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猫箱ただひとつ

物語追求blog。アニメ、マンガ、ギャルゲーを取り扱ってるよ

アオハライド1話感想。そうして初恋は終わって

アニメレビュー アニメレビュー-アオハライド
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1.体操服を渡された


田中くんは「それで拭きなよ」と体操服を吉岡双葉に手渡した。それも一回使用済みの体操服をだ。…え、あの、はい?

もしも手渡した相手が好きじゃなかったらピキピキっと青筋を立ててしまっても不思議ではないし、「何君が一回使ったキッタナイ服で私は私の髪の毛を拭かなければいけないんですかこの野郎!」という言葉が脳裏を過る。結論。好意を抱いていない人の一回使用済みの体操服で髪を拭くことはありえない。例え雨でびしょ濡れだとしても…だ。そしてその人がが好きならば問題はなくなるなあとしみじみ思うわけですよこの野郎。

 

 

2.男子てれてれ

 

田中「夏祭り行くの?…」

吉岡「え」
田中「友達と約束した?…」
吉岡「ぇ」

吉岡「まだしてな」田中「七時」

田中「三角公園の、時計のとこ……」

 

――アオハライド1話

 

男の子がこういう照れ照れしているのいいなと思う。左手で視界を隠す仕草のてれてれ具合。

 

 

3.過去から今へ

 

吉岡「うん、嫌い、昔っから。だけど――田中くんだけは違った」

(ずっとこれが言いたかった)

洸「え、なんだ、そっか」

洸「うん、俺もだよ」

洸「俺、お前のこと、好きだった」

(一番楽しかったあの頃みたいに)

(戻れる)


洸「もう、戻れないけどね」

洸「あの頃とは違うから、俺もお前も。それくらい昔の話ってことだ」

 

――アオハライド1話

 

双葉が好きだったのは「あの頃」の洸であって、「今」の洸ではない。大好きだったのは中学の田中くんであって、現在の馬渕ではない。

だから、彼女が好きなのは「幻影」とでも言うべき過去だし、そしてそれはもう現実にいかなることをもってしても存在しえないものだ。どんなに願っても、どんなに想い続けても、あの頃は帰ってこない。

例え"田中くん"の姿形・記憶を"馬渕"が有していたとしても、この二人はイコールでは結べない、もうただの別人だ。

双葉が"馬渕"をもし好きになるのだとすれば、それは"田中くん"を好きになった時と同様に「思い出を積み重ねる」時間が必要で、それを積み重ねるかどうかも双葉次第ということになる。私的に初恋の人が好きでも、そこから数年後たったときあの頃と同じように初恋の人を好きになれるかと言われれば全くこれっぽちもそんなことないわけで、その意味で一話はようやく吉岡双葉の「初恋」は終わりを迎えられたということになるんじゃないかな。

 

私が変わったように あの頃の田中くんはもういない

あの頃には 戻れないんだ

 

――吉岡双葉.アオハライド一話

 

 

 

 

 それにしても、コウ君かっこ良すぎやしませんか