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猫箱ただひとつ

物語追求blog。アニメ、マンガ、ギャルゲーを取り扱ってるよ

この世界に本物なんてどこにもないよ(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている)

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*今回はあんまり作品主体ではない吐露

 

この世界に本物なんてないよ。ただあるのは「偽物」と「本物」を区別し区分けしようとしている動物がいるだけ。物事に価値を与え、優劣を決定する人間がいるだけ。あらゆる物質、現象、概念に"絶対的"な本物なんてありはしませんよ。

《第三項》、特異点―――なんてのを求めるのはもう止めたほうがいいと彼を見ていて思ってしまう。

ダメだよ、だってこの世界は絶えずエントロピーが増大し続けてる、時間の矢は壊れる方向だけを指し示しているのだから。あなたが求める"本物"なんて見つからない、例え見つかったとしてもそれはほんの一瞬だけ実現できるだけで、その一瞬が過ぎ去ってしまったら、後は嘘になっちゃうんじゃないかな。

 

「でもこの世界に俺が求めている本物はあるんじゃないか」

「本物を探し続けることに意味があるんじゃないか」

「手を伸ばし続けることに―――」


本物が無いこの世界で、本物を探し続けることに一体どれほどの意味があるのでしょう。ここで悪魔の証明でも持ち出しますか? 届かないと知りながらも届かせようと歌を歌いますか? 

確かにその過程は美しいと言わざるをえません。けれど、その"美しさ"の代償は人生の損失です。もうやり直せない地点、ポイント・オブ・ノーリターンまで来てしまった後に待っているのは悲惨で、虚ろで、後悔だらけの未来なんじゃないですか。

初雪のように……狂気的な人生を歩んで、最後の最後に一瞬に"扉"が開かれるのなんて本当に奇跡的なんですよ……。あんなのはほんとうにほんとうに幸せの結晶点とでも呼ぶべきもので……そこに至れるのは一体何%の人間なんでしょうね……。

でもきっと「成長」というのはそういうものなのかもしれません。いい意味じゃなくてね、悪い意味だよ。もちろん。

 

 

私は、嘘でもいいのに。って思ってしまう。

偽物を許容するのはそんなにも難しいことなのかな。それとももうあの頃の気持ちを忘れてしまっているからこんなことを言ってしまえるようになっちゃったんだろうか。

 

「それとも、自分が過ごしたあの時間は、もう昔……
過去のことだから、どうでもよくなっちゃいました?」

――謎の声

 

まさかね。