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猫箱ただひとつ

物語追求blog。アニメ、マンガ、ギャルゲーを取り扱ってるよ

Angel Beats! 11・12・13話__雑記メモ (6932文字)

アニメレビュー アニメレビュー-Angel Beats!
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「ユイはそれを見つけた
俺みたいな、人間のクズのまま死んできたやつでもさ、
この世界で与えてやることができた」 

 

 

 

 

 

 

 

AB 11話「Change the World」

 

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この世界から消える条件

 

「そもそも直井、お前はもう思い残すことはないはずなんじゃないか? 」

「ぼくはあなたと一緒にいたいんです。コイツより先に消えたくない!」

(音無、直井)

 

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直井にある、いやあったというべき葛藤はもう既に無くなっている。自分が生まれてきた意味の否定、自分の人生は偽りだったという気持ち、そういったものを音無によって救済された。

でも直井は"消えて"いない。

このことから察するに、この世界から消えるには「完全完璧」に満足した、納得した、自分の人生は報われたと思うことが必要なんだと思う。心残り「1つ」すらあってはいけない。すべてを完了させ修了させるところなんだろうここは……。


修了とは、課程を修めること。そう、人生を終了させるには、修めなくてはいけないことがあるんだ。……じゃないと終われない。認められない生前の人生を。

 

「ユイはそれを見つけた。
俺みたいな、人間のクズのまま死んできたやつでもさ、この世界で与えてやることができた」

「それでも音無さんだけが、僕に人の心を取り戻させてくれた。たった一言かけてくれた、労いの言葉で」

――――日向、直井

 

 

 

 

 

 

 

ゆりっぺの決断と音無の考え

 

「こうした危機に瀕する中、死んだ世界戦線に別の思想を持つものたちが現れ、戦線を新たな道に導こうとしてる。その道は、現在のこの世界における危機回避の一つの選択肢にもなりえる」

「なので、そちらの代表として、音無くん堂々とここでその想いを語ってもらえるかしら」

(バレてましたね)

(ゆり、直井)

 

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さいしょ、うわやべバレてたよ?! と思うものの、ゆりのこの決断(=音無の思想を提示)するのはうまいやり方だなと思った。

ゆりの今後の目標としては、「SSSのみんなが一人一人自分で考えて生き方を決める」これが彼女にとってもっとも重要なことに思える。


ゆりが先頭に立っていたら、彼らはいつまでたっても、「ゆりの背中を追いかける」だけになってしまう。自分の頭で考えることはしないで、あるがままに、流れのまにまに、指示を聞くだけになってしまう。

でもそれじゃあダメなんだ。もうこの世界は未曾有の危機に陥っている。ゆりは「神に抗い」たいが為に、ずっとこの世界で抗い続けていくのだろう。けれど、それをみんなに背負わせたくはないんじゃないだろうか。

自分の道をついてきてもいい、でもそれは自分で「選んで」決めたことだから是とできるのだ。自分の意見に流されるままに、彼たち自身の生き方を規定しつづけるのは本意ではない。

 

 

「どの道を選ぶかは、みなに任せるわ」

「ゆりっぺは、……ゆりっぺはどうするんだ? 」

「あたし? あたしはいつだって勝手だったし、あなた達を守れやしないし、あたしがしたいようにするだけよ 」

――――ゆり、他

 

だから、今までは「ゆりの思想」一択だったSSSという組織に、「音無の思想」を持ち込むことで「選ぶ機会」を作ったんだろう。

選択肢が1つだったら、それを選ぶしかなくなる。でも「2つ」になったらどうだろう? どれを選ぶか、自分で決め始めるんじゃないか?

 

 

考える時間は必要よ。大事なことだもの

――――ゆり

 

 

だって、自分の人生だもの。そう言葉が続くような気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

AB 12話 「Knockin' on heaven's door」

 

 

 

 

 

 

 

世界のマテリアルを作成・改変できる

 

 

AngelPlayer……このソフトはなんなの?
知ってのとおり、この世界のマテリアルを作成・改変できるソフトです

なんでそんなことができるの?
さあ

でもあなた達も土から武器を製造している。同じことでしょう。

(結局同じルールに則っているのか)

____ゆり、NPC

 

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このNPCの言葉がほんとうなら、「学校機関」さえも誰かが作成して改変した可能性が生まれる。

「昔の人」「AngelPlayerを作成した人」が濃厚な気がする。彼がこの『死後の世界』を「卒業」する場所を思った場合、どの舞台が一番適しているか?

