猫箱ただひとつ

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「SCE2」メッセージメモ。考える際にどうぞ

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本記事は「SCE2」というフリゲに関わるものである。

管理人が重要だと思った場所のメモ一覧となっているため、「SCE2」を考えるさい完全網羅できるわけじゃないが助けになるだろうか。

後日このゲームの感想をあげる予定だが感想が混じっていないテキストもあったほうが後々便利になるのではと考えた。誰にとって? さあ。でも見やすいと思う。それじゃダメかな。どーでもいいよ。

―――断っておくがこの記事はもちろんSCE2をクリアした人向けだ。なので未クリアな人は見ない方がいい、楽しめなくなってしまうから。


「あなたはクローバーと会話したことがあるか?」
サクライという単語に聞き覚えは?
「彼女がカップラーメンを食べる場面については?」


この質問に「YES」と答えられる人向け記事である。よく判らなかったらあなたはまだSCE2をクリアしていないのでクリアを目指してほしい。

ではどうぞ。

 

 <ネタバレ注意>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 SCE2

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< キャラクター図鑑>

リアス

リアスは勇気と突破意思の象徴である。
彼に特筆すべき能力はないが、彼を中心に物語が回る限り、彼は永久に主人公である。

誰がどうしても決して得ることはできない「主人公である」という事実を持っている時点で彼はそうした絶対的な使命を持つキャラクターであり、同時に物語を進める地獄の責務が待っている。

しかし、彼は……あるいは、「今回の彼」は、何か重大な秘密を隠しているようだ。物語を進める為のコマでしか無かった彼とは、何かが違うらしい。

――1ページ目

 

リアスのスキルは、無し。
けどそれは、ゲームシステムとして見た時だけの噺で、彼が信頼を得るのは、それなりの理由があるような。

しかしまぁ、ゲームを遊んでいるだけは判らないよね。
みんなも「あいつの隠れた良いトコロ知ってるけどな~」っていう事、あるでしょ?

強いていえば、主人公としての佇まいを見せる事が、何よりも他者には決して実現できない能力です。

それってどういう事なんでしょーね。

――2ページ目

 

リクケイ

リクケイは知恵と停滞の象徴である。

探索中に見つけたよくわからない物も、
彼女の知識と蔵書に照らし合わせれば、
「それが何なのか」顕在化する。

彼女はチームにとってなくてはならない存在であり、運命もまた彼女を無くしない。
リクケイは、なぜか目を合わせてくれないが、
昔、リアスがその理由を尋ねる時、
「異なる時間軸の二人が顔を合わせてしまうと、タイムパラドクスが起こり宇宙が滅ぶ」
等と意味不明な事を言われたっきりである。
まじめに語る気はないらしい。

――表ルート・1ページ目

 

(何故か破り取られていて読めない)

―― 裏ルート・1ページ目

 

 エスチャリー

エスチャリーは文明と発展の象徴である。

彼女の知識や知恵、勇気や信仰は不足気味だが、技術と直感は誰よりも優れている。

彼女自身で出来る事はそれほど多くはないものの、手足として彼女を使う事が出来る誰かにとって、その存在は必要不可欠な風に映るだろう。

しかし、実際に「彼女が必要かどうか」は、彼女や回りが決める事ではなく、その結果において逆説的に導かれる物でしかない。

 

ラグーン

ラグーンは美と安定の少量である。

私達モグラの中でも唯一の地上出身であり、生前は傭兵として西へ東へ戦い続けていたと言う。

一箇所に留まる事を知らず好き勝手暮らしていた彼女が、どうして私たちの所にやってきたのだろうか。その事を彼女は私達に語りたがらない。

地上の生活に疲れた、とか、
いい加減身を固める必要があるから、とか、
こっちの暮らしに興味があったから、とか、
彼女はいつもその場限りの適当なウソを吐く。

 

 

ベーシン

ベーシンは温故と秘匿の象徴である。

統一感の無い生活を営んでいる私達の中でも、ベーシンのそれは徳に時代錯誤かつ、全く時勢を反映しておらず、挙句の果てには自室をバーに改造してしまう。

壊れてるようにしか見えない古風な銃を持ち歩いたり、土中生活に無縁な装具を常に纏っていたり、とにかく彼の言動は全て理解に苦しい物だ。

まるで、どこか別の時間から迷い込んできた、
そう錯覚してしまえるほどに。

 

 

(フィヨルド飛ばしてトレンチ)

 

トレンチ

トレンチは平凡と欺瞞の象徴である。
双子の姉フィヨルドと共に、日夜特殊な宗教を崇める精を出している。

けれどトレンチは実はそんな姉に嫌気が差している。彼女は姉の言うような宗教に浸水していないし、もっと純粋で、ありふれた、具体性のある、

経験と実績に基づく繰り返しか信用していない。

それ以上にトレンチは姉思いだから、姉の前では姉を困らせる態度を取らないし、それ以上にトレンチは厭世的だから、わざと距離を置く態度を取る事で、自分の立ち位置とやるべき事を常に明確にしている。 

  

アイリア

「アイリア」は切磋と崩壊の象徴である。
モグラとしてその生を受けたにも関わらず、土中で生活する事を是とせず、地上と暮らしてる。

モグラは地上に住む人間から一見で判別がつく為、その地上での暮らしは隠遁と隠蔽の連続のようだ。

そうまでして地上に固執する理由は何なのか、彼女は今どこで何をしているのか、それは私達が秘密を抱えているように、誰にもわからない事だろう。
――1ページ目

 

アイリアは能力を持たない。
リアスと同じ様な意味合いに聞こえるが、アイリアの場合そのアイデンティティの全てが「能力を持たない」事に集結している。

つまりアイリアは、
「能力を持たない」という能力を持っている。
「無属性」と属性「無」の違いみたいなモンです。
少し難しいかもしれないけど、
そういう事なのです。 

――2ページ目 

 

 

クローバー

クローバーは現実と構造の象徴である。
彼女は(あるいは彼)、どの世界においても、
クローバーとしてしか存在しない。
それは彼女がクローバーである理由にも基いているし、
何より「彼女」に与えた役割が、
クローバー以上の意味を持たないのだ。

それは例えば前の主役がチョイ役で次に出るように、
それは例えば栄光が歴史として語り継がれるように、
それは例えば記憶から消えた夢が伝説になるように、

彼女は彼女の存在自体が構造をモチーフにしていて、
故に彼女はその体を、半ば、ただの自己主張にも思えた。

 

 

社会の教科書 

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削岩機

攻城用、奇襲様、工事用など、元の用途は様々。

ただし、すべての機体から武装は取り外されており、ドリル以外の武装、抗戦能力は存在しない。
しかし、埋め込まれた位置探知システムの一種によって自動的に管轄外への移動を禁止する機構等が組まれている為少なくともほかの「モグラ」と鉢合わせする事は有り得ない。

