猫箱ただひとつ

物語追求blog。アニメ、マンガ、ギャルゲーを取り扱ってるよ

【感想】本好きの下克上が完結したので慌てて読了!フェルディナンド様に抱かれて萌え転げろ?【神に祈りを】

スポンサーリンク

f:id:bern-kaste:20170517164716j:plain

2016年9月にweb小説『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~』を読み始めました。

前々から各界隈で話題になっていた本作ですが、諸事情で目を通せなく、この時ようやく触れることに。

そしてあまりの面白さに一月で最新話に追いつきます。三年分の連載、約600話をこの期間で読了するのは――他の人はどうか分かりませんが――私のスピードを考えるとめちゃくちゃ熱中したことがわかるはずです。

そこから連載を追いかけるものの、やはり「ドバッ」と読みたい私からすると少量づつ読むというのは性に合わず、量が溜まってから読めばいいよと敬遠し始めます。

2017年3月に完結するものの、上記の理由で気づくのが遅れたというのが本記事を書いた流れでしょうか。

まずはさらっと紹介文を書いた後に、読み終わった感想を語ろうかなと思います。

「本好き」をざっくり紹介

 

舞台は、異世界転生でおなじみの中世ヨーロッパ風ファンタジー世界にて「少女マイン」(=生前は読書大好きな女子大生)が本を作り!そして司書を目指す! というあらすじです。

彼女が転生した先は印刷・製本技術が未発達なため「本」がとても高価。お貴族様しか買えないものを平民の娘であるマインが手に入れられる訳がありません。

仕方がないので諦めるか――なんてのは本フリークスには聞けぬ相談というもの。

やがてマインは「買えないなら自分で作ればいいじゃない?」と製本づくりに身を乗り出し、現代知識を駆使して諸問題を解決していく様は実に見ごたえがあります。

また生前は読み専だった彼女が(めんどくさい)製作側にくるりと転向するのは人のインセンティブがどこにあるか分かりますし、人と人との交渉・駆け引きといった「政治力学」がしっかりしているのも要注目です。

お金はない!身分もない!体力もない!――そんなナイナイ尽くしの少女が果たしてどこまで野望を実現できるのか!? もし興味があれば読んでみてはいかがでしょうか。

きっと素敵なビブリオ・ファンタジーに出会えるはず。

 ▼

本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~

 

――というのは建前で

本作はマインの残念可愛さに萌え死に、フランにぎゅーっと抱きつきたくなり、シャルロッテとメルヒオールの笑顔にひれ伏しながらフェルディナンド様のテレ顔に萌え転がる物語となっています。

ああ!フェルディナンド様あぁあああーー!!!!(爆発四散)

関連

eroge-pc.hatenablog.jp

ここからはネタバレ注意で。

 

 

最終話の感想 

 マインの夢(=司書になる)が半ば確定したここで物語が閉じられるのは何の違和感もない。よくまとまった終わり方で、この長大なお話がしっかり着地できたのは評価できる部分だと思う。

本当はもっともっと――ずっと彼女の物語を読んでいられると何の根拠もなく思っていただけに虚無感がうずまき、ペットロスならぬ ”本好き・ロス” に成ってしまった感さえある。

――もう『本好きの下克上』が読めないなんて噓でしょ……噓だといってよマイン!!! 

でも終わらない物語なんてないからね……仕方ないのである。でもでもアレキサンドリア夢の大図書館でキャッキャッウフフしてるマインちゃん見たかったですはい。あとフェルディナンド様との「恋情」がない夫婦生活も見たかった、見たさしかないと思うの。なにより最後まで「恋」ではなく、「家族」として一緒になるって良すぎません? 

という心残りが個人的に少しあるくらいで、「終わる場所」に関しては不満はないことになるだろうか。

だが「終わり方」についてはあまりにもあっさりしすぎているので、Ending感はなく、日常の1ページに留まってしまったのは不満かもしれない。やはりアタック感が弱いENDというのは「END足り得ない」のだなと密かに思ったものである。

それでも『本好きの下克上』は ”そういう” 終わりだったのだと納得しているので、強いて言うならばという枕がつく感じだろうか。

  ◆

私的「本好き」めちゃ萌えランキング

1 レッサー君で城内を移動するローゼマインを、「何だあの奇妙な生き物は……」という目線で見送る人々。しかし当の本人は「どう可愛いでしょ?」と思っている互いのギャップ構図に萌え死ぬ。

2 神具にはじめて魔力奉納後、ぱたりと倒れるマイン。 あれ身体動かないよ?と思案中、「みっともない。さっさと立ち上がりなさい」とフェルディナンド様の容赦のない一言。シチュ萌。

3 家族同然だと言い放つマインに口元を押さえ、顔をそらす、フェルディナンド様。(胸中を想像して足バタバタ)

4 メルヒオールの「ローゼマイン姉上!」発言にキュン死。ああ、可愛すぎ。よしよししたい。(なでなで)

 

   ◆

『世界』が段階的に膨れ上がる物語は、おもしろすぎると思うんだ。最初は平民→神官見習い→貴族→女神の化身、と言った具合に身分がランクアップするごとに体験する事柄も変わっていき、それまでは知らなかったグランドルールが開陳されていく。

これは「最初から」そういう世界だと分かっていると魅力減なんだけど、「徐々に」明かされていくと物語の豊穣さというか、世界の広大さが皮膚感覚で理解できるので好きなんだよね……。

私たちの足元のには、亀と象が世界を支えてくれているのだよ、みたいなね。

   ◆

本作の魅力は、「現代知識と倫理観の異化」「ものづくりの楽しさ」「政治力学」「世界の段階的開示」「KAWAII の5つと言えるかもしれない。そしてそれらが有機的に接合したサクセスストーリーなのも読んでておもしろい部分なのかなと思ったりもする。

なにはともあれ、満足度の高い物語でした。どこかが超美麗なグラフィックでノベルゲームにしてくれれば買いますし。『本好き』はADVと相性いいと思うんですよね。そのボリューム制限がないので、思う存分全編描けますので。

とかくとかく ”神に祈りを!(ビシィッ)” を捧げたくなるほどにいいお話でした。うんうん。(ちなみに私の中のフェルディナンド様像はベリーショートという出で立ち。どうでもいいね!)

なろう小説記事

eroge-pc.hatenablog.jp

eroge-pc.hatenablog.jp

eroge-pc.hatenablog.jp

異世界転生で得られる教訓は「今までの全てを取り替えることで人間の行動は変わる」という考え方(無職転生~本好きの下克上)

 

 

本好きの下剋上ふぁんぶっく
TOブックス (2017-03-10)
売り上げランキング: 4,053

こんなのもでてるのねと