猫箱ただひとつ

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学戦都市アスタリスクの彼らはなぜ技の秘訣を敵に教え、敵の攻撃を真っ向から受け止め、力比べをしようとするのか?

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アスタリスクつまらない……」と切るか悩みラスチャンで3話をみたらあっと言う間に全話見てしまったお話

 

以前、14話まで見て「一期と比べ作品外形のレベルが落ちてきているので視聴が辛くなっている」と語ったが、ラストチャンスで15話を見たら面白くてあれよあれよと全話まで見てしまった。

 

アスタリスクは作品外形が高品質だからこそ視聴に耐えられる」と私は何度も言ってきたのですが(ともすると結構な言い分ですけど)二期からその作品外形の質が少し落ちてきたり、OP・EDのクオリティが一期から比べると落ちてきたりしたため、視聴が気怠げになっている人がここにいます。

2話まで見たんですけどどうしよう。むむ。

 

参照→2016年春アニメ27作品現時点の感想(+個人的なおすすめ度

 

そう感じた、1つ目の理由としては私自身が本作に慣れ始めたというのがあるかもしれない。先述したように――やはり――作品外形は落ちているし、バトルもそこまで魅力的ではなくなってきているが「悪くないなあ」と思える。展開も王道だし、キャラクターも魅力がないわけじゃないが異彩を放っているわけでもない。でも「悪くないな」という読後感がある。

 

2つ目の理由としては、3話から沈雲&沈華VS綾斗&ユリスの戦いが始まる。これの何が面白いかっていうと「双子の攻撃を"卑怯"だと訴える綾斗達」の構図にある。私からみれば双子は全然卑怯ではない。敵の弱点を知れば弱点を突くのは王道であり、最善手であり、勝利の近道だ。RPGで火属性が弱点だとわかっている敵モンスターに氷魔法を使うだろうか? いいや火魔法を使うだろう。斬撃が苦手だとわかっている相手に打撃で挑むだろうか? いいや斬撃技を繰り出すだろう。

それと同じように天霧綾斗が実力を出せるのが5分と分かっているならば、5分超過後に攻撃を仕掛けるのは当然じゃないか? なぜみすみす好機を逃さなくてはいけない。なぜユリスや綾斗はそれがあたかも「悪い」のように決めているのだろう。

フェスタのルールでもそれが違反であるなんて(もちろん)書かれていないし、双子のスタンスは咎められるものではない。咎められているならば既に退場している。正々堂々の戦いを強いられる理由なんてどこにもないのだが……。

ではなぜ綾斗とユリスはそこに苦い顔をしているのだろう?―――

16話17話で「アルディ&リムシィVS紗夜&綺凛」の戦いが始まるとここでも彼らはなぜか「正々堂々」の戦いを取る。綺凛はアルディのシールドを破った秘訣を丁寧に教え、紗夜はハンデタイムを見送り全力でリムシィと戦うと宣言する。あまつさえ力比べをするような戦闘にも踏み切った。

それはまるで正面から打ち倒さない戦闘がすべて悪であるかのような、態度でさえあった。

 

   ◆

 

そういえばなぜ彼らは「大声で技名」を叫ぶのだろう? 声を発した時点で敵に「これからこの攻撃しますからねー!OK!?」とレクチャーしているもので敵を倒そうとするものが取っていい行動ではない。倒すならば速やかに、気取られることなく、攻撃を放つべきではないか。

だからこれはある種の物語様式かと思っていた。『学戦都市アスタリスク』はそういう世界なのだろう。そういうことならば理解し受け止めようじゃないか。そう受け取っていた。

しかし15話で幼少期の綾斗に紗夜は「技名を叫んで」とお願いしているシーンがある。つまり技名は叫ばなくていい世界なのだが――紗夜のお願いのように――叫ぶ必要や理由があるから叫んでいるということになる。おそらくそれは現在時間の綾斗やユリスも同様だと思う。

つまり、「真正面切って戦う」「正々堂々と戦う」ことも彼らの趣味嗜好というか、騎士道精神みたいなものが理由なのではないか? 敵には礼を尽くすべきであり、金的、砂かけはご法度だ。敵とは正面切って戦うものであり、己の技を出し尽くし勝利しなければいけない。そうだなできるならば技名を叫ぶといいな。そのほうが騎士っぽいだろ?

みたいなくどくどした(私には理解できないような)試合の精神が彼らには宿っているのかもしれない。だからこそ沈雲&沈華のような戦法を嫌悪するのかもしれない。なるほどな、これならば彼らの異様な態度も納得できる。

相手の攻撃を受け流さず力比べをしたり、敵に技の秘密を堂々と教えるのもそれが理由か。全くもって理解に苦しむな……。

とはいえ、そういった騎士道精神じみたものが『学戦都市アスタリスク』の根底にあるのだとしたら、それが流布した経緯はどんなものなのだろうという好奇心も出てくる。ないかもしれないが。

 

3つ目の理由は、刀藤綺凛の戦闘モーションが好みだからだ。これが視聴を続けている↑で一番大きいものだと思う。二期のOPからも分かるとおり、彼女は日本刀装備で、その技の一つ一つ洗練されている。くるくる回転し斬り付ける様は胸が踊らずにはいられないほどにカッコいい。

それはアルディ戦でも拝むことができる。やはり「刀」「剣」の類はいいものだよ……まじでまじで。もしHUNTERXHUNTERの世界だったならば私は「剣」と「手」がフィーリングと合致しているのでそれに即した念を覚えられるに違いないと思うほどに、感覚として「剣」が好きなんだよね。なのでそれを所持したキャラクターが目を見張るほどの動きをしていたならば、惚れ込んでしまうのは道理だと思う。

 

4つ目の理由は、シルヴィアという歌姫が歌う『Lonely Feather』がとても良かったからだろう。英語なのだけれど英語とは思えない、どこか別言語のような発話のテイスト、それが好きで(私のリスニング能力の関係も多分にありそうだけど)19話はいつものアスタリスクではなく別の、どこか別の場所へ手を引いてくれるような異界感があった。それを創ったのは間違いなくシルヴィアの歌であった。こういう「ワクワク」させてくれるシーンが1つでもあればわりとうーんと思っていた作品でも見れちゃうのだなあと。

 

おわり。

 

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