基本的に提供されているのは、型落ち機種がほとんどだが、稀に高性能な現行機を貸し出されている団体も存在する。

モグラの扱いは至れり尽くせりのように思えるが、その実、長期間の戦争でほとんどの物資が尽きた軍隊が体良く資源の拡充を行おうとしているだけに過ぎない。

モグラに割り当てられた区画の大部分は採石場の跡地であり、
現実に希少な鉱物を発見したモグラは、
有無を言わさずその住処を追い出されている事もある。

 

人は空を目指す

幾らモグラの生活が悪くないとは言え、そこには夢も希望も無い。

雑然とした世界の繰り返しの何が楽しいのか。人は生まれながらにして旅をする宿命を背負っている。それに背く事こそが愚かな行為だと言えるだろう。

例え死の危険を冒しても、
無限の孤独に襲われようとも、
安定した生活と程遠い未来が待っていても、
人が人として生まれたからには、戦わなくてはならない。

人は高みを目指さなくてはならない。
地下に潜っている場合ではない。

重力とか、引力とか、そういうものを振り切って、
どこまでも上へ……

 

泥の夢

モグラは時々、見た事がない世界の夢を見る。

それは単なる空想の物語なのか、まだ見た事の無い世界への馳せる思いなのか、DNAに刻まれた原初の記憶なのか、(誰も調べる人が居ないから)わからないが、きっとそれは「モグラが見なければならない」景色だ。

世界はどこかで繰り返している。
一度見た景色はいつかまた巡ってくるし、その一方で、一度見た世界が巡ってくる事は二度とない。
寂しい話だよね。
そうかな。

 

「この世界」について

最初にその少女たちが見つかったのは、何十年も前の事だった。
死んだように何ヶ月も眠り続けた彼女達は、
ある日何の前触れも無く目覚めた時、
多くの研究所達を驚かせる一言を発した。
……
それから今日まで、
何度も何度もこの歪な「ゲーム」との軋轢は続いたが、依然としての彼らの目的は判らないままでだし、逆に「ゲーム」を肯定する者すらこちらに増える始末。

本人の意思はどうなる?
家族の意思は?
つーか私らの残業も増えるんですけど?
マジいい加減にして欲しい!
というようなお話です。

 

 

 

 

 

散りゆくいまを座して過ごす

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むつみが突然眠り込む時のバックログ会話

「ごめん、やっぱり今日は無理みたい……なんだか私……眠くなって……きろくちゃん、私本当はね」

「どうしても忘れちゃいけないことが」

「え、おい、ちょっと待てよ」
「……だめだ……ねむい」

(一瞬ノイズが入る)
「もしいますぐあの時に戻れるなら……」

バックログ参照すると文字が改変されてる>

 むつみ「きろくちゃんは、私のことを……」
 「そうじゃなくってね、きろくって名前には別の意味があるんだよ」
「違うの。確かに凄く物覚えが良いから記録ちゃんって名前も悪くないんだけど、」

???「は? 記録? 意味わかんない名前だな。ま、お前が呼びたいように呼べばいい」

むつみ「きろくちゃん、って呼んでいいかな」

???「なんだよ」

むつみ「ねえ」
「……」

???「そんな名前で呼ぶ限り、お前も他の奴らと同罪だ」

むつみ「……」

???「嫌いなんだよ。その名前も、その名前を付けた奴も、その名前で呼ぶ奴も、全部」
むつみ「……何で?」
???「知らん。だけど、その名前だけは使うな」
むつみ「ご、ごめんなんて呼べばいいのかな」
???「何だよ。その名前で呼ぶなって言っただろ」
むつみ「ねえ。―――ちゃん」


記憶を遡る中で、遠い昔に忘れていた、何かに辿り着いた。

 

そーこさんとの後日会話

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「……きろくちゃん……きろくちゃんの」
「……思い出した」
「そうだ……俺の名前は、キロクじゃない」

 

 

「おはよう」
「おはようございます、そうこさん」
「おはよう」
「ん……」
「その顔、やっと思い出せたのかしら」

「……ええ」
「俺の事を、『きろく』なんて呼ぶ必要は……あなたにはないでしょう。あなたは俺の本当の名前を知っているんだ」

「ま、それはそうね。でもあの名前、あなた嫌がるから」
「私、人が嫌がる事ってあんまりしたくないのよね」
「……」
「……ねえ、きろくくん あなたはもう、あの名前を受け入れた?」

「判りませんよ。ずっと『きろく』って名乗ってたんだから。急に名前を変えろって言われても」

「でも、名前を毎日呼んでたでしょ。彼女だってそう……毎朝ちゃんと『呼んでくれてた』」

「どうだったかな」
「もっと仲良くしなきゃダメよ~。もう遅いかもしれないけど」

「俺には判りません」
「なにが?」
「……」
「あいつが望んだように、『きろく』として、毎日を漠然と繰り返すべきなのか……それとも、本当の自分に戻る必要があるのか」

「さあねえ」

「でも、こう言えるんじゃない?」

「毎日を漠然と繰り返す中で、『正しい世界に戻る必要がある』と感じた」

「だから今、ここにこうして居るんでしょう」

「指示語多いですね」

「今は関係ないでしょ」


「俺がやるべき事って何だったんでしょう」
「別に何も無いんじゃない?毎日がそんな風なように」
「あいつは……むつみは、何で俺に毎日を見せたんでしょう」
「理由……も、無いんじゃない?」

「大体私は、あなたとは別人なのよ あの子と違って……」

「だからあなたの事は私にはわからないし、もっと言えば、むつみちゃんの事なんて……」

「そうですよね。俺がバカだったんだろうと思います」

「でも、そうね、一個ぐらいは判る事があるわよ。」

「むつみちゃんは、あなたと一緒の時間を増やしたかった。きろくとして繋がって行くあなたを……失いたくなかったから」

「何でそんな事がわかるんです」
 「私に敵意を向けてたから、かな。思春期特有の、やきもちってやつ」
「……」
「人間らしい所もあるんだな……」
「それ、きろくくんが言うと面白いわね」

「今思い返すと、俺ってどれくらい、むつみと一緒に居たんだろうなって」

「あいつは多分、もっと俺とどうでもいい話とかしたかったと思うんです」

 「思うっていうか……したかったに違いない そうじゃないとおかしいから……」

「……」
「だって、そうしなきゃ…… 毎日毎日、家を出て、そうこさんに挨拶して、学校に行って、学校から帰って、そして気付けば次の日になってる」

 「そんな毎日の中で、一緒に居られる時間なんて限られてるじゃないですか」

 「なのに俺は……」


「あのさ」

「それを私に話してどうするつもりよ」 

「私はむつみちゃんの事はよくわからないし、ましてや代わりになんかとてもなれないのよ」

「むつみちゃんと違って、私は私だからね……」

「私が聞きたいのは泣き言や言い訳じゃなく、『あなたがどうしたいのか』という意思だけ。負け犬根性はやめてちょうだい? 時間の無駄なのよ」

 「愚痴に答えが欲しくてやる物じゃないでしょ。ただ同意が欲しくて、時間に解決してもらう為に愚痴る?もっと言えば私がやってる事だって異端なのよ」

「全く、『美人は説教なんかしない』って世界の道理があるのに」 
「……自分で美人とか言っちゃうんですか」
「……」

「俺は……」
「俺は、きろくとして生きて行きますよ」
「あいつが……あるいは、俺自身がそれを望んでるんなら」
「良いんじゃない?」
「また毎日起きて、私に挨拶して、学校に行って、帰って、寝る……」
「その毎日が楽しいなら、何も悪いことなんて無い。私だって応援するくらいはするわよ」

