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『親指シフト』、はじめました。/チンパンジー並の打鍵速度から早四日目

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(1)概要

ローマ字入力、かな入力、とは異なる方式が「親指シフト」です。

特徴は単独打鍵と同時打鍵による「しゃべるように打てる」「ローマ字と比べ打鍵速度が1.7倍」といわれています。

一字一音に対応してるためローマ字変換をする必要がない、かな入力に比べ大きな範囲を指がカバーする必要もない、といった理由で快適なタイピングが可能だそうです。

慣れれば脳とキーボードが直結するごとく、打てるのだとか。

 

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親指シフト - Wikipedia

導入方法

エミュレターをインストールすれば今あるキーボードで親指シフトが使えます。Windowsは「やまぶきR」、Macは「Karabiner」が有名です。(詳細は各自でお調べ下さい)

専用キーボードも発売しているので、慣れたらそちらに移行しても良いかもしれません。(それでもエミュレーターは必須ですけども)

 

ローマ字変換あの煩雑さに疑問を持ったことがある人は、これに惹かれるのではないではないでしょうか。私は惹かれました。

ゆえにここ数日、親指シフトを練習しているわけですが、そこで気づいたこと、デメリット、試行錯誤を書き残しておきます。

 

(2)チンパンジー並の打鍵速度は辛い

今まで慣れ親しんだ入力方式から、新しい方式に移行するわけですから結構大変です。

一日目はチンパンジーに打たせたらこうなる、と思うほどの遅さで全然文章を組み立てられないしそもそも打ちたい文字が見つからないストレスマッハ×3でした。

日常的に、文字入力せざるを得ないって人は大勢いると思うんですが、この移行コストの大きさは見過ごせないところです。一時的にでも「まともに文字入力できなくなる」これを知っておくべきかもしれません。

まぁでも、必要なとき、必要なタイミングで従来の入力方式に戻せばいいだけの話かもしれません。習得は遅くなるでしょうが。

 

(3)練習方法

調べればいくらでも効果的な練習方法は見つかるので、参考にするならそちらを閲覧したほうがいいでしょう。「NICOLA派宣言」はとても役立ちました。

NICOLA派宣言 | NICOLA 日本語入力コンソーシアム

てことで基本的には「NICOLA派宣言」にそって練習していたんですが、このとき勘違いしていたのは母音を覚えたほうが習得が早くなるのでは?と思っていたことです。

しかし、親指シフトの文字配列は『頻出する音』がホームポジションに集められています。なので覚えるのはaiueo(母音)でもsfgew(子音)でもなく、ホームポジション

  • 「うしてけせ はときいん」(単独打鍵)
  • 「をあなゅも みおのょっ」(同時打鍵)

この一列を覚えることが肝要です。そうすれば「東京の刑事はとっても元気」なんて文章もホムポジから指を動かさず書けますし、ここに気づくのに時間がかかりました。

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また以下も心がけました。

  • 指の位置を意識する
  • 手は平らではなく、猫の手に
  • ゆっくり打つ、早く打とうとしない
  • できるだけローマ字入力は使わない
  • マスキングテープを使う
  • キーボードは見ない

順を追って説明すると

――ニコラ配列は人差し指がカバーする範囲、中指がカバーする範囲が決められており、その通りに指を動かすことで「人差し指を上にずらしたら"ち"」というふうにいちいち配列表を見ることなく覚えられます。(中指で「つ」を押したら消して薬指で押し直して身体が覚えるようにしました)

また親指シフトは単独打鍵と同時打鍵が特徴の入力方式ですが、「押す」のではなく「つかむ」意識でやるといいそうです。故に手は平らではなく猫の手なんだとか。確かにこちらのほうが打ちやすい。

先人たちの教えにある通り、早く打とうとするあまり指の対応が不適当になったり、そのせいで習熟が遅れるのは嫌だっだので配列を覚えるまではスピードを求めるのは後回しにしました。

親指シフトをはじめたらその他の入力方式は使わないほうがいいそうです。というのもせっかく新しい入力回路が脳でできようとしている時に、あっちいったりこっちいったりしているとそれの妨げになるのだとか。出来るだけローマ字入力は控えました。

「orzレイアウト」(=既存のキーボードで親指シフトが使いやすいように「Y.H.N」キー縦一列をずらしたエミュレーター配列を導入すると、人差し指のホムポジは「K」になります。

正直このネーミングセンスは頂けぬ……。

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ただKキーには「J」のような(物理的な)ポッチが付いてませんので、最初の頃は右手をホムポジに添えるのが中々大変です。

(左手のホムポジは従来通りFなので問題ない)

なのでKキーにマスキングテープを貼って対処しました。これなら無意識に、キーボードを見ることなく、右手をホムポジに置けます。

そしてキーボードを見ながらやるなと言われます。おそらく旧来の入力方式を想起してしまうからかな?と思います。これはアウトラインプロセッサー(=NanaTerry)に配列画像を貼り付けて、それを見ながら練習することに。

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このやり方はおすすめです。(ブログのエディタでもいいと思います)

 

――そんなこんなで始めて4日。

この記事を(今までの1/3以下の速度で)書けるくらいにはストレスなく打てるようになりました。計ってみたら分速40文字だそうです。わーい(?)

