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猫箱ただひとつ

物語追求blog。アニメ、マンガ、ギャルゲーを取り扱ってるよ

【アニメ視聴論①】仮想された手足に神経を通していく

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アニメを視聴するさい、誰もがもう一つの「手足」を仮想させ、その「手足」を動かしたり土塊を触ったり剣を持ったり自由自在に遊ばせるものだと思う。

本当の肉体とは別の――けれども確かな実感を伴う「手足」は映画『インセプション』の"駒"のような役割を果たすこともあるし、物語没入感を高めることもあるだろう。虚構の肉に神経を通し、そうして物語世界に触れていく。

例えば『Fate/stay night UBW』であれば衛宮士郎が両の手に持つ干将莫耶を握りしめその武器が手に馴染むような感触を味わったり、振り回し、凪いでは、どれほどの重さがあるのか、あるいは士郎の体と自分自身の身体感覚を同期しつつ「戦闘」することもできる。対象の肉を剣で切り裂き――血飛沫が舞い――足で地面を踏みしめ――剣と剣がかち合い――そんな感じに。

だから私は気が向けば、そのアニメで、そのアニメの主人公やヒロインの手のひらで、こう、ぎゅーっと拳にし、力を抜いてぱーにさせる一連の動作を行うことが多い。手のひらをぐーっぱーぐーっぱーする動き。意味なんかないけど、そうやって仮想された手の動き方を試しているのかもしれない。

それが"馴染む"かなじまないか。自然に動くか動かないか、リンクしやすいかしにくいか確かめたいのかもしれない。最近そう思う。

さっきは「神経を通す」と言っているが、意識せずとも「仮想された手足」の動きから触感情報はリアルタイムに再現できてしまうものだ。「通す」感覚は無い人が殆どなのかなとも思う。

ナイフを取り出し人差し指に切れ込みを入れる。血がぷつっと膨らむ。そして流れ雫になる―――そんな刃が肉を切る痛み、血の流れる感覚など簡単に再現できる。とはいっても現実と同程度の痛みではなくわりと抑えられたもののは当然だが(どう頑張っても痛覚が100になることはないしなるのであれば割りと怖い状況だろう) だからあくまでもこれは"擬似"的なのだろうな。

そして、私以外にも こういうこと してる人そこそこいると思うのだが、どうだろうか。

たまにこれを自然にやり過ぎてしまいアニメを目で捉えながら、目で捉えつつも、 "観" ていなかったったなんて事あったりしててちょっと前に再生位置を戻すこともあったりねするわけです。

 

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