猫箱ただひとつ

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あの日見た黒板の景色を私はまだ知らない

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*2570文字
 

sutaさんは言います「ゲームキューブ(=GC)は今でも面白い」と。

私は頷きました。そういえば当時プレイした『風のタクト』『マリオカート』は面白く、それこそ何十時間も注いだ懐かしい作品です。任天堂のゲームは大好きなのです。

なのでプレイへの期待がメラメラと燃え上がります。

ゼルダの伝説 風のタクト

ゼルダの伝説 風のタクト

 

 

sutaさんとの会話もあり、久しぶりにGCを押入れから引きずり出そうとした私に待っていたのは「思い出観賞」というトラップでした! あああぁぁああこれテスト前にだれもがひっかかる魔の罠じゃないですか! マジックトラップとでも言えばカッコイイかもしれません。そんなわけないですよね。

 

そして、押入れの中に、はらりと鎮座する一枚の作文に惹かれます。

これは小学生の時に書いた作文じゃありませんか。どれどれ読んでみると「黒板」の視点でたんたんと物語っている。

ん? 

私どうした? なんで私の視点じゃなくて「黒板」などという珍妙な題材で教室での出来事を物語っているんです? 謎です。謎すぎました。こんな授業ありましたっけ? 記憶にありません。あの頃の担任の先生の顔すべてを思い出せる私でも思い出せません。はて。

 

せっかくですので、思い出残しの一環として全文書き写したいと思います。

 

題名「カコ君とライ君のもめごと」

 

わたしは教室の黒板です。毎日、わたしはたくさんの字や絵が書かれます。それか係の人が消してくれますが消してくれない時もあります。そんな時はさびしいです。

 四年一組で席がえがありました。しばらくするとカコとライがもめごとを始めました。もめごとの原因はカコ君がもうライがぼくに先にはってある上に

「そこがいい。」

と言って自分のマグネットをはりつけました。

するとサク君が

「さっきのところでいいじゃんカコ」

と言いました。

カコ君が

「なんでおればっかり決めさせてくれないんだよ。」

と言いました。

そこで「もう、カコは決まったでしょう。」とアスカさんが言いました。


とりあえずもめごとはおさまりました。

みんなは自分のつくえにもどりました。

みんなははんの名前やマスコットを考えています。

サク君が「ドラゴンチームにしよう。」と言ってます

でみんながチーム名を出しあってます。

やっと「スカイブルーナーム」になりました。

次はめあてをかんがえます。


ガシ君やほかの人が「けんかをしないようにしよう」と言いました。


みんな さんせいしてそれに決まったようです。

わたしもそれはいいなと思います。

それにもかかわらずカコ君がとライ君がまたもめごとをはじめました。

 

わたしは「けんかはよくない。」と思います。

 

(終) 

 

スカイブルーナームwwwwくっそwwwww


めちゃくちゃ笑ってしまいましたよ! なんですかスカイブルーナームって! 今の感性と昔の感性全然違うからむしょうにお腹にきました笑

男の子が「ドラゴン」を題材にするのは分かるけど、班の総意で「スカイブルーナーム」というネームになったのはいったいどういう経緯があったのか気になる。私もこのネーミングセンスに賛成したのか。でももうそんなこと覚えてません。てかナームって???

いえそもそも、この作文で書かれている内容って、何をしている時なのかさっぱり思い出せないんですけどなんですかねこれ。「班独自のネーム決め」「マスコット」「目的を設定する」って……なんかあったけな。

 

まあいいです。

そういえば、当時のクラス風景が手にとれてこれがまたおもしろいなと。(ネットに公開する上で偽名を使いましたけど)カコ君は当時いじめられっ子で、あんまり彼の意見ってクラスには通らない雰囲気だったんですよね。例え意見がただしくても女子男子問わず「もういいだろ、よせよ」とつっけんどんに応酬されるきらいがあったなと思いだします。じつは今でも彼とは付き合いがあるんですけどこの「ライとのもめごと」を覚えているか今度問いただしてみるのも面白そうだなと。多分覚えてないでしょうが。

 

ちょっとよくわからない作文ですが(私もこれよくわからない)、今回はそこを掘り下げたいのではなく「自分ではない無機物の視点で景色を捉える練習」を学校でやってたんだー。と感激したことです。

 

これ授業の一環の作文だと思うんですよ。担任の先生が「視点切り替えの重要性」を分かってて自分ではない他者視点で見ること、もっといえば「人ではない」「命が宿っていない」「黒板」という無機物で世界をとらえようとさせること―――小学生のうちから訓練を積ませていたんだとしたら感謝しかありません。すごいテンションあがりました。

さらにこの作文の中で私自身も登場しているんですが、でもそこに自分の内面を書き出すシーンはなくどこまでも客観的に捉えようとしている。自分を、外側から眺めようとしているところがグッド。

なるほど。こういう視点訓練ってこの時期くらいにやらせるといいのかも。いや専門外なんで実情は分かりませんけど。そんな気がしました。

とはいえ確実にこの「無機物からセカイを捉えること」は、いろんなことに役立ってますし、物語読む上でも使用されることがあるのでははーんこのあたりの学習が視点切替を意図せずにできていた原因かあと思ったりもします。

10歳あたりでも出来るもんなのねと。私の感覚だと7歳くらいでギリギリ無機物視点獲得できそうな気もしますけどどうなんだろう。

あと「けんかはよくない」と〆られれて、けんかはよくないこととされてきたんだなあと少し感慨深かったです。

 

―――とこんな感じでゲームキューブ出そうとしたら思い出観賞にひたってしまったお話は終わりです。こういうお話はじめてかも? どうでしたっけ。

 

 

 (てか、ルドルフシリーズ新刊でてるだとおお!?!2012年?!まじか!!読むしか無いじゃなんか!!) 

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