猫箱ただひとつ

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考察エロゲは、考えるから面白いというわけでは無いのかも (1736文字)

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  最果てのイマ フルボイス版


考察エロゲとは「考えないと物語が全然分からない」もしくは「考えることで面白さを味わえる」ゲームを指しています。

私がプレイした作品ではこんなのが考察ergといえるんじゃないでしょうか。以下のとおり。(ノベルゲームも入ってますが気にしないでください) 


腐り姫
Remember11
最果てのイマ
・ギャングスタ・リパブリカ
うみねこのなく頃に


そして、こういった作品を考えて考えてひたすらに、寝る時間も削って考え続けた人たちは得てして「思考することで面白さが跳ね上がる!」といいます。

私もそうなんですが、気づけなかったことが「気づけ」た。分からなかった所が、「分かった」。散らばっていた断片がひとつの形になる――――そんな知覚体験は、めちゃくちゃに面白いし快感なんですよね。

しかし、この「考えると面白いよ!」という意見に対し、「考えないと面白くないってどうなのよ」という意見もあります。たしかに、考えないと面白くないって、ゲームとして…んーと感じがします。

 

 

 

腐り姫


例えば、『腐り姫』という物語、私はお手上げでした。始まりから終わりまで純粋になにこれ楽しい!!と思えなかったんですね。つまらないというわけでは無いんですが、「わくわく」するような体験がありませんでした。

さらにいうと、『腐り姫』はなにを示しているのか、やっているのかが掴みづらかったです。。本当ならゲームが終わったあと「考える」という行程を私ははさむんですが、それすらもやりたくない程にヘトヘトになってしまいました。

いやほんと…難しいんですよ……。腐り姫をやっていると心が摩耗していっちゃうので、気力のリソースがガリガリ削られていっちゃうから余計、考えることに力を入れられないというのもあるかも…。



反対に『最果てのイマ』は、腐り姫以上に物語の構造が難しく、「考察」しても匙を投げる始末でした。けれど、面白く楽しくプレイできたんですよね。

ラストは胸が暖かくなりましたし、『最果てのイマ』で考えた様々な要素は、未だに引っ張りだしていろいろなものに当てはめています。いわば思考の補助線として機能していたり。……つまり、考察は放り投げ出すくらいに難解な作品にも関わらず、楽しかったということです。

 

Remember11 ~the age of infinity~限定版

Remember11 ~the age of infinity~限定版

 

また『Remember11』は、『最果てのイマ』と同じくらいに物語を理解するのは難しいと思っているんですが、プレイ中はワクワクドキドキと楽しめました。けれど「考察」はしませんでした。 

あとは……そうですね、『ギャングスタ・リパブリカ』はプレイ中も、プレイ後の「考察」もめちゃくちゃに面白く、楽しみ尽くした作品でもあります。


私がプレイした作品を挙げてみると、考察ergと(世間で評されていてかつそれを分かった上で買ったとしても)、「考える」ことをやめてしまったり、そもそも「考える」ことすらしないものもあるということです。


これらを踏まえて、何が言いたいかというとですね、 

 

ある難しい作品を考察するときって、「これは考えてみるとめちゃくちゃおもしろそうだな><!」っていう気づきがないと、そもそも考察なんてエネルギーが必要なことしないのでは? ということです。

 

ギャングスタ・リパブリカ
ホワイトソフト (2013-07-26)

考えないと面白くないってどうなのよ」という意見は、こんなプレイイメージなんじゃないでしょうか。


プレイ中(よく分からない上に面白くない)→
→プレイ後(やっぱりよくわからん)→
→周りの評価を見てみると「考えると面白いぞ!」という意見ばかり→
→→→「考えないと面白くないってどうなのよ

 

 

私が言っているのは

プレイ中 :(すごいモノがこの作品にはあるぞ!でも考えないと分からない。なにがすごいモノか分からないけど、でもすごいとそう感じる) →

→プレイ後(やっぱりよく分からなかった。でも考えたら絶対面白いと感じるものがある!)→じゃあ考えなきゃ!

 

という感じです。


この「どんなものか理解できていないけど、面白いと思える"気づき"」が、難しい作品をプレイ後に考察する原動力になるし、その"気づき"こそがプレイ中の「面白い」「楽しい」と思える要因ってことです。 


だから「考えると面白いよ!」って言っている人たちは、その"気づき"を「気づけた」人たちであり、

「考えないと面白くないって…」っていう人は、"気づき"を「気づけなかった」人たちなのかもしれません。

 

 

まとめ

 

・考察ergと評されるものでも、投げたり、そもそも考えることすらしない作品もある。

・考察ergを「考察すると面白い」と言っている人は、考えるからそのergが面白い物になると言っているのではなく、

「面白いと思える"気づき"」をプレイ中に気づけた人が、じゃあ考えようか! と言って、考えた人達なのではという指摘。

 

 

おわり

ちょっと言葉足らずで、うまく伝わっていない気もしますが、今のところこれ以上の言語化は難しいので、思考のストックとして放流してみます。


それではまたねー。

 

 

<参考>

 

ギャングスタ・リパブリカ
ホワイトソフト (2013-07-26)
最果てのイマ PORTABLE (通常版)
サイバーフロント (2012-07-26)
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