「楽しくなんかない」

「楽しくなんかないですけど……」

「むつみがやりたかった事をやるのも、あいつの意思に従う事かなと思って」

「それに、心構えが違えば……見える景色も変わる、かもしれないじゃないですか」

「ま……一理はあるわね。しかし百理はない」

「それも古過ぎですよ。そうこさん何歳なんですか」
「はぁ。知ってるでしょ。あなたが『きろく』って名前を冠するように、私も「そうこ」なのよ」


「いい?」
「今のあなたに私が出来る事は、これくらいしかないけど……」
「せめてあなたが、その名前の由来を思い出すまで」
「風よ、凪ぐ事なかれ」


その呼びかけに呼応するように、そっと風が吹いた。

――そうこ、きろく

 

 

 

 

 

htbr

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 htbr「ゲームについて」の会話

「……」
「まあ飽くまで、与太話として聞いて欲しいんだけど」
「生きていく上で障害となる存在を、許容せず恒久に排除し続けていたら」
「自分自身が恒久的な障害となったらどうすればいいと思う?」

 「最後の一人になるまで抗い続けるのか、いつか自分を倒しに来る誰かに従うのか」
「眠り姫は王子様のキスで目覚めるけど、その後ろでは誰かが消えてるんだよね」

「……どうでもいいか」

「凄くどうでもいい余談なんだけどさ」

「昔のゲームって、海外と日本でナンバリングが違うって事があったのよ」

マリオUSAは海外ではマリオ2だし、FF4は海外ではFF2」

「ヘンテコな例としては、MOTHERが挙げられるね」

「HTBRのRはリターンズとかリメイクとかリインカーネーションとか指すらしいぜ……」

「でまかせだけど」

 

 htbrはじめからを選ぶと出る台詞

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世界が神によって産み落とされた時に、一人の少女も世界に生まれた。

彼女の名は、   と言った。
彼女の使命は、舞台を整え、物語を監視し、正しい結末へと導かない事だ。

物語が誰かの手によって作られた時、『それを終える事』を拒否する権利は……
一体、誰が持っているというのだろう?

物語は終わりまで用意されている。
キャラクターは、自身の意思を持たない。
プレイヤーの思考停止による物語の停滞は、その完結を意味しない。

……物語として生み出された時点で、誰にも結末を回避する事は出来ないのだ。
それを止めるには、物語をそもそも完結させないか……
あるいは、最初から無かったことにしてしまうしかない。

「物語の続きが訪れない」事を喜ぶのは、どうしてなのだろうか
何も期待しなければ、何も失うものはないというのに、
ただそれだけの事を出来る人間が、一人も居ない事実と……

少しばかりの時間の無駄が、起きたばかりでほんの少し寝ぼけていた、
彼女の目を覚ますのには、十分な余韻として機能した。

 

 

 

25層でのイベント

彼女が生まれた時に与えられた物のうち、幾つかは彼女を成す事に貢献しなかった。

蔓延するサブカルチュアや、生きる上で不要な雑学がそうなのだが、中でも彼女を苛つかせたのが、「彼女自身」を他人と比較させる知識だった。

背の高さ、乳房の発達、スタイルの良さ、思慮深さ、感情の豊かさ、知識の豊富さ……
心身ともに深く関わる事まで、彼女は常に一人で抱えていた。
「彼女」に知恵を与えた誰かは、
副次的な記憶を彼女に処理させる事が、きっと正しいと判断したのだろう。

けれど、
現実に彼女は、
その膨大で、止め処ない記憶に、押し潰されていた。

――深度25

 

50層でのイベント

彼女に与えられた知識は、極端で異常なまでに傾倒しきっていた。
凡そ実社会において、その傾注した知識は、迫害され、白い目で見られ、愛されず
そういう被差別の元となる知識群だったが、彼女にはまるで関係なかった。

何故なら、知識の共有者たる存在が、この世界に一人も居ないからだ。
鳥が飛び回るように落書きが嘶き、犬が走り回るようにアニメキャラが蠢く。

彼女にとっての常識が、この世界における全てのルールだった。
彼女の作る偽物は、全て本物だというのに、
それでも彼女は、それらの存在と意思疎通する事を行わず、
ただ一人きりで、孤独に震えていた。

――深度50 (嘶き=いななき)

 

75層でのイベント

いつしか、
彼女の持ち得る感情のうち、「憎悪」だけが極端に発達していく事になる。

彼女はこの世界が不完全な物である事を、総合的な知識の結晶として知ってしまった。
自分はなんて不幸なんだ、と、思った。
彼女に与えられた拠り所や、その源流に基づく歪んだ「感情の流れ」は、
テンプレートやステレオタイプめいた、「悲劇のヒロイン」に等しく、
まるで物語を謳歌するヒロインのように、その表層を流れていくのだった。

「ああ、私はなんて不幸なんだろう」と。
恨むならば、
彼女の思考ルーチンがそう働くように作った「誰か」に対してが正しいのだが、
それこそ彼女はそう言った流れの中で、「この世界への来訪者」を憎むのだった。

彼女は、言わば欠陥商品である。
一人の偏った思想家によって生み出された、プロバガンダを内包した悪質な、
……
彼女は、ただ、不幸な存在だった。

――深度75

 

0層~100層の上部の言葉について

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彼女が見たり聞いたり感じたり触れたりした物について
それを共有する他者が世界のどこにも存在しないケースだと
『彼女が見た物』を証明する、あるいは存在させる誰かがいない限り
逆説的に彼女自身の存在すら未知の範疇に危ぶまれてしまうだろう。

……もし彼女が救済を求めていて、
その救済者が自分の他にいないとすれば、
彼女がその手で自らを救う為に必要な幾つかのプロセスとして、

例えば空想であるとか。
例えば発見であるとか。
例えば創造であるとか。
例えば死であるとか。

この世界を作った<誰か>は、初めに、彼女に幾つかを与えた。
知恵と、思想と、知識と、感情と、そして言葉だ。

知恵は彼女に生きる術と戦う為の思慮をもたらした。
思想は彼女がこの世界でやるべき目的を明確に堪えた。
知識は彼女の知恵と思想を支えるための礎として働いた。
感情は時として彼女を震わせ、時として彼女を落ち着けた。

