猫箱ただひとつ

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おすすめするのは難しいし、おすすめされるのはとっても嬉しい(3749文字)

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(1)作品をおすすめすることは、

 

 

難しいです。

それは「自分が好き」なものを闇雲に提示すればいいわけではなく、「その人が好きなもの」を提示しなければいけないからですね。

私がいくら『ナツユメナギサ』が好きだからってギャルゲーに慣れてない人はその萌えっとした絵柄で拒絶しちゃうかもしれないし、あるいは夢と現実の境界線に注視できない場合描かれている事をうまく汲み取れないことだってあるかもしれない。『ギャングスタ・リパブリカ』は多様性の考え方が1ミリもない場合やっても響かないし、2016年のADV作品に触れている人は昔懐かしい『kanon』なんて今更やってもつまらなく感じても不思議ではないです。

関連→2015年に「アトラク=ナクア」をやっても退屈なのはもう古典だからだ

 

 

ナツユメナギサ
ギャングスタ・リパブリカ

 

男の"娘"主人公が苦手という人に『るいは智を呼ぶ』をすすめても苦行にしかならず、短編を求めている人に100時間を超える『CLANNAD』を差し出しても喜ばれず、作品内容に注視してしまう人に『去人たち』『水月』を手渡しても敗退する結果しかなく、百合に興味がない人に『カタハネ』を教えても困惑し、メタフィクションに理解がない人に『SCE_2』を紹介しても払いのけられ、主人公にしか視点を合わすことができない人に『Scarlett』は重荷であり、学園王道ゲーを数百本プレイしている人に『さかあがりハリケーン』は辛すぎるように、アンリマユのごとき汚染された精神性を飲み込めない場合『好き好き大好き!』はキツすぎるのです。

 

 

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 そんなふうに、その人がどんなものが好きで、どんなものが嫌いか。どんな傾向の作品を好み、否定し、拒絶し、あるいは惹かれ、心を震わし、何に感情を高ぶらせるかを知り得ないと「おすすめした作品が実際にその人が好きになるか」の公算は小さくなってしまいます。

おすすめとは存外難しいものです。「自己」と「他者」を切り離し、他者の価値観を自己の価値観で推し量らなければいけないのですから。

そして、これを完璧に出来る人は存在しないでしょう。

 

 

 

(2)解釈の共有を行うと、公算は大きくなる、気がする

 

それでも、年単位で交流を続けている方だとおすすめした作品がHITする確率は高くなる。気がします。それは先述したように「何を好悪しているか」に留まらず、どんなふうに「物事を解釈しているか」を共有してきたからでしょうか。

例えば、リンゴと聞いて何を思い浮かべるか? 泣きじゃくってる母子を見てどんなことを言うか? 夢と現実についてどんな一家言を持ち合わせ、死生観、恋愛観、人生観、家族をどのように見做しどのように接しているのか?……といった多種多様な物事に対する「その人の解釈の仕方」を知っていると、やはりその人に合いそうな作品を提示しやすくなります。

とはいえ、そんな解釈の共有を行っていてもおすすめした作品が外れてしまうこともあります。「◯◯さんこれ好きそう」と思っても結果的にそうじゃなかった時、 やはりおすすめとは難しいんだなと痛感した人は多いんじゃないでしょうか。

きっとこの繰り返しで「おすすめ」という行為の練度が上がっていくのかもしれません。そうだといいなと思います。

逆に、年単位で交流を続けていても「解釈の共有」をしてこなかったらおすすめした作品が中々HITしないでしょうし、大事なのは付き合いの長さではなくどれだけ相手の考え方を共有してきたか、なのかもしれません。

この意味では、その方法は「会話」に限定する必要はないです。相手の解釈を共有できるならば「ブログ」や「Twitterの独り言」といったその人の思考の残滓が読み取れるものならば何でもいいはずですから。

 

以前、

『四月馬鹿達の宴』はきっと管理人さん気に入ると思います

 

