猫箱ただひとつ

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ユリ熊嵐・最終回・感想

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11話までの感触は「ユリ熊嵐そこまで心動かされなかった作品だなあ」という気持ちがあったんだけど、最終回を迎えてそんなの吹っ飛んでしまった。

私には最後までは意味なんて掴めなかったし、明瞭たる答えは判らずじまいで「たぶんこういう事を言っているんだろうな」と朧気に、でも言語化できない印象だけが残ってる。

そしてもしユリ熊嵐に私自身が何かしらの意味を見出すことがあるのだとすれば、それは「属性を書き換えるタブー」かなと思うんだけれども、もうそんな事はどうだっていいのかもしれない。

―――最終回の、この最後の一瞬のきらめきを見ることが出来て本当に幸せです。


印象的に残ったのはここらへん。

 

透明な存在である一人の女の子は、銀子と紅羽に敵意も悪意もむけずただただ二人の関係性と行為を直視していた。それは憧れにも似た視線だったように思える。

ラスト。この女の子は透明な存在である生徒たちとは別の動きをし始める。自分達の意にそぐわない者を悪に仕立て、その悪を裁く事に熱中している彼らをよそに、女の子は「ともだちの扉」の前で捨てられていた(動作不良の烙印を押された)クマに手を差し伸べた。

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ここで涙がでてくる。なんでだろ。この女の子もまた「好き」を諦めなかったからだと思う。

きっと、女の子も銀子達のように好きを見つけて、諦めない人になったんだ。それは銀子と紅羽によってもたらされた「心」の伝播のようなもので、「意志」の拡散のようにすら感じられた。

二人の"歩み方"を見てそれに感化される人間がいたんだと。

―――好きは諦めてはいけない

そう「好き」は諦めちゃいけないんだ。持ってなくちゃいけないんだ。捨て去って諦めていいものじゃないんだよ。「好き」は自分の中の特異点であり、自分を自分だと証明する、A=Aだと、わたしがわたしであるという確信をもたらす自同律のような感情だ。

例えその感情が社会的に認められなくても、集団から排斥されようとも、「好き」は諦めちゃダメだ。

そして「好き」はちゃんと伝えよう。自分からちゃんと伝えよう。持っているだけじゃ待ってるだけじゃだめだよ。

「約束のキス、ぼくからすればよかったんだ」

そう、みるんが言ったように。

 

 

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最後の最後の銀子と紅羽が両端から歩いている所で

「あの場所で待ってるから」

「あの森で待ってるから」


という歌のフレーズが入るところすごくいい。ああこれがイデアだなって思うもん。ここの部分を言語化なんて無理だし、言葉で伝わるわけがないのだけれど、"だいじなもの"がそこには確かにあったよね。

 時間あったら2周してもう少しちゃんとした感想書きあげたい。でも今はこんなところで終わり。

 

 


銀子と紅羽にずっとずっと幸福あらんことを。がうー。

 

 

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