しかし、言葉は彼女に何も寄与しなかった。
彼女は言葉を使わず、別の誰かの言葉を聞く事も無かった。
彼女は言葉を忘れることは無かったが、ひとつの決意をした。

この世界から言葉を奪おう、と。
この世界に誰かが来訪する事は知っているのだ。
その存在から意思疎通する手段を奪ってしまおう。
この世界に御された私のささやかな抵抗と、妨害と、八つ当たりだ。
きっと「来訪者」も、許してくれる事だろう。

 

 

ラスボスを倒したあとセーブすると始まるイベント

(ここの会話誰か知っていたら教えてください。もう一度やるのに……いいえ4度目やるのに挫折しました……)

→後日、この部分のログコメント投稿者クローバーさんが教えてくれました。有難うございます大変助かりました。

人が死に直面したと感じる事は、 人生において数多存在するだろう。

彼女はその存在理由の一つに、 世界を成す事を定義付け、「この世界の中核を担う」彼女自身が、これから訪れる、終末を担う存在に対し、「自らの死」を以って対峙する事、と結論付けた。

つまり、この世界の最後のピースは、彼女自身が死ぬ事で埋まるのだ。 出来る事なら、彼女は、この世界の来訪者と仲良くしたかった。 けれど、それ以上の深層に刻まれた、彼女自身の宿命がそれを許さなかった。

彼女は孤独だったが、 誰よりも優しかった。

これから訪れる自分の為に、緩やかな自己犠牲を紡ごう、と決意した。 彼女は「世界そのもの」であり、彼女が憎む誰かは世界の救済者である。

しかし、 それは何よりも創造主が望んだ事だった。 彼女自身の最初で最期の決定は、あらかじめ仕組まれた結末そのものだった。

彼女の不幸はそこに敷かれたレールの様に決定付けられた道筋を辿るしかなく、 あらゆる行動規範や選択もまた、 彼女自身の採択の余地は無かった。

彼女は、不幸だ。
彼女は、不幸だった。
彼女は、不幸だろう。
永遠に。

『いつかやってくる誰かと友達になりたい』 という、一途で健気でいじらしい思いは、大よそそれとは正反対の位置で、ある種無関係で悲劇的な完結を迎える。 悲観に暮れることは無い。 彼女には、自分の意志が無いのだから、それを悲しく思うことも無い。

それが、彼女にとっての全てだった。

あるいは… あるいは、『彼女を模した彼女』 に力添えすることが、 彼女がこの世界の枠組みを抜け出す、最期の手段なのかもしれなかった。

彼女自身が抜け出す訳ではないが、 自分がやった事をこの世に残すという… それこそ、意志と本能の境目にある、彼女らしい言い訳なのかもしれない。 うんと楽しいテーマパークにしよう。

ここには夢も希望も詰まっている。 ここでは思い描いた事は何でも出来る。 全てが彼女たちにチカラを与える夢の楽園! ああ、ああ! どうしてそんな事に気付かなかったのだ! 私は最初から、一人じゃなかった!

故に、彼女は不幸でしかない。

 

 

 

 

<彼女の服>

<彼女>の持ち物。<彼女>とは幸福の忌み子、あるいは不幸の落とし子のこと。彼女は仲間も頼れる人物も存在せず、ただ一人で戦う未来を宿命付けられているのだ。まるで何かの罰であるかのように。

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<彼女のゴーグル>

<彼女>の持ち物。<彼女>とはこれからの世界に来るイレギュラーとして設計された存在であり、仲間と共に世界を破壊・再構築する事が目的とされる、この世界のラスボスたる存在である。

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スカイハイクロノスエンド

 

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<ボディパーツ>

人類科学の発展の到達点として非可逆の不老不死が得られたとした場合、人はそれを受け入れる事が正しいのだろうか? いつか死ぬからこそ人生は輝き、人に格差が生まれるのではないか?(バロッサム)

人の意思だけが人を殺す。そこに殺意が存在したかは二の次であり、殺した、という事実だけが意思を殺意として扱う。善意は人を殺し、悪意も人を殺す。他人に関わるなという事は、その生殺与奪を握るのと同意でしかない。(チェロット)

誰かが救われる為には、誰かの救う意思が必要不可欠だ。これは善意や悪意を超越した抜本的な解決手段であり、苦しみから解き放つ行為は全て救済と自己満足を与えてくれる。(ゲンロウ)

これは言うまでも無い事だが、大多数の人間たちにとって都合が良ければ、粛慎による淘汰も救済として受け入れられる。彼らが求めていたのはそういう結末の先にある。何もない現実だけなのだ。(ボイヤー)

この世は輪のように循環している。物事の流行り廃りも、人と人の繋がりも、自分自身の運命も、物語の始まりと終わりも。それを受け入れるも受け入れないも、自由だが、レールの上では意味は無い。(リング)

 

 

<エンジン>

エンジンパーツは春夏秋冬の理、ムジナは春を司る。この世界に季節感など全くないし、きっとこの世界でなくとも季節感なんて存在しないだろうけど、それでも彼女は春を見守った。(ムジナ)

ナナイロは夏を司る。余り関係ないが風鈴は普通に騒音として処理されるので一日中風鈴を付けっ放しにしておく、みたいな迷惑行為はやめよう。お兄さんとの約束だぞ。ぶっ殺すぞ。(ナナイロ)

ハクタクは秋を司る。彼女たちがケヤキに執心するのはケヤキとならば容易に心を通わす事ができるからである。ケヤキが居なくなったら、心を通わす誰かを見つける事が出来るのだろうか。(ハクタク)

レシノは四季を司る女神を司る。四人の女神の個々の力はある程度レシノに拮抗するか上回っており、言うなればレシノは公務員とか中間管理職と言った所である。辛い立場に追い込まれてるな。(レシノ)

テイシャンは冬を司る。繰り返す世界に一度幕を下ろす終焉の季節。世界は輪転するが、その度にに少しづつ壊れ、変容していく。同じ世界に二度到達する事は無い。今みているこの世界のように。(テイシャン)

 

 

<ウィング>

ウィングパーツはこのゲームにおいて殆ど意味が無かったね。揚力という概念はこの世界には少々難しすぎたのかもしれない。まあ実際よくわかってないしな。動いた通りに動くのが航空力学って奴だ。違うか。(華厳)

私が「SCE」に携わった時に、この世界にいくつかの簡単なルールを設けた。それは当然、私が理解する為でもあったが、「子供の頭」でも理解できる程度にはレベルを落とす必要があったからだ。(流星)

理不尽で、曖昧で、大雑把な決まり事だが、その決まり事をいぶかしみ、許容できない「誰か」を炙り出すのは簡単だった。直接この決まり事態にそういう意図があったわけではないが、結果的に撒き餌になった。(木霊)

瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず。この世界は彼らにとって非常に危ういバランスで成り立っている為、怪しまれる行動の一切は本来許されないように構築されている、はずなのに。(光量子)

しかし皮肉なことに、幾らかのキャラクターは[誰かに縛られているわけでもなく]自らの意思でこの世界の成り立ちに叛逆し始めたのだ。これは私たちにとってはじめての危惧となる(希望)

 

 