 

答えは学校だ。人生の全過程を修める(=生前の過去が報われたと思える)、それを「卒業」となぞならえたのならふさわしいのは、学校という答えは頷ける。

学校には「報われなかった人生」を報われるものにするための要素がふんだんにつめ込まれている。他者との交流、集団で大きな目標を目指すこと、勉学に励み、恋をし、青春を謳歌する――――そんな場所を整えようと思ったんじゃないか?

 

 

ここは学校ですからね

____NPC

 

ゆりがNPCに問うた。「第二コンピュータ室なんてプレート何故貼っている?」みたいなことを。そのあとに続くことばが「ここは学校ですから」という意味深な答えを呟くんだけど、先のいった意味ならばなんとなく納得できそう?

だってここは卒業する為に作られた場所なんですから――――と。(でも大本の来る/去る条件は変えられないと想いますが)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わたしは人生を受け入れられますかね?

 

すごく幸せですね。

すごく幸せな風景。あたしにはまぶしすぎる。みんなこんな時間に生きているんだ。いいですね羨ましいです。ここから消えたらやり直せますかね。こんな当たり前の幸せを私は受け入れられますかね。

記憶も失って性格も変わって、なら出来ますよね?
でもだったら生まれ変わるってなに。それはもう私の人生じゃない。別の誰かの人生よ。

人生はあたしにとってたった一度のもの。それはここに、たった一つしかない。これがあたしの人生。誰にも託せない、奪いもできない人生。

押し付けることも忘れることも消すことも踏みにじることも笑い飛ばすことも美化することも何もできない! ありのままの残酷で無比なたった一度の人生を受け入れるしかないんですよ。先生わかりますか。だからあたしは戦うんです、戦い続けるんです。

 

だってそんな人生 
一生受け入れられないから!!


(ゆり)
 

 

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岩沢、直井ときて ゆり。

Angel Beats!の"核"は明らかに、ここだ。自分の人生を受け入れられますか?と。

ここは終わってから始まる場所。人生を終えて、そこから「全部」を振り返ってみて認識する。ああ私の人生は報われていなかったんだと。こんな不幸で理不尽な人生なんて受け入れられるわけがないと。

ゆりの願いは、「幸せな人生を送りたかった」とか「死んだ妹たちを殺した犯人に復讐」とかじゃないんだよね……。もしそれが彼女の心の楔になっているんだとしたら、また違った行動をするんだと思う。

それはユイみたく生前叶わなかったことを果たそうとしたりとか?……。

ゆりの言葉を聞いていると、「生まれ変わる」ことはまったくもって救済にならないんだと思えてくる。自分の「記憶」があって、それを保有したまま欠落したものを満たさないと、満足できないんじゃないのかなって思う。

だからこの死語の世界があるのかもしれない。

 

 

 

 

 

神になりますか?

 

もう何が正しいのかなんだか。
僕にも何が正しいのかはわかりません。ただここまで辿り着いたあなたならば、その答えが導き出せるかもしれません。
どういう意味よ

あなたの意志次第では世界を改変できるっという意味です。

改変してどうすんのよ。

彼が選ばなかった道も選べます。

それはあたしが神にでもなれる、というの


言い換えれば


ここを永遠の楽園にすることだってできるの

彼はそれを否定しましたが、僕自身は否定しません。

神? あたしがこの世界の神?

ふ……ふっふふふあははははははははあはっはははははは!!!

(手に入れたんだ。この世界を。あたしはやっと。戦ってきたのはこの為だったんだ。天使にだって勝てる。これだけのシステムがあれば最強だ……)

 

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なんてことするわけないじゃない。
奏ちゃんにもうそんなことできない。
だってあたしは……ここまで来たのは……あたしは。

あれ。愛を感じ取りました。ここまで大きいのは始めてです。恐ろしい速度で拡大を――――

……(ガチャ)

なんですか?

