猫箱ただひとつ

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ブラック・ブレット最終回_延珠ちゃんほんと天使でした(1757文字)

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最終話、感想です。

 

 

 

 

宿命、と言うこと

「この男との戦いは宿命だったのよ」


――天童 木更

 

木更さんは、目の前にいる男にむかってそう言い放った。

でも私は思うんですよ。木更さんが自分の手で「宿命にした」んだと。彼女の妄執ぶり執念ぶりを見るとどうしてもそう思わずに入られない。今までその男を殺す為だけに、ひた走ってきたのではないか?と。

―――絶対の意志は絶対の運命を生む

という言葉は、そんな木更さんにぴったりだと思う。彼女の絶対の意志が、彼女が望んだ未来に導くことになったと。

宿命だった―――という言葉を紡ぐとき、そんな「宿命にしたかった」という意志が交じり合った場合もあるんだなと思った。


死と生の価値観が虚無となってしまうとき


蓮太郎はショーマ兄を失った。

大切な人間をまた一人失くしてしまった。


そしてこんなとき、「死なんて遅いか早いかの違いなのよ」っていう言葉は受け入れられるものなのかな?と私は思ってしまった。あるいはこの言葉を受け入れるにはどうすればいいんだろうと。

大切な人を失ったときに、所詮死なんてものはいつか訪れるものだ。遅いか早いかでしかない。

それを腹の底から思えた人がいるならば「生と死」というものに尊さを感じないということでもある。何故なら生きることは自分の隣にあるものだし、死は数瞬後に訪れるものだと実感しているからだ。

それは「一は全、全は一」の考え方と似ている。自分の生は他の動物と繋がっていて、自分が例え死んでも、その繋がりの循環には残留しつづけ廻っていく感じ。

大きな流れ、大きな円環を想起した。

自分をミクロ視点である"自分"という「個体」と見なくなれば、死なんて遅いか早いかの違いなのよ」という言葉を実感できるかもしれないと思った。

大きな円環、大きな流れ、大きな物語にいるということは、(ここ説明難しいな…)命の価値がそれほど大したものじゃなくなるとは思うんだよね。命の価値が0化してしまう。生と死は裏表で、いつか訪れるもので、いつもここにあるもの。

そんなふうに思えるんじゃないかな。

 

これって近代化する前の、自我がまだ深化していなかった、未分化の頃の人類が持っていた感覚だと思うんですよね勘ですけど。


延珠と電車

 

痛かったかな
辛かったかな
わらわ達が何かしてあげられることって

なかったのかな

なあ

蓮太郎

 

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あまりにも純真すぎると、あまりにも正しすぎると、あまりにも美しすぎる人に出会ってしまった時、鏡に写った自分の醜さに辟易してしまうのかもしれない。

延珠の在り方を見ていると、なんかもうどうしようもない気分になってしまう。それは絶望感……ではないのだけれど、一体どんな感情なのかよく分からない。……いや「助かった」という感覚なのかもしれない。

そう助かった、だ。

自分の心が摩耗してしまって、実感が鈍くなってしまって、死への感情が麻痺してしまたっときに、純真な少女を見つめて思ったのは「助かった」という感情だったのかもしれない。

自分を支えてくれる人、壊れそうな心の唯一の拠り所……そんな感情を感覚した。

延珠は目の前に実際いるのに、どこか遠くにいて、手が届かないような存在になっているって感じてしまう。錯覚をしてしまう。肉を持ち精神を有しているにも関わらず、どこかで人間じゃなくて、観念の存在みたいな……。

たった一人の女の子が、イデアそのものになっている感じが私はとてもする。こう………神さまとか天使に跪く感じが……。

 

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この電車のシーンがすごく好きで、これだけでブラック・ブレットを観ていて良かったなと思いました。

なんか救われた……というとちょっと違うけれど、満たされた感覚があります。

あと死ぬときは、勝手に一人で死ぬんじゃなくて、一緒に2人で死にたいよね!うんわかりますよその気持ち!w

一人だけで残されるのって、もう滅茶苦茶最悪ですからね;;

 *

毎話、延珠ちゃん見ているだけですごい癒やされました。ティナちゃんもそうだけど、もうほんと二人とも天使!天使だよこれは!(`・ω・´)

 

おわり!

 


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