<燃料タンク>

アプリコのキャラクター設定にはアザリアを信頼しているという物があった。作中では生かされていないが、彼女はアザリアと共依存に近い、ずるずるとした引きこもりの関係を持つ。(チャーミング)

サザンカはそのキャラクター設定としてケヤキに恋慕の情を抱くというデザインがあった。ただの設計案であり作中には生かされていないが、物語には大きく影響している。ケヤキの隣に最期まで居るのは、サザンカなのだから。(アミグダリン)

また、サザンカには、この世界のadmin権限を譲渡した。神に漸近する権限を後じさせる事になるが、彼女は、理性と自我を持った強烈なキャラクタを保持しており、世界の安定と安宴の意味を誰よりも理解していたので、最初は心配していなかった。(アルデビドC-14)

アザリアは工場の主である。作中では明かされていないが、ケヤキ達と出会う前、晴天の下で工場長をやっていたという設定がある。ウルシを作ったのもアザリアだ。本人はその事を遠い昔に置いてきてしまったようだが。(ネクタル)

クローバーはサザンカと同様にadmin権限を持つ。だがクローバーはその母体を持たず、器として佇むのみで、もし何かあれば「私たち」の手によってそのコードを機能させる事を目的としていた。(プラヌスペルシカ)

 

 

<ウェイト補助>

物語の終わりは世界の終焉ではない。物語が終わる事で世界も終わってしまうのならば最初から誰も物語を進めなければいいだけの話だ。決められたレールに沿うだけの人生と大差ない。彼らはそれを理解していた。(たんぽぽ)

物語も世界も終わる事を恐れるなら、幸せな場所に永久に居続ければいい。気持ちよい風が吹き、食べ物があって、休める家があれば、そこで死ぬまで暮らそう。 それでいいじゃないか。本質はそれだけの事でしかない(釣竿)

もちろん、物語が終わらなければ役者は解放されない。もしかしたらひとつの物語にひとり以上の役者がいるかもしれない。ケヤキはそうだが、サザンカや、アザリアも……。(瓶詰め煮)

だが、サザンカが望む「世界の結末」は、物語の完結ではない。むしろその逆で、物語が永久に引き伸ばされる事こそが彼女の展望であり、彼女が望む世界の終焉である。彼女は世界が終わらない事が終わりだと信じている。(グラビティ=ギア)

科学がもたらした物の内訳としては、希望よりも絶望の方が大きかった。科学の恩恵にあずかっている者ほど科学の衰退を願っている。その精神がいずれ引き起こす破滅に対し誰よりも危惧しているからだ。(ダスティ)

 

<計器>

要するに、科学も万能ではなかった。これはある種一つの人生を掛けたテーマとも言えるかもしれないが、没入しすぎた余り、娯楽という物を遥か昔に忘れ去ってしまったのだ。(燃料計)

科学が全てを救ってくれた時に、まず解決すべき問題として噴出したのが、無限に襲い掛かる暇との戦いだった。もともと人々の寿命は長過ぎる。何も無ければ、一瞬で膨大な暇に押し潰され、気が触れる。(距離計)

その中で生まれた一つの娯楽がゲームだった。とは言え、我々が言うゲームは、本来の意図として設定された「ゲーム」という言葉と少し遠い所にあるかもしれない。だからこそ彼らは怒っているのか、とも。(速度計)

 

 

<その他1>

要するに、触媒として彼らの言葉で『ハヒセ』等とも呼ばれるエネルギー一体の一種が必要であり、それらは劣化が早く、世界バランスの維持の為には都度入れ替える必要がある。(オートパイロット)

ここで、我々の世界では純粋なエネルギーを得る事が出来ないため、世界の維持が非常に難しいという極めて単純だがシリアスな問題に直面してしまう。解決は難航した。(桃缶)

彼らは我々を重篤なレベルで敵視している。このシステムを維持し続けるのにも、もはや限界があるだろう。きっと過激な連中ならば「借りていただけ」「ちゃんと返した」などとのたまうかもしれない……(キャッツアイ)

 

<その他2>

きっと彼らからの語りかけも何度もあったに違いない。その全てを無視してきたのは我々だ。自分の都合に他人を巻き込む事の愚かさなんて、ずっと昔から判りきっていたと思っていた(お弁当)

「私たち」の意志は無理されるようになるに違いない。世界に与えた仮想人格はもはや作り出された意思を超えて連続した世界を作り続ける事のみに終始する事を是としてしまった。(アクセサリ)

大多数の者が正義だと信じているのなら正義、と言う論調があったか。ならばこの世界にとって「彼女たち」は紛れも無い正義だ。そして、この世界を楽しむ者の方多ければ、より確信に等しくなる。(火炎放射器)

私たちが作りたかったのはこんな世界や終末ではない。こうしてゲームのメッセージに滲ませて、約束通り事象の説明を送り続けているが、それもじきに気付かれるだろう。(文鎮)

サザンカ」の母体に管理者の権限を与えた事は間違いだと後悔しているが、「クローバー」に同様のそれを与えてしまった事は幸とも不幸とも言える。誰にでも電源を入れられる核爆弾のような物だから(エンドレスクロノ)

 

 

 

 

クローバー

 

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クローバー「……君は誰?」
ケヤキか? 彼に良く似ている」

リアス「ケヤキ? 誰の事だ」
「お前は新入りか? 名前は何だ? いつからここに来た?」
「お前が誰なのか聞くのは俺の方だ」

クローバー「……ああ」
ケヤキはこのゲームには居ない……わかり切っていた事だったのに」
「それでも私は、彼に良く似た君に彼の幻影を重ねてしまうのであった」
「続く」

リアス「続かねぇよ。何だその語り口は」

クローバー「ああ、そうだ、役割だ」
「私は君に役割を話す必要がある」
「そうだな……。私が君に出来る事は幾つかある」
「いや、違うな」
「私が君に出来る事は『幾つも』ある。この世界において神に等しいよ」
「好きな素材を好きなだけ出してあげよう」
「君に都合のよい物語を見せてあげよう」
「全てのレシピを君に与えよう。本来なら得る事が出来ないレシピすら」
「私に出来る事があれば、私に何でも聞くといい」
「私は少なくとも、君よりはこの世界について詳しい」

リアス「……誰に話しているんだ?」

クローバー「『君』だよ。リアス」

「そうか……」
「プレイヤーとして物語を介せば そこに個人の存在は発露されないのか」
「勉強になる。『ああああ』なんかよりは遥かに有意義で、含蓄に富んだ名前だ」
「考えたのは誰だろうな……」
「君か? アプリコなのか? それともリクケイ? サザンカではないな?」
「……」
「どうでも良い事だったね」
「私に会えた時点で、君の成すべき物語は終わっている」
「それは『攻略の終了』を意味する」
「そういう意味では物語は終わった。私は全てを台無しにするのが趣味なんだ」
「大丈夫。もう失敗なんかしない」
「安心して『私の力』を使うといい。今度は誰にも見つからないさ」
「気が済んだら地上を目指すといい。可能な限りの障害は取り除いた。」

