猫箱ただひとつ

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『惡の華』を読んで心が真っ黒にどろついた(1422文字)

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惡の華(1) (少年マガジンKC)
惡の華・全11巻読了しました。

アニメ版の『惡の華』はどうしようもない出来だったけれど(なんで2次元を3次元にしてしまったの)原作のマンガは面白い……面白かった。

思春期の誰もが抱えているであろうどろどろとした鬱屈や、こじらせた自意識、社会への閉塞感がこれでもか!ってぶち撒けられていて「あったよ……確かにこんな時期あったよ……」って気持ちになりました。

ただ『惡の華』を読んでいるとどんどん心がまっくろになっていって当時の"どうしようもない"あの気持ちを思いだしてしまって本当に辛かった(涙)

これほんとキツい……なんで1巻1巻読み終わるごとにこんな気持ちにならなくちゃいけないんだよ!!orz

あの頃の心がドロドロしている感覚はもう味わいたくないのに『惡の華』はそれを容赦なく引っ張りあげ、さらには掻き回してくるんだよね。心をぐちゃぐちゃに撹拌したあとはそのまま放置され、ふと気が付くと息を止めながら読んでいたとかざらでした。(あれ今まで息止めて読んでたんだ?)と気づく感じに。

……でも面白いんですよこれ。次から次へとどうなるんだろどうなるんだろ」という展開が連続して、全巻読み終わると「読んで良かった」ってなりましたもん。

きっと思春期のまっただ中の人とか、あるいは未だにこじらせている人とか、いやもうこじらせていない人にも読んでもらいたいなーって思いました。私はこの"どうしようもない"読後感好きです。

まさか今日1日だけで、11巻すべて読み終えてしまうなんて思いませんでした。これが読ませる引力ってやつなのか(適当ば単語をでっちあげる) 

本書の内容はというと、中学生の男の子が『悪の華』というボードレールの詩集の愛読者なんですが、本の影響により「自分と周りの人間はちがう」「あいつらは文学の良さも何一つ分からない」というまさに思春期特有に見られる心を抱えているんですね。

そんなある日、放課後の教室にてその男の子が想いを寄せている女の子の体操着を盗むところから物語は始まると―――。(これだけじゃなんだかよく分かりませんがネタバレしたくないので割愛)

 

そして、ここからは『惡の華』のネタバレアリの感想です。とはいっても自分の読書メモですが(少ない量)。

 

 

 

 

ラストはほんっとーーに、ほんっとーに佐伯さん……うってなりました。もうあの人と接点がない人生とか……もうどうすればいいんだよ!嫌だよそんなのってあんまりだよ!佐伯さん……orz

そして仲村さんも春日もあの頃どくとくの心象領域を手放して、消し去って、潰して、生きてるところを見ると、どうしようもなく、どうしようもない感じに包まれてきて、すごい悲しくなった。

そっか、そうだよなってなった。

うんそんな感じかな……。

おわり。

他の作品も読んでみたいって思った。 

志乃ちゃんは自分の名前が言えない

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