猫箱ただひとつ

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語れるから語るのと、語って楽しいことは別物なんだよ(1914文字)

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化物語(上) (講談社BOX)

Twitterをはじめた頃、観測していたエ口ゲクラスタはひたすらどうでもいい話題を俎上に上げてた。あるいは私自身が率先してつまらない話題を持ち出していた。

エ口ゲは終わったやライターうんちゃらの業界話、処女厨がどうのこうのエ口ゲにエ口はいるの?などなど。

その頃の私はSNSで同じ趣味を持っている人と共通の話題で話せることがとても楽しかったし、興味を惹く話題でもあったため語って語り続けていた。でもねだんだんと「自分が語れることと、語ってて楽しいことは別物」だってことに気づいちゃうんだよね。

エ口ゲという媒体を俯瞰的に語ることや、あるいは業界論について話すことはエ口ゲを何十本もやっていれば誰でもできる。それが例え稚拙な意見だとしても、自分なりの意見っていうのはそれなりに出てくるものだから。

しかしこういうのを語ることは出来ても、楽しいか?って聞かれたら別物なのよ。その時は多少なりの興味も後押しして語ったはいいけれど、語り終わったあとは「こんなの全然考えたい話題じゃなかったわ」って思うことがしょっちゅうだった。

私はこんなどうでもいい事を語りたくないし、楽しくて語っているわけじゃない。

 

恋物語 (講談社BOX)

恋物語 (講談社BOX)

 

でも周りを見渡すと、みんな語りたくて語っている気がする。結局のところ私にはどうでもいい話題を楽しんで語っている気がする。おそらくね、きっと、たぶん。射精がどうのおしっこがどうの、処女が童貞が、そんな詰まらないことばかり話している。なにがそんなに面白いのだろう。

特にエ口ゲ業界などといった話題は行きつく答えがいつも同じだというのにどこか楽しいんだろうか。憶測と推測でもたらされる悲観的な答えを毎回胸に抱いてて「ああエ口ゲ終わった」と言っている。きっとそう言いたいだけなんだろう。そうそうその通りお前の中では終わったんだよ~お前がそう思うんならそうなんだよ~~~そうに違いない♪(ツキ風)

エ口ゲに限らずラノベ興隆の話とかも結局は「終わらせたい」人がいるだけなんだよね。そんなに終わった終わったと叫ぶならさっさと手を切って口を噤んでいればいいのに。もう一切関わらなければいいのに。いっそ消えちゃえばいいのに。誰もいないところで寂しがってなよ、1人で寂しがってなよ。

逆に私自身が語っていて楽しい「物語を物語だけで観る」というテーマに関してはあんまり興味がない感じがする。あんまりというか実際多くの人が興味がないのだろう。ほとんどの人がライターがー、作者がー、監督がー、構造がーみたいな接し方ばかりで「あーはいはい」ってなっちゃう。「あーはいはい」「あーはいはい」「あーはいはい」

あるいはそういった人たちも「語れるから語っている」だけなのかもしれない。物語を物語だけで語るのは難しいので、ついつい外的要素を持ちだして語ってしまうことってある。そのほうが楽だもの、私にも経験はある。とりあえずkeyならだーまえの名前を出して、沙耶の唄ならぶっちーの名前を出しておけばいい。多数の作品をプレイしているのならばあとは作品同士の関連性を見出して導き出してそれっぽく言えばそれらしい意見の出来上がり。

しかしやってみると分かるけど「やっぱりこんなの語りたいわけじゃないわ」となる。少なくとも私は舞台裏について語れるけれども、語って楽しいわけじゃない。悲劇的に詰まらないと言ってもいい。いやそれは言い過ぎか。

もちろん"それ"を語りたい人もいるし、舞台裏"だけ"を語りたい人もいる。それは悪いことじゃないし、否定されるいわれもない。チョコのおまけについているジュエリーを大事にするように、カレーライスを語っているつもりがショートケーキの苺について力説するような感じ。そんな感じいいと思う。 

そして自分が何について語って楽しいかを自覚していくと、「語ることが出来ても語りはしない」ってことを上手く扱えるようになってくる気がする。

まだ未熟なので、語り終わったあとに「やべこれは失敗だ」と思うことはちょいちょいあるんだけどね。もうちょいここの練度を高めていければいいかなって思っている。(エ口ゲにエ口はいるの?の話題は毎回飛びついて最後には言ってもしゃーなかったなって気持ちになるのはどうにかしたい)

 

語れるから語ろうとするよりも、語ってて楽しいことを語っていこう。

そう思った。*1

 

終物語 (下) (講談社BOX)
終物語 (下) (講談社BOX)

 

超解読 「物語シリーズ」化物語編 (三才ムックvol.709)
超解読 「物語シリーズ」化物語編 (三才ムックvol.709)

 

*1:しかし久しぶりにこの文調をやってみたけれどいいね、すごい楽しい