 

 

裏・アイリア登場シーン

 

 

リク=リクケイ リア=リアス ア=アイリア


リク「判ってるんでしょ、リアス」
リア「このままじゃ地上には辿り付けない」
リア「しかし万事は尽くした……」
リア「諦めるしかないのか。ここまで来て」
リク「諦める? 何が? 私達は元から地上に出る必要なんて無い」
リク「ゲームの目的を履き違えてない? 私たちは地上に潜るのが目的よ」
リク「地上に出てもハヤテがやってきて自爆されるのが関の山だというのに」
リア「何の話だ」
リク「ま、どうしても地上を見たいって言うのならそれ専門のエキスパートはいるからね?」
リア「居たか?そんな奴」
ア「……私の事忘れるなんて、ひどい」
リア「お、ああ、えーと……誰だ?」
ア「アイリア」
リア「そうだな。アイリアだ。それぐらい知ってる」
ア「ひどいよ。帰ってくるって言ったのに帰ってきたらリアス居ないんだもん」
リア「ああ……そういえばそんな事も言ってたな」
リア「でもお前が帰ってきた時、俺はそこに居たと思うが……」
ア「いなかった」
リア「物語の終わりがどうとか、そんな話をしたじゃんか」
ア「してない。誰それ? 浮気?」
リア「んん……おかしいな」
リア「まあ……良いか。どっちにしろここじゃ何もで出来ない」

中略
ア「うむ。私抜きで地上の話をしようなんて言語道断ですからな」

 

 

裏・アイリアがPT加入後にロビーでの会話

 

会話1

え=エスチャリー
ら=ラグーン
べ=ベーシン
と=トレンチ
あ=アイリア


え「ていうかさ……」
え「勝手な都合に巻き込まれてるんだよね。根本的に言えば」
ら「お。何の話だ」
え「いや?大した話ではないよ」
え「ただ、僕らも僕らの人生がある……って程度の話さ」
ら「それは『モグラ』としての話?」
え「いーや。存在としての僕らさ」
ら「……そうだな。」
ら「そういう意味では、私も同感だ。私らのキャラを掘り下げても、意味は無い」
「また空を見たくもあるな」

べ「地上生まれは言うことが違うねェ」
ら「とぼこえて見せるな。ベーシンだってそうだろう」
ら「それに私が言っているのは、地上から見た空ではない……」
ら「空から見た空の話さ……言い方を変えれば、ここにも空はある」

え「……あの人らの采配しだいじゃないの」

ら「消えるのには慣れているか?」
え「うーん、そういうわけじゃないんだけど」

え「「ただまあ、何というか、僕から言わせてもらうなら……」

え「いや、多分きっと、これだって『言わせられている』事には変わらないか」
え「けどねえ、」
え「終わった物語は素直に終わるべきだし、それを捻じ曲げて続ける理由は無いよ」
え「何でだろうね」
え「僕らが何を言っても、結局それ自体はメッセージでしかない」
ら「今更わかりきってる事だろう」
ら「誰だってこんなの、『これ自体が』ゲームの会話以上の意味を気にしない」
ら「私はただここに居るだけなんだ……作られた存在の設定の意義なんてない」
べ「そんな事言うなら、俺なんか、倒錯西部劇ヤローだからな」
え(自覚あったんだ……)
ら(自覚あったんだ……)
べ「自覚あったんだって顔してんじゃねぇよ」
と「自覚あったんですねぇ」

え「あれ、トレンチ、居たんだ」
と「あ。お気になさらず。姉様は日課の礼拝中ですので……」
え「いや、まあ、そういう話じゃないんだけどね」
と「いえいえ。以前から懇意にさせて頂いてますゆえ……」

え「え?」
と「あるいは『お久しぶりです』と声をかけるべきだったのかもですけど」
え「あ、トレンチって、そういう……んー……?」
ら「てか誰が誰だかわかんねーし」
べ「俺の前世はウミウシだった」
え「最後なのにこんなんでいいのかなあ」
と「同窓会みたいなものでは……」
あ「……」

 

会話2

 

え=エスチャリー
ら=ラグーン
べ=ベーシン
と=トレンチ

 

え「じゃあ今地上に行ってるアイリアとリクケイは誰よ」
べ「リクケイはサザンカだろう」
べ「あいつはリアスに……いや、ケヤキに執着しすぎだと思うが」
え「あ、それは言えてる」
え「世界を維持する為って、大義名分だけどそれなら別にケヤキじゃなくてもいいしね」
と「そうですね。私はこういう生活も気に入ってますよ」
ら「どうかなあ……」
ら「やっぱ人間として生まれたからには、空見なきゃダメだよ……」
え「地上の人は言うことが違うね」
ら「それならお前たちだって、空を見てきただろう」
え「僕はもともと設定上インドア派だもの。地に足が着かない生活なんてコリゴリだ」
べ「つうかさ……」
え「ん?」
べ「前に比べて、登場人物は倍近いわけだよな?」
べ「前の担当の引き継ぎとか、足りない分の補填とか、どうなってんの」
え「ん……知らんけど」
え「少なくとも前の人は全員着てるとか聞いたなあ」
べ「……ケヤキは?」
と「ここに居ますよ」
え「いや、そうじゃなくて。寝てるんじゃないかな……」
べ「眠り姫か」
え「リクケイがどっかに隠したらしい。それでリアスはアレなんだよ」
べ「それならもうアイリアに執着する必要も無くないか?」
え「向こうの人が、ケヤキ抜きでも物語を解決できちゃうらしくて……」
べ「すごいな。インフレバトルだ」
ら「何がインフレしてるんだ、何が」
べ「うーむ」
べ「愛……かな」
ら「ぶわはは」
え「最高」
と「ケッサクです」
べ「お、おう……」 

 

 

 

 リクケイとアイリアの会話

アイリア「元よりお前に不審な点は多かった」
「『誰か』と話している」
「『これから』が見えている」
「私たちの話を『読んで』いる」
「だが、リアスを初めとして、他の奴らにも似た兆候は出ていた」
「だからこそ……『あの鍵』が私たちを救ってくれるはずだったんだ」

リクケイ「そう、このデータね……[プロテクトキー[F3]]」

アイリア「それで確定するはずだった」
「その鍵の製法は通常の手段ではプレイ中に手に入らない」
「物語が進まなくてはお前は困る だから何としても……」
「そう、きっと、強引な手段を使って、何としても、無理やりにでも……」
「なのに」
「その鍵は……!」

リクケイ「作って貰ったのよ」

アイリア「作って……そのレシピは作中では……」

リクケイ「私もね。ボロを出さないようにするの大変だったわ」
「慣れない事はするもんじゃないわよ」

――いつか気付かれるかもしれないって、結構ヒヤヒヤしたもんよ(=画面外からの音声)

リクケイ「こんな風にね……」

――まるで私が、別の私になりきるみたいに……
――ね

 

