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猫箱ただひとつ

物語追求blog。アニメ、マンガ、ギャルゲーを取り扱ってるよ

殺すつもりでゲームをプレイするってこと。東方永夜抄の妹紅を殺すってこと

ゲーム ゲーム-東方Project
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東方永夜抄×殺人衝動

 

東方Project』をプレイする時、私は敵キャラクターを「殺すつもりで自機を動かしていることが多い。

例えば、自機が博麗霊夢であればスペル「御札追尾のホーミングアミュレット」「目の前の敵に高威力をかます封魔針」を元に戦闘イメージを構築し、敵のスペルカードも混合させて両者の「殺し合い」を脳内にて現出させる。

東方永夜抄』では自機が単体霊夢ではなく「霊夢&紫」のバディなので俄然燃える。霊夢が前線で戦っているところを後衛でサポートする紫。あるいは怠惰に戦闘に参加する紫。これに見かねてガミガミ怒りつつもきっちり仕事をこなす霊夢さん。燃える。さらにEXボスの藤原妹紅はその「劫火」によってこちらを殲滅しにかかるスペルがいちいちかっこよすぎて死ぬ。実際に強くて死ぬ。死んだ―――そうして彼女たちの殺し合いのイメージはより賑やかになっていく。

もちろん私の眼球に映っているのは「縦スクロールのシューティングゲーム」に過ぎないが、それと平行させて私が"観て"いるのは妹紅の両足が切り落され、霊夢の右腕は肘から先から無くなり、血反吐はいてる満身創痍の紫といった世界なのである。

妹紅は殺しても殺しても復活する「不死鳥」なものだから、本当、殺しがいがある。殺しても殺しても死なないとか最高だ。あるいは絶対王者の風格をかもす妹紅の前で火達磨になっている霊夢とか、膝をついて懇願してる紫とかぞくぞくする。肉が燃える匂い、命を賭けきった闘い、彼女達の口から血液がつーっと垂れる様子なんてもう堪らないし右腕がぐちゃぐちゃになって骨と肉が見えるのなんて胸熱でしょ? 『空の境界』の両義式が浅上藤乃に賛辞を送った気持ちを覚えるしかない。

 

「いいよ、浅上。 おまえは最高だ――― 」

 

――両義式/空の境界(痛覚残留)

 

だから、私は妹紅を殺す。

お前が目の前に立ちはだかるなら全力でぶっ潰そうと思える。

別に妹紅だけじゃない。フランも紫も諏訪子もこいしも等しく殺してあげる。

    ◆

ってことを友達に話したら「は?」って返された昨今。そりゃそーだ。こんな態度でプレイしている人はあまりいないし、いたらいたで怖い。

猟奇的な匂いのする本記事ではあるが、でもね、これは私なりのゲームモチベーションを高める方法なんだろうなと思う。今の自分じゃ絶対倒せないボス、ステージをクリアするための方法であり、諦めない絶対の意地を保ち続けるやり方。

妹紅にはけちょんけちょんにされた思い出が強く、というか永夜抄自体全クリは無謀と思えるほど難しすぎてえーりんの『アポロ13(Lunatic)』は反射神経をどれくらい高めればいいんだよこれあれなの「動線を見て」避けられるものなの?と思って考えないで無意識状態で指先に任せてたらクリアできた時の私SUGEEE!!!感。これが人体の領域を超えたオートモードってやつかい(違います)。『蓬莱の樹海』もこれムリだろ……と思って輝夜を殺す気で挑んでいたらいつの間にかクリア出来た時の達成感。こういう経験を経て「殺すように」プレイすることはあながち捨てたものではないなと思えたのだ。

ナイフを握りしめて敵の心臓を一突きにするくらいの殺人衝動も―――時には必要なのだ。ゲームプレイにはね。

 

参照→読者と作品の関係は、アーチャーと衛宮士郎の剣戟と、どこか似ている。

eroge-pc.hatenablog.jp

 

↑まさにこれで、作品読解に限らないとも。

 

 

 

 

 

岸田メルさんのお話は頷くしかない。創作に限らず。限らず。

 

(了)  

 

 

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