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ええぇえ? えええー!!!/げんしけん21巻感想

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これをハーレムエンドの一つの解だとする私と、斑目さんまじですかその選択をなさいますかと混乱する私がせめぎ合っている。

いやラメ先輩の選択は尊重しますけどね…しますけど!

 

コンプレックスコンプレックス

選択肢を掲げられて選択しない

 

・・・それは選択肢に正解がない場合
・・・“選ぶ”ことが間違いな場合
・・・“選ばない”ことが納得できる解だった場合

 

そんな彼が彼の為に取った行動なら全然いいけど、斑目さんのはもう「逃げ」でしかなかった。

これまで付き合っていただいた4人の女性に、なによりサークル活動を挙げて尽力したメンバーにもとても失礼なものだと思うし、あそこまで「選ばなきゃだめっすよ」と念押しされても何故彼は選べなかったのか。

後に咲さんの未練あってのもの―――、だったように語られるが本当にそうなんだろうか? 私には「他者に踏み込めない」のが原因に見えてしまった

恋人関係を互いの人生を(一時)共有することだと捉えると、相手に自己を受け持たせ、同時に自分も相手を背負わなくてはいけない事になる。けれど自己を預ける(開陳)のが怖かったり、他者と交わるのに臆病だったりすると「付き合う」ことに躊躇いが出てしまう。多分、そうなってしまうのはコンプレックス(劣等感)が原因で、相手に何らかの引け目を感じていたり、自分を低く評価しているとこうなりやすいと思う。

咲さんの名の下で結局スーと付き合い、付き合いはじめてから、二人に何の進展もなかったここにもそれは窺い知れるのではないだろうか。

(スー頑張って……)

 

ハーレム=理不尽

あるいはこういう考え方もできる。

斑目さんは「俺なにもしてないのに、おかしくね?」と笹妹に愚痴ってるように、勝手にモテたたことも選択放棄に大きく影響しているのかもしれない。自分の行動でなにかが起きる、それは「自分で起こした」からこそその結果を引き受けやすい。

けれど誰かが起こしたもの、自分の手が及んでいないもの、というのは因・縁・果がはっきりしていない為なかなか許容しづらい。外見イケてない、トークもろくにできない、性格をアピールできなかったのに何故か4人から言い寄られてしまう。

それは――本人がその状況を引き受けにくいという意味で――とても理不尽なことで、ハーレムが不条理そのものとして解釈できるし故にハーレムを背負いきれず彼は逃げてしまった。

それが今回の一連の出来事だったのかもしれない。

ハーレム展開っつーのは男性の欲望の象徴であり、理想でありながら、不条理の塊でもあると。なるほどね・・・。

 

 

 おわり

 ラメ先輩が誰も選ばないと言ったとき、私の口から魂がひゅるると抜け出ていった。周囲がグリザイユで塗り替えられたかのような損失感、損失感? 何を失ったというんだ? 分からない。けどそういった感情に類する体験であった。

なんにせよ『げんしけん』終わってしまった……。ほんと面白かったです……楽しかった。最高でした。まだまだ、もっともっと、続いて欲しいなと思いながら、終わってしまうのは悲しい気分になってしまいます。

でも21巻の終わり方からすると、続編あっても全然不思議ではないので“三代目”が始まっても驚きません。(むしろ始まって!)

あと本作のコマ割り・時空間のコントロール異常すぎて、賞賛を通り越して嫉妬するレベルです。なにこの上手さ?!うま!うますぎる。

 (了)

 

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