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猫箱ただひとつ

物語追求blog。アニメ、マンガ、ギャルゲーを取り扱ってるよ

機動戦士ガンダム・鉄血のオルフェンズ24話-25話感想。指定された領域内で指定された領域内以上のEndingを迎えることは可能なのだろうか

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グレイズ・アインという「死」(24話感想)

アイン・ダルトンは瀕死の重症を負うも「阿頼耶識システム」の施術を受けることで、その一命を取り留めた。結果、彼はモビルスーツ・グレイズ・アインの生体パーツとなり、完全な阿頼耶識システムを使いこなした敵として鉄華団に立ちはだかる。

その反応速度は三日月を上回り――とラフタ・フランクランドは言い――相対した鉄華団のモビルスーツ3機は一瞬にして壊滅した。

圧倒的な戦闘力。鉄華団では誰も敵いそうにない相手。超えられない力。捻じ曲げられない運命線。覆せないエントロピー……このままじゃ絶対負けるし、全部隊全損させられる恐怖しかないし、でもでもこれ以上なにか奥の手なんか出せないんだよ。崖っぷちの消耗性なんだよもう全てのチップをかけ終わった後なんだよ、こんな状況で一体どうやって勝てると言うんだ?

そういった考えがよぎる。

……全ての可能性を試したわけでもないのに、「負け」を皮膚感覚で体験させてくれるのがグレイズ・アインという存在だった。死だった。

そんな「死」に立ち向かうのが三日月であり、鉄華団なのだ。24話を視聴終了時点でこの「世界の法則」をどうぶち破るかの期待がすごかった。あるいは「世界の法則」に押し潰され三日月達は死んでしまうのかもしれなかった。でも私はそれを踏み越えていく――グランドルールをぶっ壊す――瞬間がとても見たかった。見たくて見たくてたまらなかった。

でもそんなのがあるのか? エントロピーは増えていく一方なんだ。藻掻くほど死に傾き、生から遠のいていく。それは時間であり、時間の矢をどうにかしない限りどうにも解消できないはずの問題なんだ。そういう指定された領域内で指定された領域内以上の結果を出せるのだろうか? エントロピー外からの影響なしでエントロピー内の問題をどうにかできるのだろうか? 

無理だ。グレイズ・アインに皆殺しにされる運命しか彼らには待っていない。けれどももしそれをひっくり返すならば?……

――25話。
――視聴。

やはり無理だったことが明らかになった。提示されたエントロピー領域内で死が確定された時、それを乗り越えるならば、エントロピー領域"外"を手繰るしかないのかもしれない。そういうことが段々実感としてもたらされてきた。

(25話の三日月の覚醒からの一騎打ち好きだが今はその話がしたいわけじゃない)

一体どうすればいいのだろう。
一体どうすれば提示された条件内で条件内以上のことが出来るのだろう。
それも"皮膚感覚"として「死」が宣告された環境下で。

――私が期待しているのは人の手で神を殺すのと変わりない。分かってる。でもそれを見たいと思う心情くらいは分かってくれるでしょ?

……ん、

言っている意味がわからない? なに話しているか理解できない? 大丈夫。ハイコンテキストにして理解できる人にしか書いてないので分からなければ分からなくていいと思う。やや外在的なお話だしね。

 

 

三日月は頼れる男の子だけど守ってあげたくなる。ような?(25話)

 

バルバトスの力を限界まで引き出した三日月は、その代償に右目と右腕の機能損失した。25話ラストでそんな三日月を見て(見かねた?)アトラとクーデリアは彼の頭をなでてよしよしとするのだが、なんか、すごくやりたくなる感じ、分かる気がする……。

三日月は頼りない男の子というわけでもなく、むしろ頼り続けてしまう人だ。すごい力で引っ張っていくし、時には(機械的に)受け止めてくれさえもする。だから決して「守らなくてはいけない」か弱い人間ではないのだが……でも頼りつつも守ってあげたくなるような心情に駆られてしまうのは何故だろ。

三日月の魅力と言われればそれまでだけど。たぶん言葉に出来そうな領域だと思うんだよね。まだ私はできないけど。

 

 

二期

 

二期が見たくてたまらない。はやく来い秋よ。

でも、これで終わりならそれはそれでもいいなあって思っちゃう。悪くないエンディングじゃないかな。

あとOP・EDそれぞれ毎回視聴中、必ずと言ってもいいほど、鳥肌立たせてくれたのでほんと好き。EDの引きがいつもいつもいいんだよねえ……。

てな感じで本作のざっくり感想は終わり。

またね。

(了)

 

<鉄血のオルフェンズ・一連エントリ>