読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

猫箱ただひとつ

物語追求blog。アニメ、マンガ、ギャルゲーを取り扱ってるよ

キャラ対話レビューは対立構造を入れるだけで良くなる。と思うのだけれどね

批評全般 批評全般-対話レビュー
スポンサーリンク

 

美少女キャラ対話レビューはキモイ/無関心という声から導入しにくいが、美少女キャラを使うが使わまいがそもそもこのレビュー形式は難易度自体が高いため素人が手を出すと圧倒的につまらなくなる」というお話を以前にした。

平易化・エンタメ性・思索の3つがないキャラ対話は無価値であり、逆にいえばこの3つのうち1つでも取り入れれば価値あるものになるだろうとも語った。

参照→キャラ対話形式レビューについて考える(5006文字)

私が愛読している小野ほりでい氏のコラムは必ず上記2つ以上は満たしているので、この視点で作りこんでいくのはあながち間違っていない戦略だろう。

 

 

「対立構造」を入れるだけでキャラ対話はおもしろくなるのか?

 

絶滅しつつある対話レビューは、2人のキャラクターに「主張役」と「聞き手役」を振り分けるパターンが多い。ある作品がつまらなければ「主張役」はいかにそれがつまらないかを語り、「聞き手役」は相槌を打って話を促していく。

だがそれだけだ。

「聞き手役」は相手の主張に反論することなんてないし、例えあったとしても「でも◯◯じゃないでしょうか?」という進行に留まる質問しかしないし、異なる意見を言うこともあるかもしれないが、それだって1スクロール後には主張役の主張にて納得させてられて終わりだろう。最後には「わかります」だ。

この会話のようでいて会話じゃない構図が、キャラ対話レビューが圧倒的につまらなくなってる原因だと思う。

 

 

▼ある日の対話レビュー

f:id:bern-kaste:20151208011814j:plain
そうかもしれませんね――――じゃないから!!! 

簡単に諦めんなよもっとがんばれよ!!納得してないで相手を納得させる勢いでこちらの論も展開しなよ!てか別作品持ってきてる時点で作品評としてどうなの?とかいろいろあるでしょ!!!

と思ってしまうのは私だけじゃないはず。

参照→作品批評は誰のために、そして何の為に(18205文字

この一例は「2人のキャラクターがなぜ会話するのか」の理解が欠如しているし、「主張役」が言いたいことだけを言って終わってしまうことが多い。本当に多い。結末がわかりきった会話こそまさにご都合主義だ。

しかしキャラクター同士を対立させたならばそれなりの出来になるのではないだろうか。つまり絶賛側と否定側に分かれて「当該作品のどこが絶賛/否定しえるポイントか?」を2人のキャラクターが考え話し合ってお互いを納得させようとするのだ。

こと対話レビューに至って大事な物語世界創造力も、エンタメのセンスも、会話運び力もなんにもいらない。必要ない。ただ「対立し思考を深める」だけで面白くなるとしたら―――挑戦してみても損はないだろう。

要するに↓の『ギャングスタ・アルカディア』上で為された議論形式を、作品レビューに落とし込んでしまえばいいんじゃないか? ということでもある。

 

 ▼

参照→【議題】物語を殺し、食い散らかしている奴らは金輪際あらゆる作品に関わるべきではない

 

本記事はここで終わりになるが、今度、実際に「対立」というワンポイントを加えて――物語創造力が皆無な場合でも――対話レビューが面白くなるか確かめてみようと思う。私の提案は果たして机上の空論なのかそれとも違うのか気になるので。

ではまたね。

(了)

 

 

 

Kanon メモリアルエディション 全年齢対象版

 関連しそうな記事