だって、あたしはここまでやってきたのは皆を守る為なんだから

ああ発生源はあなたでしたか。 で何をしようという気です?

全てのマシンをシャットダウンしなさい。今すぐ。

いいんですか? ちゃんと考えたんですか? まだまだ時間はありますよ、それこそ永遠に。

あのね、教えてあげる。人間というものは、たったの10分だって我慢してくれないものなのよっ!! !!

 

 

これで……終わった。きっとみんなは助かったはず。これで無事、この世界から去っていけたはず。

……にしても、不覚だ。お姉ちゃんあんた達と同じくらい、みんなのこと大切に思っちゃったんだ。あんた達を誇れるくらい、あんた達だけを愛する姉でいたかったのに。

ああこの気持はなんなんだろう。どうしちゃったんだろう。私を突き動かしていたものが消えていく。それが消えちゃったらここにいられなくなる。

人生はあんなにも理不尽に、あんた達を奪い去っていったのに。なのにみんなと過ごした時間は掛け替えがなくて……あたしもみんなの後を追いかけたくなっちゃったよ

――――ありがとう
――――もう十分だよ
――――もうお姉ちゃんだけ苦しまなくていいよ

――――長い間お疲れ様
 
お姉ちゃん

……っ…………

 

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ああ……そうか……。私はなんとなく「生前の人生が報われた=愛を覚える」と思っていたんですけど、

「愛を覚えた→生前の人生が報われる」ものもあるんだなと、ゆりを観ていて想いました。


ゆりっぺにとって生前の人生は、とても理不尽で憎んでも憎みきれないほどに恨んでいたと思います。何も悪いことをしていないのに、30分で妹たちは殺された。この欠陥だらけの世界をどうしても受け入れることはできなかった。

それは死んでもなお同じで、だからこそ彼女は戦線を立ち上げた。「神に抗う為に」、神という世界/現実に"抗い"続ける為だけに。

許せなかった。この世界が許せなかっただから死にきれなかった。報われた人生なんてとても思えなかった。

ゆりが成し遂げたいのは、抗い続けたあとになにかをする。ということじゃなくてただただ、"抗い続けたかった"だけなんだと思うんです。私は絶対に負けない、この不完全で欠落だらけな世界でも戦って戦って戦いぬくんだと。

だってどう頑張っても、彼女のもとに妹たち生きて戻ってくるわけじゃない……。たった一度の人生、たったひとつの自分のもの、それを認められないのなら、抗い続けるしかない。

でもそれじゃあ、ゆりはずっとこの世界に居続けることなってしまうし、なにより彼女は報われないままここで過ごしていくことになる。

 

失ったものを取り戻せないなら、私はせめて新しい何かが欲しかった。

――――装甲悪鬼村正


新しい何か、新しい誰かとの繋がり、それを手に入れれば、人の心は満たされるんだなと、そう感じたのでした。

この死語の世界はうまいぐあいに出来ている。NPCNPCだと気づかなければ、そのまま新しいなにかで心を満たしていける。たとえ気づいても、次々とやってくる不幸を飲み干し続けた人間たちで繋がっていけばいい。そしてそこでも新しいなにか、そう『愛』っていう感情が芽生えるんだろうね……。

 

 

 

 

ここからはメモだけなので、スキップ可です。

 

AB 13話 「Graduation」

 

 

たぶんだけど、ゆりの抱えている葛藤は解けている。

 

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マイ・ソング鼻歌天使

 

高松もいけたんだぜ。NPCになったあとでも正気に戻れたんだ

(思いの強さでいつか人に戻れるようにしてあったのね)

 

奏ちゃん卒業式したことなかったんだ。
面白いのかなって

 

お前、みんながいなくなったら、リーダーっぽくなくなったよな

 

 

一緒に過ごした仲間の顔は忘れてしまっても、この魂に刻みあった絆は忘れません。みんなと過ごせて本当に良かったです。ありがとうございました。

卒業生代表 音無結弦

 

卒業?人生は卒業? 「もうお別れだね」「さようなら奏ちゃん」

でも旅立ちだぜ。みんな新しい人生に向かっていったんだ。

 

音無さん……音無さんに出会えて無かったらぼくは、ずっと報われなくてでもぼくはっ。
もう迷いません、ありがとうございました!!

