猫箱ただひとつ

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「なつくもゆるる」体験版_生物部がゆるーく恋愛するそんな物語でもなんでもなかったという衝撃のラストへ(5432文字)

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私のせいで死んでいるんだ

私が何かをしても何をしていなくても関係なく


私は世界を滅ぼしながら生きてるんだ





夏だからってゆるされないADV

  プレイ時間

  2時間
  製品版を買いますか?   なにかを感じる買うかも


公式HP│なつくもゆるる|すみっこソフト

「なつくもゆるる」のポイント

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・一見平和そうだが異常な学校と生徒たち
・ヒロインはぷにっとしたロリーなので好きな人は滅茶苦茶はまりそう
・なんかとんでもない世界の秘密が隠されている予感がする。
そんなミステリアスな雰囲気がひたひた存在する。



ここからは感想です。



「なつくもゆるる」の感想コーナー





異常で通常な学園生活☆

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・この学園の生徒は、街から疎まれている
・この学園の生徒は、通貨の代わりに缶詰で物々交換や取引の材料にしている。(←買い物に簡単んい行ける環境ではない)
・夜にふらふら歩いていたら、寮監にカウンセリングにぶっこまれる可能性もある。
・生徒には一人ひとり「タイプ」や「異常」な部分を持っているとのこと。
・自殺病という原因不明の病気を患っている生徒が、おそらくこの学園に来ることになる。


この異常な事実を進はさらさらと述べていく。まるでそれが当たり前でなんら驚くには値しないかという感じに。そんな彼を見ていると、どうしてもcloseChannelを思い出してしまう。

ここに在籍している生徒はみな狂人?……なのだろうか。

(お金の代わりに「缶詰」っていうのがシビレルネー。身内での特殊な連帯感みたいなものを感じてしまう。わくわく)



紫穂は思い込みが激しすぎる。可能性という概念がないのかも

「れっ、レイプ魔めッ!」

――紫穂

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出会うなりいきなりのこの暴言そして断定口調。進が夜の時間に出歩いているといった理由のみで「レイプ魔」扱いをする紫穂。

もちろん進の弁解むなしく聞き入れてもらえない。


んーとなんだろう? 紫穂という女の子は思い込んだらすぐ「断定」してしまう癖があるように思う。白色を見ても自分が「これは黒なんだぞ!」と思ったらさいご、黒だと断言する。

自分が見たものが「白色の可能性」なんてものは、一切考慮しない。つまり「可能性」という概念がこの子にはないのかもしれない。

自分世界中心主義みたいなねそんな感じ。


あとスコップをぶん回されるのはマジで危険なのでやめてね! あれだよ尖った者恐怖症の感覚を想起した。武器を眼前に持ってこられるあの感覚は、心情がきゅーきゅーする。





あ、それは分かる

「人前でこんな格好はしないぞ。私だけの秘密なんだ。目立ちたくないけど、こういう服は着たいんだ!」

―――紫穂

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あんがい羞恥心とか人の目とか気にすることが出来るみたいなので、へーと。それと「目立ちたくないけど、でも着たい!」って気持ちは分かるなと。うんうん。ゴスロリ……退廃的な服装です。

「それと、私のことおまえって言わないで欲しいんだぞ。
そういうのって下品だから嫌いなんだ」

―――紫穂

たしかに「おまえ」と呼ばれるのは気持ちよくはない。下品かどうかは分からないけれど、たしかにそうだよねと。

というか「下品」? 相手の名前をぞんざいに扱うのは品性が下位なんだぞ!みたいな気持ちなんだろうか。ふむ。




穴を掘るここほれワンワン

「どうして穴掘りなんだ? 興奮を静めるために体を使うなら、腕立てでも腹筋でもいいだろ?」
「結果を見たいんだ」
「結果?」
「うん。穴を掘ったらその大きさで、どの程度の気持ちだったかわかる。
これだけの気持ちがあったんだな、って知りたいんだぞ」

―――紫穂

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どうも感情の昂ぶり(性欲)をなにかで紛らわせたいが、その方法が分からない。じゃあ結果が見える、穴掘りでいいじゃないかってことらしい。

たしかに。成果物を手に取るように実感できるのって大切だなと。穴を掘った深さで……自分の気持ちを分かる……か。


妹はなにをしてもゆるされる……?

