満足度:★★
プレイ時間 | 忘れました | ||
---|---|---|---|
面白くなってくる時間 | 面白くならない | ||
退屈しましたか? | しました | ||
おかずにどうか? | 使えない | ||
お気に入りキャラ | いない |
DarkBlueのポイント
・ 殺人からはじまる館モノ。
・ ネトラレをテーマにした作品
・ グロ描写で有名な作品だがこれは決してメインではない
―――B級映画の具現化であり三文小説を形にした『DarkBlue』。本作品はいわゆる「館モノ」であり、そのイメージに違わないサスペンスありエ口ありグロありロマンスがある。
しかしもう何週目の作品だよと思うほどに、ありきたりで詰まらない。家族や思いを寄せる人の死は"気持ち"の積層が足りないせいか軽いと感じてしまうし、劇中内で発生する「死体」や「血飛沫」はどこか懐かしくそこには「悲しみ」といった感情は消え失せただのオブジェクトとなり転がっているようでさえあった。
犯人の動機から手口、ラストの展開もどこかで見たようなものばかりであり有り体に言えば投げ出したくて仕方ない作品だったと記しておく。賞賛する部分なんて一つもない。 本作品は陳腐……という言葉が似合うのではないだろうか。
私は出来るだけあらゆる物語を唾棄しないよう努めているけれど、なんかなあ……もう…そんなことを放棄してしまうくらいに面白くない。繰り返すが全然オモシロクない。
テーマにしているネトラレだって広義でのネトラレであるし興奮することは無い。だってあれよ? 別に恋人でも夫婦でもましてや「気持ちが通じ合った両思いでもない人間」が誰かと工ッ○しようがどうでもよくない? 強引にセッ久しようが、汚物を撒き散らしキメ■クしようが「そうなんだ」の一言で済ませられるものだし、それで傷ついたり悲しくなるという機微は私にはないようだった。
……こんなので興奮しろとでも云うのだろうか。……絵の練度は低く刺激を誘うものではないしなにより立ち絵もひどくないですかこれ……バラつきぱないの。
(゚Д゚;)
……最後の方あんまりにもプレイするのが嫌になってスキップを多用してしまったくらい。こんなのはじめてだよ。「通常テキストをスキップする」って状況はかなり苦痛だったと思ってくれていい。*1
オカズ用に購入するならばいいのかも…しれないが……うーん、そっち方面でも興奮を誘うかと問われると首を傾げる出来だと思う。「可愛いキャラ」「好意を持てるキャラ」がいなく少なくとも私には「シナリオ」「オカズ」どちらの側面を鑑みてもオススメはしない。
『DarkBlue』はよくグロ作品として話題にあがるが――確かにあるシーンはグロいのだが――とはいえプレイしてみるとあっさりしたものである。グロテスクがメインというわけではなく、あくまで惨劇が発生する館内でのネトラレ作品というだけなんだろう。
例のグロ画像でプレイしようと思っているならばすこし立ち止まって考えた直したほうがいい。本当に買うべきかどうかを。……老婆心ながら忠告させて頂く。
<参考>
→ MEGA STORE (メガストア) 2013年 10月号
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――次回予告(今日17時)
「地球にひとりぼっちで侵略する女の子の物語」