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【ナルキッソス】姫子エピローグ、死ぬゆく者、残される者――【感想】

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eroge-pc.hatenablog.jp 

ナルキッソスではどのように死に、2では死にゆく者の隣人がどんなふうに残されるかを描いた。姫子エピローグはそこから続く、姫子と優花(親友)の小さな物語である。

ちいさな、けれど心に傅く物語。

 

残される者と、残してしまう者の心残り

 

最愛の人が突然死ぬのと、死期を宣告され猶予期間ができるのとではどちらが幸せなのだろうか?……そんなのどっちも辛い。でも後者のほうが救いはある。

なぜなら「心をときほぐす」時間が与えられているからだ。数カ月後には死んでしまうとしても、それまでに死にゆく者は残してしまう者へ、精一杯の言葉を贈れる。あなたが私の人生にとってどれ程大切だったかを伝えることができる。

もちろん逆もまた然り。大切な人だからこそ、心残りなく、何の憂いもなく、笑ってさよならを告たいと思うのだ。でももし――唐突に命が奪われていたならば、そんな想いは迷子になってしまったかもしれない。

本作は姫子と優花、二人の心が、いかにして解きほぐれていくかを描いたものである。たったそれだけのお話。でもそんなお話がとても胸を打つ。

 

優花「か、課長、以前に、友達と仕事と、どっちが大切かって聞いたけど……」

優花「そ、そりゃあ、仕事の方が大切です、うっく……」

課長「いや、昭島くん、別にそのことはもういいから……さっさと引き上げてくれ」

優花「うぅ、で、でも、親友と仕事なら……親友の方が大切です」

 

――姫子エピローグ

 

なんか久しぶりに泣いちゃったよね……。

(了)

私的満足度:★★★★(4.0)
疑似客観視:★★★(3.8)

 

 

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