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ハイブリッド月配列を触ってみた感想(といってもDvorakJの疑似実装)

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takahata_shinさん作、ハイブリッド月配列の特徴。

  • シフトキーに「、」「。」を割り当て打鍵効率を高める(キー共有)
  • 行段システムを取り入れ二打で全ての拗音をだせる
  • 当該システムのお陰で3シフトながらも、習得難易度は低め
  • アルペジオを重視した配置
  • 現在はエミュレータ『のどか』のみで実装

詳しくはtakahata_shinさんのサイトをどうぞ。

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(中略)

 なお、覚えやすさ、習熟の容易さですが、一般的には難しいとされる清濁分置ではありますが、ハイブリッドの導入により、月2-263と同等程度と考えています。特に清濁同置配列の泣き所であるパ行ぁ行も覚えやすいのは大きいです。

指が覚える習熟についても、この拗音シフトの一貫性は非常に良好で、従来の月Ux等で見られる拗音を比較的規則正しく並べている拗音シフト系配列と比べても、歴然とした差があります。いわゆる拗音シフトフル装備の配列にしては現状一番の覚えやすさと考えています。

――ハイブリッド月配列 - 【アンチパテント】

 

他にもabjシステム(?)もあるが、私はDvorakJでむりやり動かしているのでその恩恵に預かれていない。

『のどか』は仕様書を見ると他アプリに干渉するとのことであまりPCに入れたくなかった。なのでパ行は空いている所に突っ込むことになり、完全な『ハイブリッド月配列』とは言い難い。

本記事はその体で読んでくれれば幸いである。

以下感想

 

拗音行段は気持ちいい

通常、裏面にまわった「ち」等は

  • シフトキー+文字キー「ち」+文字キー「ょ」

の3打で「ちょ」を出すことになる。もちろん「ょ」が裏面にあれば4打になるのは言うまでもない。

しかしこの月配列においては

  • 「う(裏面ち)」+「ょ」=ちょ

の二打で済む。

一見ややこしく見えるかも知れないが、打鍵してみると直感的なのがわかるはずだ。「ぎょ」「りゃ」、「ふぃ」も――脳内コストは低く――2打で打てるのは快感である。

あらゆる月配列はこの拗音行段を取り入れればいいのでは? と思うほどに画期的。

 

同指跳躍・同指異鍵が多い?

アルペジオを重視した影響か

  • 「にん」「ので」「いに」「いん」「いく」
  • 「のと」「おい」

といった ”頻度の高い” 同指跳躍・異鍵が多い印象がある。

特に「の→で」は指を上げてから下ろす動作+運動機能が平凡な薬指なので、打鍵感が悪い。「お→い」は人差し指で右から左へと戻る動作なのでこれまた指心地が悪い。

ただ同指異鍵だから悪いというわけではなく、「い→に」の最速人差し指の縦連や「い→く」の左から右の進む動作はそこまでの不快感はない。

各指によって、進む方向によって、同指跳躍/打鍵であっても打鍵感というのは結構変わるのだなと興味深い発見だった。

 また代わりに(?)「です」「ます」「する」の連接が打ちやすくなっているので、丁寧語を多用するケースに嬉しい配列だなと思う。

 

 「っ」の連接を並べる効果

文字の繋がり(2gram)を見ると「って」「った」は上位に来る。

『ハイブリッド月配列』は左手上段に「ま、て、た、っ」を配置し、その文字の流れを大事にしているように思える。

実際「まってた」「いって」「たった」は打ちやすいし、その配置の効力を感じる所だ。

しかし「っ」の連接は並べる必要があるのか?と私は思う。

というのも「っ」の後は一拍置くため、並べてもその快適さの影響は薄くなってしまう。例えば「言ってた」は「いっ-てた」となり、「して」や「かい」と比べると一拍分がもたらす打鍵感は結構な違いが出る。

どんなに指が早く動いても「っ」の性質を考えると、先頭にくる「い」「か」「た」と同じ側にあるほうがよく――タタタと打てるので――、また受け手となる事が多い「て」は逆側のほうが都合がいいのかもしれない。

逆側ならば一拍分余裕がでるので、指がスムーズに動きやすいと考えるからだ。

 

「ま」が小指なのは辛い

当該配列は[Q]に[ま]を置いている。

右利きで小指が(そこまで)長くない私からすると、非利き手の小指はなるべく動かしたくない。端的に言えば打ちにくいのだ。

「ま」は文字の頻度率としては高めなので、それが[Q]にあるのは中々に辛い。

ただ「し⇔ま」の連接頻度を考えるとこの位置にあるのは頷けるので、小指が長い人はあんまり気にしないのかもしれない。

 

左小指の負担率

――左小指に負担感あるぞい? 

