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龍ヶ嬢七々々の埋蔵金・最終回_プリン絶対忘れないよ!感想(3094文字)

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あー……
あー!
ああああ七々々ちゃん終わってしまった!まじどうしよう!(涙
天災ちゃんと七々々ちゃんがスキーな私としては、毎週見れなくなることがちょっと辛いです;;

それでは『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』の最終回の感想はじめます。

 

 

 

約束を守るっていうことは、自分の流儀を貫くこと

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「七々々殿の約束か、だが欲しそうだな」

「実はかなり欲しい」
「ならいいではないか」
「約束など破ってしまえば」
「えっ?」

「どうせ七々々殿はあの部屋から一歩も出られないのだ。バレるわけがない。……まあいい、どうするかは重護が決めろ」
(中略)
「天災」
「なんだ」(おっと)
「いらないのか」

約束したからだよ七々々ちゃんと。だからそれを貰うわけにはいかない

――天災、重護


 ここもそうだし、

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「今回の七々々コレクションがもし本当に『昔のことがミラレチャウンデス』だったら、それでも俺に使うなって言った?」

「どういうこと?」

「それを使ったら俺、七々々ちゃんを殺した犯人分かるよね。七々々ちゃんと成仏させてあげられるかもしれない。それでも俺に使うなって言うの」

言う

「どうして」

だって私と重護で約束したことだし

「それで犯人が分からなくても」


「信じてるから」

「あれを使わなくても重護は犯人を見つけてくれるって」

 ――七々々、重護

 最近、私が触れるものを見ているものいろいろリンクしてるんですけど、この「約束を守ること」や、「自分で自分に課した決め事を守る」ことってめっちゃくちゃに大事だなと思ってます。


特に七々々ちゃんは常々そういう「自分の流儀」を貫いていることが見て取れる。七々々コレクションに対しては絶対的に「ヒント」は出さないし、例えヒントを出しても今回の重護のように「その七々々コレクションを使ってはいけない」と重たい条件を突きつけてくる。

なんでこんなことをするかというと、七々々ちゃんが自分にそう約束したからだ。「七々々コレクションにヒントは出さない」など、他にも幾つかのルールを彼女は順守していると思う。

これを実利目線で見てしまうと、とても不可解なことのように見えてしまうと思う。例えば重護が七々々ちゃんに問うたように

「過去が見えるアイテムだったとしても使うなって言った?」
「うん言った」

過去が見えるアイテムを使うことができれば、七々々ちゃんの願い(殺した犯人を見つける)ことは最短で叶えられる可能性が出てくる。

そして「最短で願いを叶える」ことを再優先再優先として考えるのは当然で自然だ。だってその願いは自分にとって最大幸福か最大利益が生じるものだからだ。

しかし七々々ちゃんはそれを良しとしない。

例え過去が見えるアイテムを重護が手に入れたとしても、それを使ってはいけないという約束をしたのだからその約束を守るよう務める、まず「自分が課した自分のルール」を優先するのが七々々ちゃんっていう女の子なのだ。

この考え方はとても非効率的で非合理的だろう。なんでそんなことするの? 七々々ちゃんの願いってそこまで比重が低いものなの?

いや違う。そうじゃない。

彼女は自分自身にルールを与えることで――自分の中の"流儀"を生み出すことで――なにか大事なものを手に入れているような気がしてならない。


それが"なにか"?というのはまだ私には分からない。ただ自分の流儀を守ること、貫き通すことって、「結果」よりもっともっと大事ことがある気がする。

どうぶつの国(1) (少年マガジンKC)

どうぶつの国(1) (少年マガジンKC)

 

 『どうぶつの国』では「この混沌としたなんでもありな世界だからこそ、自分との決め事があるから、"自分"というものが存在する」みたいなことを言っていたと思うんだけど、そういう一種の「自我」「自尊」というものが身につくからかもねー?とも思っている。でもきっとそれだけではないんだろうけど。

ちょっとこの「流儀」という概念が、今私はとっても気になっている。

 


誰とも接点がない世界を視るってどんな気持ちなんだろう?

 

「私の本心はね、私を殺した犯人を見つけてこの手で殺したい。それは本当の気持ち」

「…うん」

「でもそれですぐ成仏できるか分からない。ちょっと他にも思い残すことが出来ちゃったから」

「他って?」

この島がどんなふうに変わっていくのか、この島に集まっている人達がどうなっていくのか、もう少し見ていたくなったんだ

―――それはね重護、君も含めて

 

(七々々、重護)

 

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七々々ちゃんのもう一つの願いって、ようするに「島というマクロな在り方を眺めていたい」という知的欲求なのかなと思った。

私にもあるよ。この世界が100年、千年経ったらどんな"丘の向こう側"を観ることができるんだろう?と。その世界はどんな景色に溢れているんだろう?と。

そしていつか訪れるであろう、有機インターネットによって全人類の意識が有線接続された国も思想も文化も言語も共有化され一体化された、そんな世界が実現するのはいつなのかな?と。そんな世界を見てみたい。


―――でも

そういう世界の有様って、自分と、自分が知っている"誰か"がいてはじめて興味や好奇心を覚えるものなんじゃないのかなとも思っている。つまり自分一人だけ居残っても、一人だけで世界の行く末を見ても、つまらないんじゃないの?ってこと。

七々々ちゃんは「重護」という人間を接点にして、「島」という世界と繋がっている感じがするのよさ。彼がいるから七々々ちゃんは島の行く末に興味を持ったんじゃないかという可能性。

 

 

謎を楽しめよ

 

「ちなみに本当にあるの?」
「さあどうでしょう」
「っ」
「なぁに」
「あるんだ!」
「どうして?」
「今『あれを使わなくても』って言ったよね」
「言ったっけぇ?」
「言った!」
「もし実在しないものなら『そんなもの』っていう言い回しにならない?」

よし!探してくる!!
「どこにあるか聞かないの?」
教えてくれないんでしょ!
「まあね」
いいよそれで。

オレはオレのやり方で見つけてみせる!!

「行ってらっしゃい」

――七々々、重護

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重護のこの姿勢、好き。

いやま七々々ちゃんに聞いてもらえないことがもう分かっているので、重護はこういう行動取るしかないんですけど、でも彼はそんな状況を「楽しんで」いるのですよ。

なにか大事なもの、大切なもの、を探す。そんなワクワクドキドキすることを「誰かに聞いて答えを教えてもらう」なんて


なんてつまらないんだろう!!!

 

そんな意志がビシビシ伝わってきます。

七々々ちゃんがそう思っているかは分からないけど、でも似たようなことは思ってそうな気がする。「だってヒント教えたらつまらないじゃん?」みたいなね。「私の謎を楽しめよ?」みたいなね。

 

最後は天災ちゃんで〆 

 

「お前が無事でよかったよ、重護」

――天災

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えへへ

あーもういい笑顔だなあ。

 

 

おわり

毎週天災ちゃんの破天荒さ、ナナナちゃんの謎っぷりを楽しみに見てました。ペットロスじゃないんですけど、最終回を迎えてすこし損失感ありますね……。ちょびっと悲しいです。あーあー。

最終回の終わり方が、二期期待できそうなものだったので、期待しちゃいます!(`・ω・´)シャキ 死にたくない死にたくない!! ←どういうこと!w


ではまたねー。

 

 

<参考>

龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 1(完全生産限定版) [Blu-ray]
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特装版 龍ヶ嬢七々々の埋蔵金7 (ファミ通文庫)
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微かな密かな確かなミライ(期間生産限定盤)
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ED良かったよねー。