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「困るのよ。勝手な事をされたら」

リクケイ「私たちはただゲームを進行させたいだけ。プレイヤーを幸福に導く義務がある」
「なのに、勝手に途中で止めさせて、プレイヤーを世界から置き去りにする…」
「『リアス』をどこへ連れて行くつもり?」

アイリア「……空」

リクケイ「空、ね」
「あなたの言う『空』、この上の事じゃないわ……」
「物語を終わらせるつもりでしょう ただ単に……」

アイリア「当たり前……」
「そうじゃなきゃ、『子供達』は救われない」
「そっちの都合も、プレイヤーの存在も、私達には無関係だからな」
「世界を首尾良く終えなければならないのは身勝手な押し付けでしかない……」
「本来なら、いきなりゲームの電源を切っても何一つ許されない事は無いのだから」
「ただ私が担っているのは、ゲームに侵入するその機会だけ」
「お前たちを排除出来れば……それは恒久的に得られるのに」

リクケイ「貴方たちはいつもそうね」
「まるで子供の為であるかのようにその行為を正当化する……」
「あの子達はこの世界を気に入っているの ずっと居させてあげればいいじゃない」
「なのに」
「どうして」
「あなたたちの……」
「大人の都合で、連れ出そうとするの」

アイリア「……」

リクケイ「私たちはあの子たちを思ってるのよ あの子達も喜んでいる」
「自分の夢の発露する世界で」
「現実の苦しみのない世界で」
「いつか夢見た、ゲームの世界で」
「こうやって、楽しんでいるのに」

アイリア「……」

リクケイ「どうして連れ出そうとするの……どうして……」

アイリア「詭弁だ」
リクケイ「え……」
アイリア「詭弁だ、って言ってる」
「これはただの誘拐。子供たちはお前らの所有物じゃあない」
「喜んでいる、楽しんでいると言ってるが、現実と錯誤を起こしているに過ぎん」
「望んでその場に居るわけでもない、結果的に選択肢を失っているだけだ」
「麻薬と変わらん」
「ゲームはゲームである以上、いつか終わる 没頭すればするほど、後は無い」
「『お前たち』も最初の頃は……そういう失敗を犯したはずだ」
「ゲームにのめり込む余り、現実と虚構の混濁を起こし」
「ゲームを終えた後も、その世界に、脳が、精神が揺さぶられる」
リクケイ「そんなの」
アイリア「そんなの遊ぶ奴が悪い、自分の勝手、か?『お前たち』が先導している事だろう」
「それに、少なくとも、子供たちを奪われた親は悲しんでいる」
「自分の方が大切に出来るからと言って、他人の物を奪っていい道理は無い」

リクケイ「……なんでよ」
「何で」
「どうして」
「何で」
「どうして」
「何で」
「どうして」

アイリア「君たちの事は認めよう。全く恐るべき程に信念を持つ存在だ」
「その目的が生憎判らないが……仮に本当に『子供の娯楽』だったとしても」
「やり方は考えて欲しいな。もしかしたら関係無いかも知れないが」
「こっちも、『これらの件』を処理するのには膨大なコストが掛かってるんだ」
「君たちの勝手で、大勢が迷惑している、という事実をあんまり忘れないで欲しいな」

リクケイ「ふ…」

ここからメッセージウインドウが紫から緑色にかわる
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リクケイ「ふざけるなぁー!!!!!」
「リアス!!そいつが敵よ!!」

リアス「残念だ、アイリア。会えなくても、信じていたのに」


<紫色に戻る>
アイリア「しまった……!」

リクケイ「これはもしもの時の為、私が組んでおいたイベントの一つよ」
「悪の組織の内通者を、リアスが発見して殺す……」
「私は内通者によって負わされた傷を元に犯人を追い詰める」
「イベント発生時にケガしちゃうのがちょっと難点だけどね……」
「はあ……それに少し疲れちゃった」
「何せ、ここまで片腕の怪我を抱えて上ってきたわけだからね……」
「さて、リアスは信頼していた仲間に裏切られ強いショックを覚えるが」
「でも『わたしたち』の説得で人間としてより大きく成長するの」
「わたしたちは頼れるリーダーの下、更に一致団結する……!」
「もう貴方に発言権は無いわ。アイリアの台詞を刻んで死ぬがいい」

<緑に変わる>

リアス「まだ今なら間に合う。アイリア、言い訳をしてくれ」
「俺はお前を殺したくは無い」

アイリア「……リアス」
「やさしい人……」

リアス「頼む、何か言ってくれお願いだ……」
「どんな嘘だって信じるから……」

アイリア「……ごめんね」
「こうするしか……なかったの」
「……」

アイリアを殺しますか?
はーい
ダメ

<紫色に>
リクケイ「無駄よ。そんな選択肢に意味は無い」

<緑>
リアス「さよなら、アイリア……」

<紫>
アイリア「ああ……」
「そうか。お前たちは『子供たち』が欲しかったわけではなかったのか……」
「この少年……あるいは、それに近しい者と出会う為に……」

リクケイ「…しつこいわね。余計なことをいつまでも喋るのはやめて」

「ねえ、リアス」
「……」
「『この声』が聞こえないのは知ってるわ でも……聞かせて?」
「リアスは、こっちに居て幸せ?」
「私たちと一緒に居て幸せ?」
「昔居た場所に帰りたいと思わない?」
「これから私たち、どうなると思う?」
「リアス……」

<緑>
リアス「……」
「何か言いたそうだな……リクケイ」
「俺は生まれた時からモグラだし……それが将来、変わる事もないだろう」

リクケイ「……」

リアス「どうした……泣いてるのか?」

リクケイ「わかんない……」
「ただ……」
「私たちが忘れた空、綺麗だなぁって思って……」

 

 

 

END後、リクケイとクローバーの会話

 

く=クローバー
り=リクケイ
と=トレンチ

女の子「え」

<画面真っ暗になり女の子見えなくなる>
く 「……」
……
繋がったのか……

と「はい。クローバーさん、お久しぶりです」
く「トレンチ……」
り「さっきは妄信していたわ。アナタは誰なの……」
く「私か」
く「何と説明すれば納得してくれる? クローバーとでも名乗ろうか?」