とりあえず文字配列は殆ど覚えましたが、まだ無意識にズババッと打てませんし、ローマ字入力とごっちゃになる時があるので今後はこれをなんとかしていきたいですね。

このウィーク中にとりあえず形にはしたかったので、その目標は達成できたと思います。ただ「指がしゃべる」にはまだまだ遠そうです。

 

 

(3)キー位置カスタマイズ

フリーソフトエミュレーター『やまぶきR』は、yabファイルを弄ると自分の好きなようにキー位置をカスタマイズ出来ます。

私が使ってるは配列は「NICOLA拗音拡張+α-orz」ですので

  • YamabukiR→layout→NICOLA拗音拡張+α-orz.yab

このフォルダ順に行けば「(略)orz.yab」が見つかります。これをメモ帳で開くとごちゃごちゃした文字列が現れますが、重要なのはこの3つでしょうか。

・[ローマ字シフト無し]
1,2,3,4,5,'>'CV4D,6,7,8,9,0,-,'<'CV4D
.,ka,ta,ko,sa,'「'CV4D,ra,ti,ku,tu,','CV4D,,
u,si,te,ke,se,'」'CV4D,ha,to,ki,i,nn,後
'.'CV4D,hi,su,fu,he,'_'CV4D,me,so,ne,ho,'・'CV4D

 

・[ローマ字左親指シフト]
?CV4D,'/'CV4D,'~'CV4D,'「'CV4D,'」'CV4D,'>'CV4D,'['']'CV4D左,'|',()CV4D左,'●','『''』'CV4D左,'='CV4D,' ̄'CV4D
la,e,ri,lya,re,無,pa,di,gu,du,pi,無
wo,a,na,lyu,mo,無,ba,do,gi,po,yo,無
lu,-,ro,ya,li,無,pu,zo,pe,bo,'・'CV4D

 

・[ローマ字右親指シフト]
!CV4D,'―'CV4D,'…'CV4D,'「''」'CV4D左,'*'CV4D,'}'CV4D,'['CV4D,']'CV4D,'('CV4D,)CV4D,'『'CV4D,'』'CV4D,'{'CV4D
無,ga,da,go,za,無,yo,ni,ru,ma,le,無
vu,zi,de,ge,ze,無,mi,o,no,lyo,ltu,無
無,bi,zu,bu,be,無,nu,yu,mu,wa,lo

 

[ローマ字シフト無し]とは、つまり単独打鍵で表示される全範囲ですね。[ローマ字左親指シフト]は親指シフト時におけるキー範囲、最後はお分かりのとおり親指シフト時のキー範囲

あとはそれぞれ左から「1234567890…qwert …」の物理キーボードの順番に対応するものが書き込まれているので、自由に弄ればいいでしょう。

ただ弄るのは「」?・といった記号や、最初からキーが割り振られていない場所だけに留めるのが無難だと思います。「うしてけせ」を「あいうえお」にする人はいないと思いますが、それでは親指シフトの意味がなくなってしまうので。

私はデフォルト配置「、」「・」を "「" "?" に入れ替えたり、Enter、Deleteも割り当てられるので割り当てました。中々に使い勝手がよいです。

ちなみにyabファイル書き込む時は、以下の文字を入力しないと無反応なので注意。また記号文字はダブルクォテーションで囲まないといけません。多分。

  • 無(割り振りなし)
  • 家(Home)
  • 終(End)
  • 消(Delete)
  • 前(Page Up)
  • 次(Page down)
  • 後(BackSpace)
  • 入(enter)
  • 左(カーソル移動)
  • 下 〃
  • 上 〃
  • 右 〃
  • VF0(英数)
  • V1D(無変換)
  • V1C(変換)
  • VF2(ひらがな)
  • VF3(全角/半角)
  • CV41(Ctrl+A)
  • CV58(Ctrl+X)
  • CV43(Ctrl+C)
  • CV56(Ctrl+V)
  • CV4D(Ctrl+M)
  • "?"

これを覚えておけば、やまぶきRの設定にある『拡張親指シフト』を使いこなす時にも役立つはずです。

またCV4Dは確か文字の後ろに挿入すると、変換不可になるんだったかな。逆に消せば変換可能な文字になるはず(要検証)

 

おわり

ふーすいさんのブログで「親指シフトすごい!」と聞いたのが、興味を持ったのきっかけでした。

まだはじめて数日しか経っていないので、そのすごさはあまり実感できていないんですが「無意識」にタイピング出来るようになれば――ローマ字よりポテンシャルを感じるので――また変わってくるのかもしれません。

そういえばタイピング速度が遅いせいか、だ・ある調で書けない。ですます調になってしまうのはなぜ(汗 

あと親指シフトユーザーが愛用するHHKPが気になって仕方ないので、一度実機触ってみたいなと思ってるんですがどこかに置いてあればいいな。(それにしてもお高い)

参考にさせて頂いた記事

yossense.com

mono96.jp

www.fahrenheitize.com

やまぶきRで拡張親指シフトを活用しよう - もばめんブログ

NICOLA派宣言 | NICOLA 日本語入力コンソーシアム

NICOLA拗音拡張 : 親指シフト表記付きUSBライトタッチキーボード