「知りませんか? 健気な妹は何をしても許されるように世界はできているんです」

―――姫佳

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はい知りませんでした。あれですね可愛いは正義と同じ類の健気はなにをしても許されるみたいな感じなんでしょうええたぶんきっとそうですよあいまいみ。



男子って人目もはばからずいちゃいちゃしやがって

「男子って人目もはばからず、すぐにイチャイチャするもんね。
ほんと、男子っていやらしいよね!」

―――りね

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わかるわ……。男子は自分達がいちゃいちゃしていることに気づいていないに違いない。傍からみれば、時には女子よりイチャイチャしている連中がいる。もちろん恋人とか性的とかそういうのなくてですね。

同性への信頼感というものなんだろうか。



世界の縮図と生物部

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「ヒトデがいるおかげで、勝者の存在しない多くの種が暮らせる世界が作られている……。というのが私達の考えた仮設」
―――りね

「シカがいないはいないで、ここのタイドプールみたいに、植物の間での勝者が出ちゃうんだよ。シカが草を食うことで、希少価値のある植物が生き残ったりもしてるんだぜ」

―――舜

植物連鎖の上位者(ヒトデ)が消えたとしても、下位者である多種多様な貝のなかから競争が起こりある1つの種族の貝が上位者が決定してしまうと。勝ち残った貝は、負けた貝を蹂躙しつくす。

それは「多様性の環境」の視点に立ったとき、ヒトデ(貝よりより上位の捕食者)がいることで成り立つんじゃないかという仮説。


なるほどなるほど。「リヴァイアサン」(←齧った概念)という絶対的強者がいることで一定の平穏が生まれるのかもしれないなと思いました。


性的興奮と身体の変化

「早く私のアソコを擦るんだ!」

―――紫穂

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人間は性的興奮を覚えると瞳孔が開くと聞いたことがあるんだけど、実際どうなのだろう。

しかしこういう「私のアソコを触るんだ!」からはじまる恋人関係は、破滅の予感しかしないのだのだのだ。対象者に可愛い、好き、素敵という気持ちが生まれる前に「綺麗な肉だな」という感慨を持ってしまったら罪悪感強いな。



トラと目があったんだ

「トラと目があったんだ。私を食べるつもりだったんだと思う。食べよう、と考えている目だった。その時に私は思ったんだ。これは、私の同類だって」

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「うん。私を食べようとするコレは、私と同じモノだって」
「同じモノって。
普通、同族を食べたりしねーだろ」
人間が人間を飢餓状態にでもならないと食べないのは、反撃によって受けるリスクが高すぎるからだ、という説を聞いたことがある。

「そういう理屈はわからないんだぞ。ただ直感的に、私を食べようとするトラは私と同じだって、そう思っただけで」

―――紫穂、進

同じもの……か。自分と同じものと感じるのって、いわば「自分が2人いる」みたいな感覚なんじゃないだろうか。トラは私で私も私、そんな感覚。自己の範囲を他者に適用したときに陥る気持ち。

"私を食べようとするトラ" に紫穂はトラに「自分」を感じたらしい。紫穂もまた誰かの捕食者だということか?