と思ったらそれも当然でここには「?」、つまりシフトキーが配置されている。

つまり

ざずぜさぞじどわろへゆ じょ じゃじゅ

を出すためには左小指を一度打鍵しなければならず、この14文字分の負担がここに乗っかっていることになる。

出現頻度的には大したことない文字達だが、それでも塵も積もればなんとやらである。

大抵シフトキーは「負担に耐えられる指」で賄うのが通常で、中指、薬指に配置されることが多い。しかしそのかわり打鍵効率が悪くなるとか、ホーム段に連接できる文字が割り振れられなくなるといった問題も出てくる。

しかしシフトキーを増やすことで好位置に文字を割り当てるメリットもあるので、そこはトレードオフなのだろう。小指にシフトを割り当てるのは、人差し指と薬指の連接を重要視するなら妥当な判断である。

けれど、何故シフトキーは右手小指ではないのだろう? なぜ弱い左小指なのか? そんな疑問が生まれてしまう。

一般的には――右利きならば――右小指のほうが頑丈だと言われているので、割り当てるならこちらではと私は考えてしまうのだ。

先述した「ま」の事も考えると、もしかしたら『ハイブリッド月配列』は左利き用配列なのかもしれない。そう考えればこの負担率もしっくりくる。

が実際のところはわからない。

またDを押した後Aを打鍵する――同手シフト――もあって、左小指が不器用な私は余計負担感を覚えてしまうように感じる。

 

 

同手シフトのリズム感

シフトを私は「投げる」感覚で使っている。

右側で連続する文字は辛いのでそこを左側に投げて打鍵感を良くする。あるいは同手側で好位置にするために逆側から援護する。

そんな意味合いで捉えている。

実際、連接文字「てい」「げん」等を同手側で好位置に出来ない場合、左側に投げるほうがスムーズに打てる。

それが「シフト」の役割だと考える。そしてそれは交互打鍵のリズムとなる。

しかし同手シフトはリズム感が異なる。

  • タタタタ

  • タタンタタ

みたいな感じになる。これは面白い。

発見したのは、[D][S]は打ちやすいが[D][F]は打ちにくいということ。また[D]→[A]も同様に打ちにくいということ。当該配列だと「ち」は打ちやすいが、「だ」「あ」は打ちにくいとなるだろうか。

長い中指の次に、短い小指、というのは小指が浮いてしまって上手く打鍵できないのだ。

どうしても小指に力がはいらないので仕方ないとして、これまた(中指を起点にした)「進行方向」で打鍵感が良くなったり悪くなったりするということである。左手は中指から始めた→薬指はやりにくいのかもしれない。

逆に右手は「び」も「つ」も打ちやすい。(いずれも同手シフト)

もちろん利き手、各指の運動機能の個人差、千鳥or格子配列キーボード―――によって打鍵感は変わってくるので普遍性があるかは分からない。

だが、多くの人が「この指から始めた流れは打ちやすいが、逆だと打ちにくい」という感想を残せばある程度の指標にはなりえるのではないかとも思っている。

 またこの異なる打鍵リズムを「頻出度の高い連接文字」と組み合わせることが出来るならば、打っていて楽しい配列となりそうだ。

当該配列ならば、「つ」[K][L]→「か」[:] の流れは好きだ。さらにそこから「い」[J] の流れもある。

 

ただ同手シフトは片方の手で2打鍵して1文字出すので、シフトの交互打鍵と比べると速度的には遅いのが難点だろうか。

人によっては【リズムが変わるのが】生理的に嫌って人もいそうである。

 

おわり

てことで、分速100文字もいかない人の『ハイブリッド月配列』のインプレッションでした。

習熟すれば打鍵感や感想は変わってくるのかもしれませんが、とりあえず初期はこんな感じです。

不満も言いましたが、配列は何かを良くすれば ”必ず” 何処かが悪くなるの繰り返しなのでそこは理解しているつもりです。後は使用者がどこまで納得できるかなのかもしれません。

とかく拗音行段はほんと素晴らしいので、未だ試したてない人はぜひ。

 

あとどうでもいいですが、千鳥配列キーボードだと[C]は中指ではなく、人差し指のほうが打ちやすいやすいなあと思うこの頃です。(※ホームポジション打ちの場合)

というかね……千鳥配列キーボードはタイプライタ時代の害でしかないのでさっさと滅びればいいと思うの……格子配列キーボードが一般的になればあらゆる配置の打鍵感はみるみるUPするのに……テンキーが使いやすいのがその証拠だよ……ああ最悪(ぐちぐち)

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