異世界転生で得られる教訓は「今までの全てを取り替えることで人間の行動は変わる」という考え方(無職転生~本好きの下克上)

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 *両作品はほんのすこし触れる程度。

 

 

異世界転生と環境

 

『無職転生』『本好きの下克上』『この素晴らしい世界に祝福を!(アニメ)』『Re:ゼロから始める異世界生活(アニメ)』を読んでいると目をひかれるのは転生者は前世とは違う行動を取っていることである。

『無職転生』ならばルディは転生前は34歳無職で家族に更生を促されても聞く耳を持たず一日中PCに向かい無駄に無駄を極めた生活を送っていた。ときには幼子をオカズにし、養ってもらっている母親には傲慢な態度を取っては、周囲からはゴミを見るような視線を集めていた。

きっと彼からPCを遠ざけても働くことはなかっただろうし、または家を追い出しても(結果的に追い出すんですけどね)「俺これから一人で生きなきゃ」なんて思うこともなく流れのまにまに野垂れ死んていただろう。

彼に何かを与え、あるいは何かを失ったとしても、何も変わりはしないだろう。変わらずにいつまでも養護される立場を望み続けたに違いない。そう思わせる行動の数々であり、どこからどう見ても社会的には要らない存在であり、人として尊敬されるような人物ではないのである。

け・れ・ど

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