猫箱ただひとつ

物語追求blog。アニメ、マンガ、ギャルゲーを取り扱ってるよ

沢渡一姫 感想(2848字)

スポンサーリンク

f:id:bern-kaste:20140923023512j:plain

沢渡一姫、毒舌家のクールビューティー。

……他になにかあるかな……ないかも。

 

 

 

 

無駄なことは考えないの恒河沙

ならば、銀河に眠る星の数を数えることをやめなければ、恒河の沙と較べることは愚かなことだ」

「けれど、私たちが生み出すであろう電子の赤子は、無限の好奇心と無謬の演算力を持つ……」

――一姫

恒河沙

漢字文化圏に於ける数量の単位で、一般的に1052。一説には1056とも云われている。恒河の沙、即ちガンジス川の砂を数えるほど多量の数との意。

(注:1052あたりの数字をうまく表示できない)

 

「これは、ヒューマノイドのフレーム問題のことを云っているの……矛盾無く動かそうとする為には、無限とも思える心配事と戦わなくてはいけない。けれど、そんなことをするのは全くの無駄なことだってね」

心配事というのは、すればするだけ増えていく……そうであるならば、気にするだけ無駄なこと

 ――一姫

f:id:bern-kaste:20140911234111j:plain

心配ごとというのは気にすれば気にするだけ増えていく……ねその通りだと思うお。気を回して、想像して、雁字搦めになる。ああ嫌われたらどうしよう、望む結果にならなかったらどうしようって。

「……ひとつの行為が引き起こす結果には際限がなく、破綻のない推論は存在しない」

「ならば、銀河に眠る星の数を数えることをやめなければ……ってね。そう思って、一歩踏み出してみることにした」

――翔太、一姫

これは朗としねまとの会話と同じだけれど、悩み事というのは「考えちゃだめ」な場面がほんとうに多すぎるんだよね。考えるな、放置しろ。考えるな、行動しろ。そういうこと。

 

 

 

今のうちにメトセラを滅ぼす、という考え方

「ああ。今そうでなかたっとしても、未来にそうならない保証などどこにもない……なにより、あれ等がその気になたtら、人間などあっという間に滅ぼされかねないからな」

――棟方

 棟方の考え方ってさ、「メトセラは強い。そして人間と仲良くしてくれる保証なんて未来にない。だから奴らを滅ぼす」っていうことなんだけれども、これってさどーなの?って思うよ。

見方をずらせば臆病風に吹かれた短絡的な行動にしか見えない。メトセラは「今」人間ととても仲良くて、メトセラ側も人間側も歩み寄っているのに、それを「未来にはどうなるか分からない」という理由で相手を殺すの?なにそれ単純すぎるっていうか未来というものに価値を起きすぎているよね。

「今」現在メトセラが人間に叛逆する兆しなんかないのに「未来はどうなるかわらないんだ!!」って云って攻撃するの?なんだよそれ。そんな理屈メトセラだけに限ったことじゃないでしょ。今は仲良くしている国同士だって「いつ」手の平を返されるか分からない。

今はそんな徴候ないけれど、「いつ」戦争になるかわからない。だから先に仕掛けるし手を打つと? いくらメトセラが牙を向けば人間なんて簡単に蹂躙されるとしても、彼らが人間より上位の強者だとしても、その理屈じゃうまく私は納得できない。

本当はもっと別の違う理由があるんじゃないの? メトセラという存在が嫌いで、その理由の後付がこれだとか。そういうのならば納得できるよ。でも彼はしねまを作った人といってもいい人だからなあ……それはどうなんだろうなあ。

「君たちには、メトセラが裏切らないと云い切れるのか? 君たちは人間が如何に愚かで、善的な存在であるのかを知らないとでもいうのか?」

――棟方 

やっぱり棟方っていう人は、そういう人物なのだろう。メトセラを危険視して、考えなくてもいいようなことを考えて、未来に危機感を抱いて、1つの種族を滅ぼそうとしている。 

メトセラが裏切らないかどうかなんて知らないよ。そんなの2分の1の確率とかいう問題じゃなくて、もう「時間」の問題になってしまって必ず"いつか"は裏切りは起こるでしょ。それは消極的な裏切りなのかもしれないし、急進的なものかもしれない。でもそんなの悩んだって仕方ないじゃんって思っちゃうのは、私はあまり「未来」というものを大事にしていないからなんだろうね。いやというか棟方はやっぱり狂気的に、短絡的すぎる気がしてならないけどさ。

棟方の根本的な動機は「人間は愚かだ。そしてそんな愚かの生き物をメトセラはずっと許容してくれるのか?」という問いに聞こえてくるんだよね。

いや……違うのかもしれない? 

いや……うーん……どうだろう。

「人は劣悪なわけではない……ただ、人はあまりにも弱い存在なのだろう。他者を歪めなければ自身の真っ直ぐさを信じられないほどにな」

「そう、ですね……その通りなのかもしれません」

彼はそんな人類を憂い、せめて自分だけでも『真っ直ぐ』たろうとしたのかも知れない……そんな想いに、一姫は胸が詰まりそうになった。

――一姫、棟方

人の愚かさと善性を知りながら、そんな人類を憂いながら、メトセラを……?うーん? よくわからないな。棟方は思想家であり、ロマンチストであり、ロジカル。

 

 

 

 

人間の思考フレーム

「人間は、たくさんのもの……例えば、夜空を瞬く一面の星々や、砂漠の拡がる砂粒の数といった、その場で数えるのが不可能なものを、自然に無視したり、『たくさん』という大まかな区分で処理することが出来る」

「けれど、機械はそうはいかない……目に映っているものを把握しろと云われれば、地平線の彼方のもまで把握して数えようとするわ」

「それを人間のように、瞬時に必要なものだけを、しかも可能なものだけを選ぶようにさせることは、それだけで難しい理論<ロジック>がいくつもいくつも必要な作業になってしまう」

 ――一姫

改めて指摘されると「確かにそんな難しいことを自然と人間はやっているんだな」という感慨を覚える。砂粒を自然に無視したり、『たくさん』という大まかに区分してしまうのはどんな理論のものそうなっているんだろうね。

んー……難しい。今も頭のなかで自分の行動様式を追ってみたけれど追い切れなくなったので『難しい』という言葉で思考をストップさせてしまった。とても謎。そして魅惑的。

 

 

星がいっぱい

「――この星空には、星はいったい、幾つあるんだろうな」

躊躇いがちに、棟方はそうつぶやく……そしてしねまは、少し考えてから、

「はい。星は……いっぱい、ありますです

「!!」

(しねま、棟方)

 

思考のフレーム処理、恒河沙、いっぱい、論理、理論……アルゴリズム。それがしねまを形成するもの。そしてそれと同等のものがきっと「記憶=メモリ」。

 

朗→しねまの店長さんの記憶を手に入れる為ヴァルカンに攻撃

カヤ→しねまの黄金の羊毛問題を解決する為に、海の中から映画のデータをサルベージ(この行動はしねまの記憶を守るという意味もある)

フロゥ→自分の記憶を削ってしねまは『イレナエウス』を守る。後にキャッシュに保存した彼女のメモリを再び戻す。

一姫→しねまの思考フレーム・アルゴリズムに迫る。

 

記憶……ノスタルジーカ……アルゴリズム……ロジック……思い出。そこから導き出されるものは―――。

 

おわり。