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猫箱ただひとつ

物語追求blog。アニメ、マンガ、ギャルゲーを取り扱ってるよ

ReLIFE2-5話感想 私の頭にさわんじゃねえ!

アニメレビュー アニメレビュー-ReLIFE
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友達→PON!(2話感想)

 

日代さんにとって「友達がいないこと」がどれくらいの重さなのかは分からないけれど、「友達がいないこと」を面と向かって「誰かに話す」 のはそういうサインなのかなと考えてしまう。つまり、私はあなたと友達になりたいという意に他ならない。

となれば、彼女はすでに新太に心を開いているのだろうと言っていいのかもしれない。

だって友達になりたくない人(≒嫌悪している人)に「私今まで友達出来た こと無いんです」なんて話さないものね。その結果「俺と友達になりたいって意味?」って勘違いされても嫌だもの。

そうして、半ば決められた事柄のように日代千鶴は告げる。

 

日代「つまり…だから…携帯の番号を教えてくれませんかと言っているんです」

日代「あなたと友達になりたいと言っているんです…」

日代「友達0のぼっち女が、なんとか1歩踏み出してみたところなんです」

日代「それぐらい読み取ってください…」

日代「ほんとう、馬鹿ですね」

 

新太「∑そりゃ察せずにすみませんでした」

新太「でも、そういうふうにちゃんと言葉にすれば誤解もなく伝わるし、拒否るやつもいねぇと思うよ」

――ReLIFE2話

 

こうした流れで生まれる――彼女が彼に――「あなたと友達になりたい」と告げるのは、ある意味自然である種当然の成り行きで、そしてそれがなんだか心地よい。こういう(不器用で、覚束ない)心のふれあいというか積み重ね方が私は好きだったりする。

人とのコミュニケーションの面白さは<他者>が<他者>ではなくなっていく瞬間や、<他者>が<他者>であるとはっきり理解する瞬間なのかなとも思った。端的にいうと分からない存在が分かるようになること、分からない存在が完全に分からないものだと理解することが、私は好きなのである。ここに人との触れ合いが凝縮されているとさえ。

 

そして、これくらいあらゆる人間が「分かりやすく」あれば……いいえ「何を考えているか」明白ならば友達付き合いは円滑だろうにね。そういう意味で日代さんは自身の内面を明示化することにさほど抵抗感がない人なのかも。ふむふむ。

なんにせよ、この後、海崎新太は「よくできました」と日代さんの頭をぽんぽんする。

 

「よく言えました」

 

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――新太/『ReLIFE』2話(トムス・エンタテインメント/だぶるいーぐる)

 

この時、私は思ったね。左フックでこいつの顎先を貫くかどうか。しかし射線上にはヤツの腕が邪魔してダメだ、となると右ストレートでぶち抜くかしかない。いやでも後々問題になっても困るし耐えるしかないのか。ああくそっ。

(私の頭に気安く触んじゃねえ……)

という嫌悪感がぶわっと溢れてしまった。殴るはやり過ぎだとしてもせめて押しのけるか、頭上に乗っている手を振り払いたい気持ちが一瞬にして励起する。嫌悪で身体が震える。怒りでまぶたがぴくぴくする。

もちろん日代さんがそういうふうに感じているとは思わないし、私自身の価値観が優位になっている状態である。一歩引いた視点で見ると私はこのシーンでは新太ではなく日代さん側に立っていて、その上で身体感触も同期するせいかこういう嫌悪が生まれるのだろうな……。

なんにせよこの関係性で頭ぽんぽんはダメだろ……と(私は)思うものの、逆にいえば「海岬新太にとってはありふれた行為」ということなのかもしれない。何気なくよくやっちゃうのかもしれない。

彼は実質27歳で、日代さんは18?なので「年下の女の子」に接する状況でかつ「その子が褒められる行為」をしたときそこには「頭をなでる」正当性がうまれ、頭を撫でるという行為に移ってしまうのかもしれない。

そして、日代さんの取った行動がこれである。

 

「馬鹿が馬鹿にしないで下さい」

 

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――日代/『ReLIFE』2話(トムス・エンタテインメント/だぶるいーぐる)

 

(グッ)

この時私は思ったね。日代さんあなたは最高だよと。ぱしっと振り払って当然だよと。

 

ただここの雰囲気からすれば、日代さんは別にそこまで嫌悪を感じているわけじゃなくて「海岬に上から目線で接してこられるのが嫌だった」だけだと思う。友達になろうよと言って、「上」から来られたらむかっとするのも解らなくはない。

