猫箱ただひとつ

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東京喰種1話_つまり勇気がないんだよね?ハイ(2157文字)

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いやー……

これは精神汚染系のアニメだと思います。

見ていると胸が鷲掴みされるようなシーンばっかりですし、さらに息の調子が荒くなる(=ゼーハーゼーハー)んですよ……もうやだ!

でも見る!

 

 

 

受容感覚が狂うことは、世界そのものの認識が狂ってしまう

 

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追記:主人公の名前はカネコではなく、カネキでした。(修正済み)
 

グールの臓器を移植したことから、人間からグールになってしまたと思われるカネキ。

グールになってしまった為か、人間が美味しいと感じる食べ物をマズク、そして生臭いものと知覚するようになってしまった。つまりハンバーガーを食べても美味しいと感じるどころか、クソマズメシになってしまったということですね。

味覚と、食べ物の嗜好が変わってしまっただけで、彼が見る世界はこうも容易く壊れてしまうのか……と思ってしまった。

味覚といった受容感覚が狂うだけで、こうも世界の接し方が狂うのなら、視覚・聴覚・触覚・嗅覚……が狂うことでも今までの日常はいとも簡単に崩れ去ってしまうのだろう。

……そう例えば、人間がどろどろした真っ赤な気持ち悪い生き物に見えてしまったら……彼らを「人間」だと理解しつつも見た目が邪悪すぎて、嫌悪しか覚えないものだとしたら―――

例えば、聞こえてくる音すべてが「不快」なものだとしたら……生きていくこと息を吸い吐くこと自体がとても辛いものになる。

受容感覚が狂って壊れるだけで、自分の見ていた世界は消え去るんだなと理解した。先天的なものならまだいい、生まれたときからな世界はそういうものだと認識できるからだ。

けれど、それが後天的であるのならば、自分が今まで接していた世界と、そこから変質してしまった世界と「比較」してしまうことになる。で、この「比較」してしまうことがより辛い現状を生んでしまうんだろうなあ……。元の世界に戻りたい……とか考えちゃうもん……元の日常に戻りたいって。

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そしてグールの食べ物は、「人間」そのものである。

街を歩く少女、青年、初年から老婆まで……グールは「食べ物」だと認識してしまう。

あーもうそれは最悪だ!最悪最悪最悪!

だってそれはもう、人間の基礎である「仲間」という概念が壊れる。隣人が自分を食べる(殺す)人間ならば仲良くなんて出来ない。

そして人間を捕食するグールは、人間をもう友達ではなく「食べ物」としか接することができない。

ほら……ハンバーグにさ、喋りかける人間なんていないじゃん? ポテトサラダとかと仲良くしようと思わないよね? もうそういうこと。食べ物は友達にできないし、食べ物と知覚してしまったものを人間だとはもう思えない。

吸血衝動、渇水衝動みたいな感じで、本能は理性をぶっこわす。

例え、カネキが人間を食べ物と見ることになったとしても、「人間」として扱うことを自分に誓ったとしても、「乾き」には耐えられない。食べたいという欲求に人は抗えない。もし抗えたとしても、その抵抗は=で死ぬことと繋がる。

生存欲求を超えた先に「人間としての尊厳」があるのかもしれない。

つまりは人間を人間として扱って自分は死ぬか、人間を食べて生きるかのどちらかを迫られちゃうのかもしれない。

あーもういやだ!それは最悪ださいあくさいあく!!

自分が好きな人も、いつか食べちゃうかもってことでしょう?

あるいはそれを回避できても、人間の尊厳が心を蝕ませていくに違いない。

 

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―――たすけてください

信じてもらえないかもしれないけど、僕は人間なんです


なのに、それを食べたくて食べたくて仕方がなくて、でもそうしたらもう人間ではなくなってしまう

「そんなに苦しいなら喰いなよ」

っ……っっ!!!

 

いやだ!いやだいやだいやだいやだ嫌だっ!!!


こんなもの食べられるわけがないだろ……

なんだよこれ……

なんだよグールって……

人は殺す。仲間同士殺し合う

僕はそんなんじゃない

僕は人間なんだああああ!!

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今までこの国で、この社会で、禁止されてきた「人喰い」。
それは人を殺すという殺人でもあり、同時に、人を食べるという禁忌中の禁忌。

私にはこの行為が、人の尊厳を壊してしまうように見えて仕方がない。きっとそれはそういうふうに教育されてきたし、そうふうに倫理観をインストールされてきた。

だからこそ、この禁忌を破ってしまうことが、自身のアイデンティティを崩壊するのは想像に容易くない。そう、禁忌と感じるものは、それは「自分が絶対に破ってはいけないもの」と決めたものなんだ。

意識的であれ、無意識的にであれ破ってはいけない。

もし破ってしまえば、今まで大事にしてきた「常識」とか「価値観」とかが一瞬にしてぶっ壊れる。そして一から「自分が大切に思う価値観」を学習しなければいけない。

そう学習だ。つまり、グールの世界へようこそというわけだ……。グールの在り方を、ルールを、尊厳を学んでいく……そしてもちろん人間だったころの倫理観と相克して心がガリガリとがりがりがりとこわれ……

あああもういやだ;;

 

 

食べる勇気がないならさ、

 

私が手伝ってやるよ

 

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やめてええええ

orz

 

<参考>

 

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