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仮面ライダー鎧武20話__戒斗が言っていることはつまり「保護された世界」なぞいらんということ(1359文字)

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そもそも何故この世界を守る必要がある
平和の為に秘密を守れだと、ふっくくくく

ふざけんな!!

そんな嘘偽りで塗り固められた世界などいっそ壊れてしまえばいい

戦う事を忘れた者に、生きる資格なんてない

むしろ侵略は絶好のチャンスだ
力のある者と弱い者がはっきりと分かれる

ヘルヘイムと戦って、生き延びた者が未来を掴めばいい

――駆紋戒斗

戒斗の「強さ」って私が思い描く「強さ」じゃないんだよね。

彼は「強くなる」ことだけに目的を置いている。強くなって強くなってどうするのか? どうもしない。ただ自分が強者で居続けることだけが駆紋戒斗にとって最も重要なんだろう

しかし一体それが何になる? 

◯◯になりたい!じゃダメなんだよ。何者かになった後、☓☓をする!という動機がなければそれはとても無価値なものでしかない。誰よりも強くなった後、強者になった後したいことがなければそんな力はただ"あ"るだけだ。

そういう意味じゃコウタの在り方のほうが好感的なんだよね。だって彼は力が欲しいのではなく「皆を守るために強くなりたい」と思っているから。その為に力を欲しているだけ、誰よりも皆を守る力が欲しいと。

 

強さとは?

私が思い描く強さとは「戦い続ける」ことが出来る者。

それは勝敗に関わらず、結果に限らずただ戦い続けることが出来るものだ。勝てなくてもいい負けてもいい、けれども逃げることなくただただ理不尽に、不条理に、敵と戦う。
それを私は「強さ」と呼びたいなって思う。そうこれは勝つ為の強さじゃない。戦い続けることの出来る意志があるかが問われる強さだ。

何故戦い続けることが必要なのか?

おそらくそれは、自分が自分でいられるために。よりよい自分を保ち続ける為に。誇りや尊厳を守りぬく為にといろいろな理由がある。きっとそういうことなんだろう。

―――自分を損なわない為に。
そこに「流儀」という概念を付随していくんだろうなという予感がある。

 *

戒斗が言っていることは、要するに「保護された人間世界」なんかにいたくないってことだろう。平和で、安定した人間が人間の為に作ってきた不条理が可能な限り抑えられた世界よりも

戦って、勝ち負けをはっきりと分けられる「闘争の世界」が良いと言っているんだろうね。そう聞こえる。 

戒斗が目指しているのは「幸せな現実」ためなんかじゃない。それはなんていうか……なんだろう……ただ誰よりも上位な者として君臨したいだけにしか見えない。

彼にとって「幸せ」なんてものは本当にどうでもいいんだろう。幸福の為に戦うのではなく、強くなるためだけに戦う。その結果が不幸だと分かっても気にしない気がする。奴はそういう人間だよ。

私からすれば戒斗はもう「人間」という枠組みをはみ出してしまった存在な気がしてくる。だってさ、幸せを希求しない人間など、もはや人間じゃないよ。