあるよ」
「……嘘臭い?」
「そう。周りをよく見て、桃太郎。細部を確認して、じっと見つめて?……なんだか、良く出来過ぎていて。私は、怖いよ」
「……」
桃太郎に、その感慨は理解出来なかった。何のことか、さっぱりだった。桃太郎が鵺を見つめていると、鵺は照れくさそうに小さく笑う。
「ごめん。語っちゃったね。相手が桃太郎じゃ無かったら、■■だったね』
「そうなのか…?」
「そうだよ。語っちゃう奴は、痛いんだよ。押し付けがましくて鬱陶しいんだ。だから、詩だとか俳句が生まれたのさ」
「なんで?」
「分かり難いから」
「……?」
「いつか、分かると良いね」
そんなこと言うなよ、ね。と思いつつこれは鵺の照れ隠しなんだろうなとも思った。
傍目からみると「詩」は痛いかもしれないむず痒いかもしれない、でも私的に素敵だと思うんだよ。詩とか俳句は感受性のベクトルが似ていないとうまく理解できない代物になったうんだけどさ、でもさ、なんか良いじゃん。なんとなくなんとなく。
運命<帰結点>
―――桃太郎が想っていたのは、帰結点。
人に、生きる意味があったのだとしたら。
それを、信じても良いと言うならば。
それが、在ると知らなければならないならば。
これを、運命と呼ぶのだろう。
生きる意味か。―――なんて、随分と下らない。
運命は流れであり線であり糸であり、帰結する点を内包している。そんな概念。
因縁果、この3つすべてを一つの線で貫く、そんなのを想起した。
大丈夫。「意味」だけはそこに残り続けるから
一人残された鵺は、ふぅ、と小さく息を吐いて、両膝を付いて、桃太郎の遺体を優しく抱いた。
「―――君の生は、これだけだったね」
それは、悲しいことだった。彼が成長したら、どんな風になるのか、ほんの少し楽しみだった。
「……でもね、私は、…私だけは、きっと。……それだけだとは、想っていないよ」
「出会ってくれてありがとう、君に。……楽しかった。忘れない。絶対」
「残したよ。ちゃんと。それは、意味では無かったけれど。ただの、結果だけれど。……ゆっくり、眠ってね。そこは、優しい事を願っている」
小さいキス。桃太郎自身と、鬼との混ざった先決に彩られた彼の額に。
――鵺
桃太郎の生はほんとうに呆気なかった。電源コードを引き抜いたときに起きるテレビの"ぶちん"という電子線。ぶちん。あんな感じに生が引きちぎられて終わった。
鵺は残したと語る。それは意味ではないけれどとも。私はそれを見て想った。桃太郎の存在は、鵺という女の子の感情を揺らしている、愛を覚えさせ、悲しみを感じさせていた。
それは桃太郎という「意味」が拡散し残留した結果なんだと思うんだよ。意味はあったと、残り続けていると―――そう思うよ。思うって言葉ばっかだねふふ。
コノハサクヤヒメと霊とバニー?
「ていうか、コノハナサクヤヒメは人気あるよね。名前も華やかだし、反映と美しさの神様だし。某ゲームで持霊にもなってたし」
――散琉
このあと咲耶から「持霊じゃないよΣ」と突っ込まれるが……これはもしや『はつゆきさくら』のことなのかな?と想ったんだけどどうなんだろ。
というか「コノハナサクヤヒメ」と聞いたら「コノハサクヤ」しか思い浮かべられない人は私ですΣ
言論の自由は?
「言論の自由はお互いにあるんだよ」
―咲耶
ね、そのとおりだよ。読み手は話者になるし、話者は読み手に簡単になりうる。話し少し変わるんだけど「嫌なら読むな」という言葉あるじゃない? でもそれって相手の閲覧・発言の自由を奪っている主張なんだよ。さらにその言葉は自分自身にも跳ね返ってくると来ている。
「嫌なら読むな」。
最初から嫌っているならば誰も読もうとなんかしないのです。読みおわってからやっと嫌いだと分かるものです。嫌だったものに「嫌い」「ツマラン」「なんだこれ」と発言してしまうのも無理からぬことなのです、だって「嫌なら読むな」と言っているあなただって、詰まらない記事や詰まらない作品に出会ったら沈黙しないでしょう? そういうことです。
だからこの言説は、感情的には理解できても、ロジック的には通してはいけないものなんだと思うんですよ。
それではまたね。またどこかで。
バイバイ。
<終幕>