友達というのは「対等」なのだから、対等にコミュニケーションしていきたい。そんな気持ちが日代さんにあったんじゃないだろうか。

3話以降ではもしかしたら「頭ぽんぽんうざかったんです」ということが明示化される可能性もあるにはあるが、公算は小さい気がする。あとは言葉通り「馬鹿に馬鹿にされる」ことが嫌い→日代さんには学力的なイデオロギーが内面化されていることもありうるのだろうか。

いやなさそう。

   ◆

3話飛んで5話。

ここでも(紆余曲折あって)海岬新太は狩生玲奈の「頭をぽんぽん」する。

 

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――『ReLIFE』5話(トムス・エンタテインメント/だぶるいーぐる)

 

狩生さんの反応待ちではあったが、2話の日代さんの時みたく私自身に嫌悪が生まれることはなかった。ぴくっとはしたけど、まあこうきてこういう流れで、狩生さん思わず泣いちゃって、そこそこ信頼関係ある海崎に頭を添えられのは彼女の気持ちを考えるならば逆に安心するのかもしれないとさえ思えた。

実際に狩生さんにとって悪手ではなかったことが、この後に判明。

これはリライフの感想というよりは、私の気持ちが、あるいは他者(だと推察する)気持ちがどういうときに優位になって、どういうときに劣位になるのかのよく分かるので記述しておきたかっただけ。

正直、私の価値観だと「頭をぽん」するのってあんまり褒められた行為ではないし、かなり限定的なシーンでしか通用しないし(狩生シーンもダメではなかろうか)と思うんだけど、日代シーンではその通りに気持ちが揺れ動くし、狩生シーンでは対して気にならなくなったりもする。

そういうのが面白い。

どの立場に立って見ているか――でずいぶんと物語の雰囲気も変わってくるし、私が捉える印象も違ってくるのだなと。

あと本当どうでもいいのだけど、やはりと言うべきか、海岬新太にとって頭をぽんぽんするのは「ありふれた行為」だったか……!

マイガッ!

 

 

人生やり直したいと思うかと問われれば

 

「人生やりなおしたいと思ったことありますか?」が本作のキャッチコピーである。ちなみに私はない。「やり直し」による甘さも、それによる恩恵も好きだけど、絶対的に希求するわけじゃないのは何故なんだろ。そういう気持ちも分かるし、"手を伸ばしたく"なる輝きがあることも理解しているが別段欲しくはない。

それよりも1クール全て(30作品以上の)アニメを精神と時の部屋で見れる環境が欲しいところである。無限の時間を自在に活用できることの取引ならかなり頑張ると思う。いま実際そんなものないんだけどね。

異世界転生、異世界召喚、ループ、今回のような限定的な環境でのやり直し……なんにせよ私があまり好きではないのは「人生をやり直しすことへの意志」なのだとも思う。つまり「結果的に」ループするなり、人生をやり直すのは別にいい。けれど「自分の意志」でそれらを採択することが――拒絶するほどではないんだけど――そこまで好ましくはない……って感じなのだろう。

だったら今のこの時間は一体何なのだろう、という気持ちのほうが勝る。ずっと前から事ある毎にこの話はしているけど、いや、まあうんやっぱり「好みではない」。

 

多分この2つのいずれか、あるいは重なり合った時、「やり直したい」という気持ちは膨れ上がるのではないだろうか。

①現状に不満を覚えてる

②過去の栄華を忘れられない

海岬新太だと5話まで鑑みると①のみ。

 

そして「やり直し」の恩恵って

①癒やし

②獲得

③解消

の3つに分けられそうな気はする。

過去の傷を癒やす、過去に得られなかったものを獲得する、現状の問題を解消する。「人生をやり直す」というのはこういう恩恵があるのかもしれない。

そして私達もまたあらゆる方法で「人生のやり直し」を図っている。それは無意識かもしれないし自覚的なこともあるだろう。けれど「物質的」「結果的」には現実それ自体は書き換えられるわけじゃなく、変化は当事者内にのみにしか起きず、影響範囲は各個人内に留まる点で『ReLIFE』は酷似している。

とても現実的な"やり直し"と言っていいと私は思うのだよね。逆に異世界転生は現実では起こせる気はしない。

何を言っているか分からない? 大事な部分は記述していないので「現実上で起こせる"やり直し"」について心当たりがないとここの文章は意味不明だろう。ここで長々と語るよりはどこか別の場所を設けて話したいので、今日はこのあたりで。

 

   ◆

 

それにしても毎話「ED」が変わるなんて聞いてなくて、楽しい。

新太が高校生のときの青春ソング?印象に残っているHITソング?をEDで流していると聞いたのだけど、なるほど。

 

 

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