猫箱ただひとつ

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フィードバックは未来のみ。我妻さんは俺のヨメ6巻までの感想。1040文字

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(6巻までの)満足度:★★★

 

ひょんなことから10年後の未来へタイムスリップした主人公目の前にいたのは、学園一の美少女・我妻亜衣が「俺の嫁」になっていた―――というのが『我妻さんは俺のヨメ』のさわりです。

ギャグあり、ラブコメあり、微エ口ありの少年誌的漫画のようであり面白いかというとふつーですね。そこまで面白いというわけでもないし暇な時だらだらと読みたい感じの作品です。

読んでて思ったのが、この主人公が行動の指針を立てるとき必ずといっていいほど「未来の結果」を頼りにするんですよね。

例えば、未来の世界で我妻さんではなくシルビア(クラスメイト)が嫁になっていたら「シルビアに嫌われてフラグを折らなければ!」と行動しますし、未来で友達が刑務所に放り込まれたら「やつのコンプレックスをなおさきゃ!」と動き始める。

通常わたしたちは「現実の結果」をみて次にどうしたらいいのか?どう改善すればいいのか?をフィードバックしようとしますが、けれど青島は「未来の結果」を見て現実でどう動くかを決断してる。

ここ面白いなって。

彼は現実に生きているようで、その実未来に生きているのかもしれません。


そもそも「タイムスリップ」という能力すら青島のただの妄想という線も(6巻の時点では)残っていてその力が正しいものかどうかも分からない。本来はそれを判断材料のひとつとして扱うのも危険なんだけど、彼はそんなこと気にせず「正しいこと」であるかのように扱っている。

「自分がタイムスリップした未来は本当の出来事だ!」というふうに。

この意味で、彼は現実を生きているのではなく未来に生きていると言いたいなと思います。青島、オマエ未来に魂ぶんどられてるぜ……!的な。

 

  ◆

あとこの作品、ドーテイ・ルサンチマンの濃度が強めということも付け加えておきます。

非モテの集団によるリア充差別からの怨念がやたらめったら強く、「そこまでしなくていいんじゃないか」と思う事が多々あるんですが、逆にそこが笑えるポイントなっているのも確かです。

とはいえやり過ぎかもという印象は受けるかなと。

ちなみにパロディネタがめちゃくちゃあって、長州力といったプロレス選手から、けいおんハルヒといったアニメ、aikoなどの歌手から総理大臣まで……それもほぼ実名で表記されているんですけど大丈夫なのか。大丈夫なのでしょう。多分。

 

  

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――次回予告(明日7時)

「あしたは、猫ニューですね」