もういけ

…………ありがとう……ございます……

 

リーダーお疲れさん
ん。じゃあまたどこかで

 

 

いや俺でもいいぜ

 

 

よく考えたら、俺ここに来ることは無かったんだよな
俺はちゃんと最後には、報われた人生を送っていたんだ。その記憶が閉ざされていたから、この世界に真宵こんできた。それを思い出したから、報われた人生の気持ちをこの世界で知ることができた。

 

会えたらユイにもよろしく
おー、運は残しまくってあるはずだからな。使いまくってくるぜ。

 

 

 

 

 

好きだ
……
…………
……………………

……どうして何も言ってくれないんだ。
言いたくない
どうして
今の思いを伝えてしまったら、私は消えてしまうから。
どうして
だって私は、ありがとをあなたに言いに来たんだから。
私はあなたの心臓で、生き永らえられることができた女の子なの。今の私の胸では、あなたの心臓が鼓動を打っている。ただ一つの私の不幸は、あたしに青春をくれた恩人にありがとうを言えなかったこと。それを言いたくて、それだけが心残りで、この世界に迷い込んだの。

 

 

 

あなたが記憶を取り戻せたのは、わたしの胸の上で夢を見たから。自分の鼓動の音を聴き続けていたから。

そんな……

結弦おねがい。さっきの言葉もういちど言って。

そんな……いやだ。奏が消えてしまう
結弦っおねがい
そんなことできない
結弦!

あなたが信じてきたことを、わたしにも信じさせて
生きることは素晴らしいんだって

結弦
奏、愛しているずっと一緒にいよう
うんありがとう結弦
ずっとずっと一緒にいよう
ありがとう
愛している……奏

うんすごくありがとう
……奏……
愛してくれてありがとう
命をくれてほんとうにありがとう

 

マイ・ソングを鼻歌

 

 

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あたし達はもういいっていうかね

あんたの話を聞いて納得しちゃったんだよ

踏ん切りがついたっていうかさ


言われなくても分かってたんだけどね、まあボーカルいなくなっちゃったし。 

岩沢さんとユイの代わりはもういないんだよ

しっかし、ひどいボーカルだったなぁ 
毎日が文化祭みたいで楽しかったな 

でもあたし達以外は大変だぜ 
やるんならやり切ってくれ、でないとあたし達、あんたに説得されただけみたいになるじゃん。 

もしずっと続いてきたこの戦線がなくなっちまんだったらさ、この世界はあんたを含めてその意味を果たしたことになってさ、いいふうになったんだなって思えるからさ、ただ一時あたし達はありはしなかった青春をさ、ただ楽しんでたってことになればそれだけで十分だなって

――――ひさこ

 

 

次もバンドやるよ 
ああ、きっとまた好きになる 
ん、じゃあな

 

 

俺たちの為に戦ってくれるのか

バカなことを言うな! 俺が動くときはゆりっぺの助けになる時だけだ!!

 

なんの取り柄もない僕だけど、ここで活躍できたら神さまもびっくり仰天かなって

ああ見返してやれ!

 

 

百人だ 
なにが 
百人、戦力が増えたと思え 
え 
わからないか? お前の意志は引き継ぐ 
行け!!

――――椎名、音無

 

 

 

戦いが終わるのか 
なら俺達も解散。お前たちが戦うからこそ頑張ってこれたんだからな

今までありがとう。あなたがいなければ何も始まっていなかったわ。

いや一人のバカがいただけだ。じゃあな。

 

――――チャー、ゆり 

 

もしかしたら、仲良くやっていられたかもしれない。女の子同士なんだから。こんな世界だけど、似合う服とか探してあげたりとか出来たかもしれない。でも、結局は無理かあたしは……

神さま……ゆるせない……だから

――――ゆり

 

 

あんた達どうしてここにいるの? 
任せてきた、俺たちの想いはみんなが引き継いでくれたんだ。

 

<参考> 

 

 

Angel Beats! -Track ZERO-
 
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