と一度もお話したことがなかったフォロワーさんにススメてもらい、実際にプレイしてみたら見事にハマってしまった事がありました。的確に、ド直球に、私が好きにならざるを得ない作品だったのです。

そして思い返せば『四月馬鹿達の宴』で描かれることはこのブログで何度も語ってきたことであり、あるいは熱量を持って筆を走らせた部分。そこを汲んでくれた方が私に合うだろうなと考え差し出してくれたのだと思います。

あらゆる物語に『核』があるように、あらゆる人間にも『核』があるというのが持論です。(時間と共に変化する)中心軸がどのようなものかを少しでも読み込んでくれるというのはやっぱりとっても嬉しいことだなと、ブログやってて良かったと感じられた瞬間でもありました。

特にこのブログは管理人の思考を溜めるだけの場所なので、積層された記事が「コミュニケーションコストの低下」「解釈の共有」に一役買っているのかなと考えます。

いずれにせよ、改めて、本作をおすすめしれくた方有難うございました。

 

・関連記事

 寄り道が楽しいギャグ系RPG「四月馬鹿達の宴」 - 週末ゲーム - 窓の杜

 

   ◆

 

そんなふうに、その方と会話はしたことはないけれどブログやTwitterを読んでてて「あ、この作品あの方好きそうだな」とひらめく時があるのだと思います。私も時々そういうのあります。もちろん実際に交流している方も含めて。

sutaさんならば重厚なシナリオ・どぎつい世界観よりはクスっと笑えてバカやってふんにゃりした雰囲気の作品が好きだと思うので『俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している(アニメ版)』や『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?(アニメ版)』はHITしそうに思えます。特に『脳コメ』の「これぞラノベアニメ感!」(でも面白い)なので尚更にsutaさん好きそうだなと。

レイシアさん*1は儚い雰囲気・綺麗な情景を描く作品が好きなイメージがあるので『さよならピアノソナタ(ラノベ)』『半分の月がのぼる空(ラノベ)』『ひまわり(制作ぶらんくのーと)』は相性良いように思います。特に『ひまわり』は宇宙とロケットのお話なので、溢れんばかりのロマンパワーでレイシアさんのハートをがっちり掴んでくれるんじゃないでしょうかっ。リメイク版のOPはeufoniusなんだからね!

紅茶さんは何でもいけそうなイメージですが、人間の仄暗い内面を描く『SWAN SONG』・自我の鬱屈を描く『惡の華(漫画)』といったダークな作品は特にHITしそうな印象があります。『惡の華』は最初はえっちばいおれんすな感じですが、後半にいくほど文学的になっていくのでそこも魅力かもしれません。

ちゅんさん*2はご自身をアニメ好きだと強く自覚している方だと思うので、そういった作品を愛している方の想いに寄り添い(ナイフで切り裂き)肯定し(否定する)『四月馬鹿達の宴(フリーゲーム)』はとてもHITするように感じます。ただ本作は中編RPGなので、現在多忙であるちゅんさんには勧めづらいかもしれません。でもお時間あれば是非。

ぬまろうさん*3はオールジャンルのアニメを見る印象ですが、動物+ほのぼの系アニメは好きなイメージがなぜか私にはあるので2016年春アニメの熊と少女が送るのほほんアニメ『くまみこ』をおすすめしてみたいです。最終回は賛否両論みたいですが(私もまだ全話観れてない人ではありますが…)8話までは間違いなくすすめられると思います(--

――と勢いで各人に紹介したいなと思った作品を紹介してしまいましたが、もし合わなかったごめんなさい。そしてもし気に入ってもらえたならば幸いです。

 

 

 

 おわり

 

ということで、「おすすめ」のお話でした。

 

そして、これを読んでいる方が、もし、ここの管理人に「合いそうだな」「好きになりそうだな」と思った作品がありましたら、おすすめしてくれると大変嬉しいです。すぐに触れられるかは分かりませんが、時間作って手にとっていきたいです。

ブログのコメントでもいいですし、SNS上のリプライ、メールでも構いませんのでおすすめしてあげてください。待ってます。

 

それでは。またね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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