3話のタバコの話はこっちでしました。
絶対的な正しさは人を狂わせる。タバコと嫌煙家の果てにある未来は喫煙者のテッテイ的な駆逐でしかない。3話『謀略のズヴィズダー』より(3767文字)
今回はヴィニエイラちゃんの行動を追っていきたいと思います。
1)独裁的征服
征服に独裁的じゃないものがあるかといわれると悩むんですが、とにもかくにもヴィニエイラの征服は独裁的なものだと判明しました。ヴィニエイラはタバコが嫌いなために、タバコを徹底的になくそうと画策します。喫煙者もとろもに排除する運動を繰り返します。
ここから見るに、彼女が行おうとしているのは、「自分が住みやすいセカイづくり」なのかもしれません。
ちなみに「タバコ」の良し悪しはどうでもいいのです。ヴィニエイラが「要らない」と思えば、それは(少女の中で)セカイから即刻排除されるべき運命を烙印されますことが重要だと思います。
ズヴィズダーが使う「征服」という言葉に、もっと別の意味があるのかと考えてました。
しかし実際、ズヴィズダーがやっているのはただの支配でその名の通りの征服です。他者を自分色に染めていく、自分のものに支配しているだけだなと。これは確定事項かもなと。
2)征服できないものもある
ズヴィズダーは今まで様々なものを(戦車・人・食卓)征服してきました。ゆえに「喫煙者」も簡単に「征服」しちゃうのかなと。
しかし今回、征服できないものもあると明らかになります。
そう
これは決して個人的な恨みつらみではないのだ!!世界の未来に立ちふさがる獣どもよ!!
塵となりこの私の目の前から消え去るがよい!!せぇーっふくうううじっこおお!!!
はっ?!
ヴィニエイラ式変移抜刀斎説得術が破られただと?!
いや効かないでしょあれじゃ
ヴィニエイラの説得術が効くのは、「人の心を有した者」のみという範囲があることを知れたのは大きいです。
人の心を持っていない「概念」「動物」は説得できないのかも。ただ無機物は征服可能みたいです。一話で戦車に"征服マーク"を刻印していていましたので。あれは所有者が人間だったため派生的に征服したのかもですね?
無機物は抵抗も反抗もしない性質を持っているので、そもそも「説得」ということを行わなくてもいいのでしょう。
まとめると、こう言えるんじゃないでしょうか。
・説得術の効果範囲は、人の心を有したもののみ
・人の心を有していない喫煙者を征服することは出来なかった
・説得できないものは、征服できない
・説得する必要がないものは征服できる。
ヴィニエイラちゃんが目指している世界征服って、自分が思い通りにいく世界を目指しているだけかもなと思うんですが、どうなんですかね……。現状の彼女の動向を見ていると、そういうのを理想に据えているように見えます。
それではまたね!
<参考>
世界征服~謀略のズヴィズダー~ (1) | |
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