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猫箱ただひとつ

物語追求blog。アニメ、マンガ、ギャルゲーを取り扱ってるよ

そうして謎は降り積もる。グラスリップ第10-11話

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・グラスリップの総括はこちら

未来の欠片ってなんだったの?グラスリップ総括

 


幸二人すき

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幸ちゃんの告白は「2人が好き」というものだった。透子もヒロもどちらも好きなんだよと。

あー恋愛は一人だけじゃなくて複数を同時に好きになってもいいのか、それも異性同性限らずに。なるほど。

一人がもてる「好意感情」の量は予め決まっていて、それを注げるのは基本的には1人だけという持論がある。その総量が多ければ多いほど一定ラインを超えた大きい好意を複数の人間に注げるだろうけれど、けれど2人-3人くらいが限界なのではないかと。

けれど2人くらいまでなら、同時に、同量に、好きになれる、のだとしたら「一対一」という恋愛構造を抜け出し、ポリアモリーの関係到れるのかもしれない。(付き合う人全てに同量の"好き"を注げなくても複数と付き合う恋愛は可能だけどね)

 

未来の欠片が聞こえない

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本人「やっぱり聞こえてこない」

A「もう未来の欠片は聞こえない?」

B「でも、なぜ?」

A「透子に出会ったからなのか」

B「もしかして必要がなくなった?」


本人「――っ!」

――駆三人

 

7話あたりから唐突に、前触れもなく、駆は「未来の欠片」が聞こえなくなってしまった。駆Bが言うように「必要なくなったから」という理由は、可能性大きそうな気もするが果たしてどうなんだろう。

駆にとって未来の欠片とは、自分に欠けているものをピースのように嵌めていくものと表現したけれど、つまりは「欠損感」に近いものを感じなくなってきた。満たされてきたということなのかな?……

透子との出会いによって? 出会いからはじまった関係が進行してきたことで?


そして駆は「必要なくなったから」という可能性に行き着くと、なぜか幸の住所を聞くために喫茶店へいき白崎に聞き出す。そして幸の家を訪問し、一緒に神社でお参りし、話しをする。「透子のガラス」について幸に何か聞きたがっていたようだが……。

 

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んー何をお願いしているのか。そしてこの一連の行動が不可思議なのですよ。

 

あと気になるのは幸に

『あなた、透子ちゃんのこと、好きなの?』

 

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と聞かれ、間をおいた後、なにも言わなかったこと。

もしかしたらこの後言っているのかもしれないが……もし言わないんだとしたら「透子がそこまで好きじゃない」可能性も考えておいたほうがいいのかもしれない。


そして幸と別れ、浜辺に向かう。そこで「もう俺一人じゃだめなのか」とつぶやく。どういう意味なんだろ? 

未来の欠片を聞く(見る)のはもう自分だけではダメで、透子の力を借りないと触れることが出来ないという意味だろうか?

そのあと学校のグラウンド・鶏・のとこでまたもや「ここでどうする」とひとりごとをつぶやく。

ここにきてどうする?と言いたかったのかな。それとも「ここにきて何をしよう」と言いたかったのか。ここでどうしよっかーみたいなノリ。

やはり彼は私とは違う感性の持ち主であり、大きくずれているなって感じる。詩人ぽいと言ったのは妥当だったのかも。

 

 


唐突な孤独

 

母「駆には場所がないのよ」

透子「え」

母「小さい時からずっと私が引っ張り回したせいで」

父「ひとところに長くて2年くらいしかいなかったからなあ」

母「子どもの頃からすぐに友達ができたんだけどね」

父「地元のお祭りの時とか、周りの子が突然毎年のお祭りモードに入ってしまって駆のことを忘れてしまうんだよなあ」

父「あいつそれのことを何とかって言ってたなあ」

母「"唐突な当たり前の孤独"」



――透子と駆の両親。テントにて会話

 

ちょっと待って。 毎年のお祭りモードってなに?……

いつものメンツでお祭りに出かけることを言っているのかな。そして最近引っ越したり転入してきた駆のことを誰もが忘れてしまう。誘いすらこない。誘わない。

それを"唐突な当たり前の孤独"と呼んだのか?

 

 

 

透子の幻視がだんだん違う物になってきている

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この頃になると透子の幻視は、現実と重なりあうようになる。現実世界に、幻覚の雪が、見えるようになってきている。層状態。

今までは幻視する世界と現実世界は分断されたもので、唐突なイメージが横切ったのち、現実に返されるという構図だった。でもいつの間にか現実世界のなかで真夏に降ることはない雪が降り始める。

それは透子だけが見える世界。幻視している世界と現実世界が重なりあっている。



 

幸のごめんなさい(11話)

 

あんな酷いことをして、紘くん巻き込んで、ごめんなさい

うん

この山登りも

"明日のために"

そうだよね

 

――紘、幸(グラスリップ11話)


この幸の言葉からすると、好きなのは2人じゃなくて、透子一人だけだったってことなのかな……。

「透子に告白はしたかったけど関係は壊したくなかった」とするなら、そこに白崎紘を巻き込むことでその告白の「好き」が「恋愛の好き」だと捉えにくくするため。隠蔽するために彼を呼んで巻き込んだ。

だから麒麟館の出来事を謝っている。

 

でも、じゃあ彼になぜ「月が綺麗だね」の意味を共有したのだろう?……あそこの場で彼が夏目漱石の逸話を披露することを狙っての幸の行動だったんだろうか……。

 



ガラスにうつる花火


透子が手にしている、青いガラス球と、赤いガラス球に花火が映る。この幻視もまた現実と同時進行で、花火が映っている。

この時、透子・駆2人ともこのガラス球に映る花火を見ることが出来た。つまりこの花火は二人に訪れる未来……と推測できるのだろうか。

この仮説が正しいならば、「二人に訪れる未来」しか駆は映像の欠片を見ることができない。自分だけの未来はもう見れないのではないのかなーと。


 

どこもかしこも「雪」が横切る

 

11話では

1、幸と白崎の山下り時

2、幸を白崎がおぶって下る時

3、ランニング中の雪哉とやなぎの時

4、沖倉家でひらかれた演奏会中

 

この4つのどのときも「」が横切る。

 

 

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「私の声、聞こえる?」

「うん、聞こえる」

「近くにいるのに相手が見えないのって、何か不思議じゃない?」

「幸っちゃんから俺は見えてる?」

「まだ、よく見えない」

(雪が降る)

 


――白崎、幸(グラスリップ11話)

 

 

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「山折りたらカゼミチに行きたい」

「毎度!」

(ひゅーという風切音を立てながら、雪が横切っていく)



――白崎、幸(グラスリップ11話)

 

 

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(雪哉とやなぎが二人ランニングしている時も"ひゅー"と雪が横切っていく)

(走っている最中立ち止まる雪哉)

「どうしたの?」

「俺、もう一度透子と話さないのと」

「久々。あとでカゼミチにいかない?」

「ああ」


――雪哉、やなぎ(グラスリップ11話)

 

 


ピアノ演奏中、透子の目には「雪」がうつる。それは「雪が降る」だけではなく、街全体が雪に覆われる銀世界となる。

 

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もうさっぱり。

雪はミームのようなのかなとは思うんだけど、どうも違うし……うむむ。

 

 

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