猫箱ただひとつ

物語追求blog。アニメ、マンガ、ギャルゲーを取り扱ってるよ

和み箱 感想。価格によって作品評価を変えるべきかどうか

スポンサーリンク

f:id:bern-kaste:20170721161336j:plain

カルタグラ』『ピアニッシモ』のFDにあたる本作は、3本のスートーリーと2つのミニゲームが収録されている。

目玉はカルタグラの後日談『サクラメント』と、凜の娼婦時代を描く『凛 〜雪に咲く花〜』で、後は本当にオマケでプレイしなくても特別差し障りがなかったりする。

 ただ、たこ焼きをひたすら作るミニゲームは結構面白くて、ゲストイラスト全て手に入れる程に熱中したのは嬉しい誤算だった。栞さん強い。でも負けられねーんだよ……ってな具合に鉄板に小麦粉を流し込むWonderful Life。(必殺技使わない方が勝てるのはどういうこと!笑)

一点、気になったのは「いのぐれっ!」なるコミカルストーリーが全然、もう全然面白くないお話でInnocent Greyはこのジャンル向いていない?と思いきや、単純にテキストの品質と、演出面がごたごたしてて駄目なのだなと把握。

カルタグラ・PPのキャラクター像を崩壊させてまでギャグに走るものの、滑って滑って滑りまくる。冬史さんは味噌キャラ、久遠は意味不明な先生、といった具合に本来のキャラの一部分を抽出するものの、そこに映し出されるのはコミカルというよりただのカオス。闇鍋状態なのはただただ残念だ。

……テキストは最早仕方ないとして、「表情差分時にテキストウィンドウを逐次消す」この演出がテキストボックス形式のノベルゲームだといちいち読むの阻害されてやってられません。

演出のせいで遅々としてテキストを進められないので、イラッとした人はボイスを全て切ると緩和されるのでおすすめです。演出自体を切ることも出来るんですけど、本作の場合OFFにすると不自然な描画になるので手を出しづらい。

ここを除けば、上月由良にちいさな幸せを与える『サクラメント』は好きですし、むしろ本編にどうしてサクラメントが無かったのか悔やまれるくらいに、正統な、本流ENDでしょう。いやでも無いほうがあのやるせなさに繋がるのであれば本編は本編のままでいいのである、なんてことも思える良きお話でした。

しかし『和み箱』ってオープン価格は7000円なんですよね。このボリュームと品質で7000円はちょっと……辛いかもしれません。私はカルタグラ、PP、和み箱、殻ノ少女、計4作品をまとめた『PARANOIAAmazonだと約7000円)を買ったので不満はないですけど、これ単体で買った人はむすーっとしそうなクオリティ。

価格によって作品評価って変えるべきかどうか――って問題ありますけど、やっぱり価格と釣り合っていることは大事な要素です。でも作品を価格の影響下 で見積もるのもスキではないわけさ。

ケースバイケースなのかなあ……とぐるぐる悩みつつ、本作、そこそこ面白かったですよと感想を書き残しておわりです。

私的満足度:★★★(3.6)
サクラメント単体:★★★(3.8)

 

イノセントグレイ関連記事

 

カルタグラ 感想

 

【感想】ピアニッシモ 操リ人形ノ輪舞

 

杉菜水姫(スギナミキ)作品第二集『花葬』【書籍】
InnocentGrey (2015-11-27)
売り上げランキング: 2,184