猫箱ただひとつ

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モンスターを調理して食べちゃう『ダンジョン飯』が面白いと聞いて

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満足度:★★★

かなり面白いと聞いて早速自分も読んでみました。ふつうでした。特別な高揚感はありませんでした(涙)

……うむむ。ということで、どうして自分は楽しめなかったのか考えみるというのが本記事の狙いです。*1249文字

 

 

 

1,固定観念ときらめき

 

『ダンジョン飯』はダンジョンに生息するモンスターを調理して食べるという内容になってます。

ここの一文を読んでどゆこと?と思う人は面白く読めると思うんですが、「虫を食べるようなもの?」「異世界食堂の逆版?」「無職転生での旅路に食べたモンスターは数しれぬクぞまずさであったな」という感想を持った人はそこまで面白さは感じないかもしれません。

というのも、食べられない(と思っているもの)を食べる―――そんな固定観念を破壊するのが『ダンジョン飯』であり、カチコチに凝り固まった常識をぶっ壊される時にうまれる"きらめき"がこの作品の魅力だからです

なので既に「食べられない(と思っているもの)(=固定観念)」を持っていなく、ゴキブリは食べられる、ゴブリンを火炙りにして食すことを知っている人は「あるよねー」で済んじゃうタイプの漫画になるんじゃないかなと。

それに「モンスターを食べる」以外の部分は、どこにでもある料理レシピ本の域を出ません。つまり「モンスター」を「スーパーの食材」で置き換えてみるとよく判るんですが、『ダンジョン飯』のポイントってここの部分しか無いんだなと感じました。

 

 

 

2,異世界食堂というグルメファンタジー小説

 

「ファンタジー(RPG系)×食す」のテーマならば『異世界食堂』という作品を推したいです。

これは異世界ファンタジーの住人が、私たちが暮らす世界にある食堂でご飯を食べるだけの作品です。ですが、、、普段「オムレツ」や「ハンバーグ」を食べたことが無い彼らが、食べてる様子、美味しさ溢れる寸評を聞いていると毎日のご飯が美味しくなっていきます。

これなんでかというと、私たちはもう既に日常的なご飯って"食べ飽きてる"んですよね。オムレツもハンバーグも何十年も食べてる。飽きた。つまらない。だからより「美味しいオムレツ」を食べる為に遠出し少なくないお金を払ったりもする。

でもそんな慣れ親しんだ料理も生まれてから一度も食べたことがない彼らの視点で捉え直す事で「オムレツってこんなにも美味しい料理なんだね!」って思えたりするんです。不思議です。

『異世界食堂』の魅力はここで、異世界住人の視点の"エミュレート"の仕方を教えてくれるのです。わーなんて素敵なのでしょう。早食いしている人やご飯をカロリー摂取くらいにしか思ってない人に読ませると、「食事」の姿勢が変わるかもしれませんね。(ほんとかー?)

 

 

――次回予告(今日17時)

「葉っぱのフレディを読んで『死』を考える」

 

 

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