「私は別に自意識過剰でそう思ったわけじゃないんだぞ。もっと心の奥底からというか、私が私である理由みたいな、そういうのなんだぞ」

紫穂が紫穂である理由はトラなのか……。よくわかんねーけど、勇ましい話だな。

―――紫穂、進

私が私である理由―――。……かー。

「トーマの目が、あの時のトラの目と似てたんだ」
―――紫穂

トーマに自分を感じたのかな紫穂は。


素直な気持ちを伝えるってこと

トーマとこんな関係で終わりなのはやなんだ! オナニーを教えてもらってそれで会わなくなるなんて……。……レイプ犯的にはそれでいいのかもしれないけど」

「オナニーだけ教えるって、そいつはもはやレイプ犯じゃないな」

―――紫穂、進

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やっぱ自分の「気持ち」を相手に伝えることは、余計な誤解や勘違いをなくせるし、思い描くラインの距離をわりかし想定できるからいい。相手のことを分かると相手の行動の意味も分かってくるので、素直に自分の気持ちを言ってくれる人のほうが付き合いが続くと思うんだよね。

「とにかくもうおちょっとちゃんと話したい。
これで終わりなんて変態のすること」

―――紫穂

たしかにこれで終わりなんて変態だが……しかしそもそもじゃあ変態ってなんだよと意味が崩壊しそうになるほどに変態を放棄したい。へんたい。



中略

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紫穂のオナニー手伝ったあと、画面が砂嵐状態になりOmissionの文字が表れる。これは製品版だとちゃんとあるんでしょう。ちゅうりゃーく!


武道

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鹿島さんの膝が僅かに伸び上がるタイミングにあわせて、斜め下に腰を切るようにして移動させる。

ユウリ「……?」
鹿島さんの全身から力が抜けた。

人間の体は斜め下に加えられる力にあまり抵抗できないのだ。
そういう構造になっている。
体に力を入れようとした瞬間は特にそうだ。

それにつま先から始まって、
足首、膝、股関節、腰、肩、肘、と連動してたまった力は、肘関節をうまく通過できない場合が多い。
なぜなら、足首から肩までは、上に向かってあげていくから連動させやすいけど、肩から肘はそれを急に平行へと移動させないといけないからだ。

―――進

斜め下の記述は思い当たる節があるかも。


世界の終わり

「いいことといったら1つしかないんだぞ」
「なんだよ」
「世界の終わり、に決まってるじゃないか」
―――紫穂、進

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ほう。世界の終わりがいいことか。つまり世界が存続することに価値を見いだせないのか?

「トーマに言われてから、ずっと考えていたんだけど、みんながどうして世界の終わりでネガティブになるのか、私にはわからないんだぞ」

「世界が終わってしまった、そんなの悲しいじゃないか」
「……そうかな?」
―――紫穂、姫佳

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「……悲しいかもしれないけど、私のせいで周りの人が死んでいくことに比べたら、悲しくないと思うんだぞ」

「私は自殺しない。だけど周りの人は私のせいで自殺するんだ」

「違う。私のせいで死んでいるんだ。私が何かをしても何をしていなくても関係なく。私は世界を滅ぼしながら生きてるんだ」

―――紫穂

自身の存在によってすべてを不幸にし殺していく? 生きているだけで罪悪をまき散らすと。遠回しな人殺しを自分は行なっているんだとそういうことなんだろうか。

それはまるで、歩くだけで草木が腐りゆくみたいじゃないか……。


なつくもゆるる―――世界の果てはどこかに行くわけではない。世界の果てが「ここに立っている」といころだったんだ。みたいな印象を受ける。

夏に狂う。そんな感じ。




夏狂メモ

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おわり

私の直感センサーだと、滅茶苦茶すごい面白そう!って感じではないんですが、買って損はないレベルの楽しさが詰まっていると思いました。価格も安いですし(今3000円切ったんだっけ)。ちょろんと買ってしまうかもしれません。

ではまたね。



<参考> 

なつくもゆるる【予約特典:CD】
なつくもゆるる【予約特典:CD】

なつくもゆるる スミッコ探偵倶楽部partⅡ「うしろめたい女」
なつくもゆるる スミッコ探偵倶楽部partⅡ「うしろめたい女」

はるまで、くるる。
はるまで、くるる。