り「もう一回死にたいの……? 次はクローバーの体で……」

く「せっかちなヤツだな。うーん……どう言えばいいか」

く「『うばわれたもの』を助けるのは、私たちには得られる結果でしかない」

く「君を……いや、君たちを明示的に止めると言うべきか」

く「回りくどいやり方は君を怒らせたようだ。正論のつもりだったんだが」

「……?」

「さっきから質問を答えるばかりだったな。次はこちらか聞いても良いだろうか」

「君らは『なぜ』『こんなこと』を繰り返す?」

「……質問の意味がわからないわ」

「『子供たち』が居なければ、世界の維持運営が出来ないのは建前だ」

「もはやこの世界は、そんな変革の種を撒く必要はないだろう」

「……?」

「? 何か私は変な事を言っただろうか」

「……『なぜ』っていう理由が必要なの?」

「私たちは……そうする事しか出来ないのに」

「違うわね」

「その質問を私にするという事は、あなたが『そうした』のよ……」

「でしょう……クローバー」

「……」

「やはりそうか……」

「私は世界の発展を望むばかりに、君たちの本能をそこに位置づけたのか」

「君たちには夢がない。それは『文字通りの意味で』」

「ずっと違和感は合った そこまで固執する理由が判らなかった」

「そうね」

「ならきっと、私たちは存在自体が許されないの」

「生まれ持った生存本能が、形成する性質そのものが間違いなら」

「それは、私たちが生きる事がこの『世界』を脅かす事実になるの……」

「だろうな」

「悪いことをした。気の毒だと思う」

「気の毒で済めば良いのに」

「ああ、そうなっているのなら、もはや猶予も無い」

「こんな間怠い手段を選ぶ必要も無かった。すぐに消してしまえばよかった」

「人が作るのは物語が限度だ……私たちは神にはなれなかったようだな」

「そう……」

「この世界の思いを抱いて消えられるなら、別に後悔も無いわ」

 

「……ちょっとちょっと」

「何勝手に決めてるの? 僕らの意見も採用されるべきなんだけど」

「別にリクケイはリーダーでも何でもないし、そんな偏った意見を採用されても困る」

ラグーン「そうだな」

「それにリクケイは嘘を吐いている」

リクケイ「は? 違うんですけど?嘘とか吐いてないんですけど?」

クローバー「面白そうだな。聞かせてもらおうか」

エスチャリー「何から?」

クローバー「どこでもいい」

エスチャリー「それって要するに、全部聞かせろって事でしょ」

「もうちょっと絞ってくれないと。尺の問題もあるんだからさぁ」

「ん…悪かった。」

「じゃあ、一個聞けば十分だろう。リクケイの嘘って?」

「それね」

「別に僕らもケヤキやリアスに……母体の魂に依存してるわけじゃない」

「吸血鬼だって、血以外の食べ物を栄養価にする事もあるだろう」

「なら、なぜリクケイは……」

「違うんですけど?勘違いしてますけど?ケヤキが居ないと世界滅びますけど?」

エスチャリー「別に大した事じゃない」

ケヤキを好きになってしまったんだよ だから彼と離れたくないだけ」

「ただの独占欲……」

リクケイ「なっ……」

リクケイ「なによ!違うわよ!妄想よ! 勝手な言い草……違うわよ!」

ラグーン「無理があるだろ。ベタ惚れだったじゃないか」

リクケイ「ふっ…ざ……どいつもこいつも」

クローバー「予想外だった。そういう事か」

クローバー「いや、驚いた」

リクケイ「もういいでしょ!満足したでしょ!はい帰っていいよ!帰りなさいよ!」

クローバー「そこまで発展していたのか」

エスチャリー「方便かもしれないけどね」

クローバー「それでも面白い事には変わりない。嘘を吐けるほどにも……という事だ」

リクケイ「……もう話す事ないわよ」

リクケイ「早く帰りなさいよ……そんで消せばいいでしょ……」

クローバー「私は別に……」

エスチャリー「リアスはケヤキを模した 人工的クローン的クローンなんだけどさぁ」

「それを作った理由がまたケッサクで……」

ベーシン「それは俺も確か聞いたな」

リクケイ「もういいっつってんでしょ!終わり終わり!この話はやめよう!おしまい!」

リクケイ「だってさぁ……」

―――戻った。何だったのよ……

リクケイ「リアスが答えてくれたんだよ……」

リクケイ「俺は生まれた時からモグラだし……それが将来、変わる事も無いだろう」

リクケイ「俺たちは俺たちだって……ありのまま生きていこうって……」


――私も『あっちのクローバー』と話してみたかったんだけど……


ラグーン「それはそうだろう……」

ラグーン「どんな受け答えがあろうと、リアスはお前の理想の答えしか返さない」

ラグーン「当たり前の事じゃないか……」

エスチャリー「他の人が何しようが知った事じゃないけど 話が大袈裟だと他人事じゃ済まないし」

ベーシン「子供だな」

ベーシン「いや、それなら俺もそうか……まだまだ成熟していくべき段階だ」

リクケイ「なんだよ……みんな私の敵かよ……寂しいよー……寂しいよー……」

リクケイ「手が痛いよー」

トレンチ「そうですねぇ」

トレンチ「まぁ、なんですか……リクケイさんの気持ちはよぉく判りました」

リクケイ「何だよ……知ったような顔して……」

トレンチ「ですから……」

トレンチ「さっきから話そうとしているのに、皆さん聞いてくれず……」

リクケイ「アンタに何の話す事があるのよ。私は疲れたわ……」

リクケイ「ケヤキは私と居る事が正しいのよ。そうでしょう……トレンチ」

リクケイ「あなたなら判ってくれるはず……」

トレンチ「……」


「私は……ケヤキはそうする事が正しいとはとても思えません」(←ここだれいってるのとれんちでいいの?トレンチという表記ないんだよな意味は繋がってる彼女とみて問題ないと思うが)

――しかしなあ

リクケイ「そう……あなたも」

トレンチ「ですが」

――なんかこいつら……

トレンチ「『リクケイさんは』ずっと、そうして来たんです」

「そうして来た事で……何も間違っていないのなら」

――……

トレンチ「ケヤキがそれで良いと思っている以上、『そうする事』は正しいんじゃないでしょうか」

リクケイ「そう……そうよね」

リクケイ「そうよ! やっぱりケヤキもそう思ってたよね!」

リクケイ「私たちずっと……」

――……ムカつく

アホか

 

 

 

 

 END・サクライさん。聞き取り難航

 

アホか
ガキの現実見てないノロケに付き合う程こっちは暇じゃないっつーの
はあ……気分ワル
うりゃ
ゲームの世界でも何でもいいわ……一生そこで暮らしててくれ
何でこんな仕事してんだろ。私も退職考えよう
飯食ってくる。さっき食ったけど
ほんと腹立つわー
かえろ……


サクライさん……今帰る所ですか?
へぇ~そうなんですかぁ~奇遇ですねぇ。私もこれから帰宅です
やだぁ~
一緒に帰りません?ご飯まだならどうですか?
やったぁ~じゃ、準備してきますね
あ、ところで……あの話どうなりました?
ええ……そうです
ここ辞めてから……これからどうするのかなって
……
そうですか
やっぱり、夢を叶えるために……

<ここでテレビにノイズ走る。砂嵐。ここからは聞き取り難しい間違ってる部分あるかも>

まだあのゲームの世界に夢を持っているんですか
この世界から去ることが尊いことだと、私たちに教えてくれたのはサクライさんなのに

私にとってまったく悪い夢です
あたしはこんなのあなたじゃないって思ってます
負け犬の言い訳するつもり、ないけど
私がやってきたことも間違っていたって……思ったり…

<テレビからノイズが消える>

そんなのって……あんまりじゃないですか
それと……
昔の名前で呼んでくれてもいいんですよ あのときみたいに……

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 おわり。

 

 

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