猫箱ただひとつ

物語追求blog。アニメ、マンガ、ギャルゲーを取り扱ってるよ

音楽で世界を変える(1252文字)

スポンサーリンク

f:id:bern-kaste:20141203171548j:plain

アニメ『TARITARI』。

何話か忘れてしまったけど宮本来夏ひきいる合唱時々バドミントン部のメンバーが、「歌」を歌いながらひったくり犯に迫る場面がある。

ガンガン努力が時代を♪

ガンガン突き動かすんだ~♪

ガンバルキミの勇姿が熱いぜ~~!

高らかに声をあげながら、1人、2人、5人と音を紡いでいき最終的には合唱となる様ははある種異様で奇妙だった。彼らが歌っていた場所は、住宅街で、歩道で、対象はひったくり犯だったのだから。

合唱にあてられたひったくり犯は呆然とし、あるいは慌てふためき、あるいは戦意を喪失していった。こいつら一体なんなんだ?……と。頭おかしいんじゃないか……?と。なぜ戦隊ソングを俺に向かって歌いあげるんだ……?と。

あの一瞬、世界がオーバーライドされたように感じた。

彼らの歌が届く範囲にある空間すべてが『合唱時々バドミントン部』のものになったような気さえし、楽曲『熱闘ヒーローガンバライジャー』の勇気と正義の魂があの空間上に満ちたように感じたのだ。

世界をいきなり"スライド"させられたらそりゃ誰でも驚く。ひったくり犯が感じていたあの動揺はまさにそういうものだったんじゃないかなってさ。

音楽の特性として、現実の世界を"上書き"する力があるんじゃないかと考えた。その音楽が届く範囲だけ、その空間だけ、確実に違うものに出来るのではないかと。

それは『固有結界』のイメージと近い。

呪文を詠唱し、言葉で訴えかけ、自分の内にある心象風景で世界を"染"上げる。Fatestaynightのアーチャーのように、目に映る世界を変革させてゆく。

それが『音楽』の持つ力なんじゃないか。

I am bone of my sword.
Steelis my body, and fireis my blood
I have created over a thousand blades.

Unknown to Death.
Nor known to Life.

Have withstood pain to create many weapons.
Yet, those hands will never hold anything.
So as I pray, unlimited blade works.

――Fatestaynight

ライブに行くと非現実的な感覚が横たわる。

私が今いるのはとても現実的な場所で、空想でも幻想でもないのに何故かそう感じることがある。

それはライブが行われる「箱の内側」と「箱の外側」が物理的な空間で区切られているというのもある。今までの現実を壁で遮断し、切り取ってしまうのだ。

きっとそれだけではなく、ライブ演奏者による紡がれる音楽が、その瞬間にある世界を一瞬でも、刹那でも、今ではない段階へと1つ分押し上げているからじゃないかとも考えられる。

藍井エイルに興味が無かったのに、ライブ行ってきました。「Special Live 2013 ~Starlight Reunion~」と生まれてきてごめんなさいという虚無問題について (6785文字)

 

音楽が届く範囲だけ、世界は変えられる。
音楽が奏でられる時間だけ、世界は変革する。

自分がいる、自分が見ている、とてもとても狭い範囲の『世界』だけが、一時的にでも確実に変質するんじゃないか。

そう最近感じている。

 

 

TARI TARI_音楽はきっと私たちと共にある

  

 

TARI TARI 沖田紗羽 (1/8スケール ABS&ATBC-PVC塗装済み完成品)
TARI TARI 沖田紗羽 (1/8スケール
ABS&ATBC-PVC塗装済み完成品)