猫箱ただひとつ

物語追求blog。アニメ、マンガ、ギャルゲーを取り扱ってるよ

SHIROBAKO見たくて見たくて堪らないけど「アニメ制作現場」を知りたくなくて観れない

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*2336文字

『SHIROBAKO』はその完成度の高さからネットでは賞賛する声が上がってる。

普段アニメ記事を書かない人でもシロバコの記事を書いて絶賛している光景を見てはえ、何、そんなに良かったのね。と思う日々。

Twitterでは「どんどんドーナッツ」という意味不明の言葉の羅列が空中を舞っては「どんどんドーナツどーんと行こう!」とみんな楽しそうに叫んでる。辛い。辛いぞこれは。疎外感しかないぞ。

 

 

 

放送中には矢野さんというキャラクターイラストはどばどば投稿されていましたが未視聴の私は「かわ……」と呟きながらRTをし続ける毎日(いやそんな毎日RTしてたわけじゃないけど)、そして最終回を迎えているにも関わらず未だに矢野さんのイラストをちらちら見かけるしで「視聴欲求」がメラメラ萌え上がってきてます。間違えた。燃え上がっているわけさ。

シロバコ見たい見たいよ。

何と言っても傑作・名作true tearsを手がけたP.A.WORKS制作なわけでそりゃ見るしかないんですよ。あれか、もしかしてtrue tears級を再び作ってしまったということなのか。だとしたらとても嬉しいっちなみに私は乃絵ちゃん派だけどバイクを暖機として扱った湯浅比呂美も好きだったりします。ま本当どうでもいいですね。はい、ぱちぱちってして。

 

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見たい見たいと思いながらも躊躇してしまうのは、シロバコが「アニメ制作」を題材にしているから。

私はアニメが好きで好きだからこそアニメの現場裏側を知ろうとは思わない人、なので余計にそこらへんの事情に首を突っ込みたくないわけですよ(←メンドクサイネー

知識は非可逆的なので、一度知ってしまったらもう"知らなかった"前には戻れないというのが大きな理由もそこにはあります(というかこれが最大の障害)アニメの制作手順・現場・技術といった「視点」を獲得してしまったらその新しい視点で今後は数多のアニメを見る事になるでしょうし、それに私は耐えられそうにないという事です。

例えばアニメ『艦隊これくしょん』を見て単純に「物語つまらない」と無邪気に切り捨てられた日々には戻れなくなるんじゃないですかね。

こんなにも艦これが詰まらないのは "製作陣によるソシャゲー媒体特有の複数キャラクターの扱い方への考えが浅かった為だ」とか「うまく打ち合わせしていなかったからじゃね" とかそういう考えで作品を見てしまうのがイヤってことですね。そういう視点クソ食らえなので。ファックなの。

嫌いな視点をわざわざ獲得はしたくないです。


【関連記事】
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《物語そのもの》とは?


故に『ハケンアニメ!』も読みたいんだけど、これまたアニメの裏側の物語らしく読みたいけど読めない(読んだら後悔しそう)という思いに絡め取られていて手に取れない状態。

 

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もちろんアニメ制作の視点を得ることで良いこともあるでしょうし(ほんとかー?)、今まで気付けなかったアニメーションの妙が分かって楽しいかもしれません。

しかしここ2年間くらい「知識ー感受による物語の楽しさの追求」をテーマとして追っかけている自分としては、知識による視点の獲得による"見込み"ってあんまり無い、と考えているんですよ。

効果は無くはない。でもリスクが大きいしリターンが微妙っていうね。

物語を楽しく見るための「視点」とは、感受と結合できるタイプのものが効果が高い。それが知識型に寄っている場合もありますが、それが寄り過ぎているとは冷たいナイフで切り取る「分析」になってしまい訓練という名の継続をし続けていると感受性が死んでいくのでは?とも。

簡単に言えば、「知識視点で快楽が増える事はあり得るけれど、同じように鳥目になっていく」ってこと。

 

楽しむ為ではなく、批評するために作品があるのだとしたら、"銀行通帳の残高"を眺めるのと大差ない。

そうしてクオリアは死んでいき芸術的盲人に成り果てる。偉い学者や知識人でも芸術的盲人がいるというあのお話は、物語を「自分を価値付ける道具」として見れなくなってしまうからだ。

あるいは『文学とは何か』で語られるように構造主義がもたらした〈脱神秘化〉がこれらと同じように私には思える。彼らはそういう姿勢で物語に臨んでいる限り、「記号」「構造」「流れ」としてししか捉えることができなくそれらに芸術性や神秘性は感じられないとさえね。

作品批評は誰のために、そして何の為に

 

とかなんとか見ない理由を書き散らしてみたものの、どうでもいいくらいシロバコ見たいんだよ……。

ああなんかもうジレンマだ。うーん。ここらへんどう折り合いつければいいのかね。と思うものの答えは決まっているんですけどね。

 

 

ミルシカネーンデスヨ……。誰か背中押して。そして再放送してくれ。ああでもやっぱり舞台裏なんて死んでも知りたくないぞあああぁぁあぁ~~^

 

 

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(なにこの美少女オーラ。ヤバイ!) 

 


――次回予告(今日17時)

「Senseoffという名作ギャルゲはいかがかしら→は?」