猫箱ただひとつ

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『冬は幻の鏡』 プレイ中の雑感 (7283文字)

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お二人を好きになりそうだからです

いずれ好きになった時に、
あの時、
一緒に行けばよかったと後悔したくありません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絵は慣れゆくものなんだなと

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最初みたとき「……むー」みたいな印象だったけれど、10時間くらい越してくると、全然気にならなくなるもんだなと。 

ただし、とくにワカナがなー……あれは自分でキャラメイクしたいくらいに……むーとなった。

 

田ノ上小太郎の話で、風俗嬢の音さんとの交接があるのね。で、ビジュアル的にはまったく興奮しないのに、話を進めていくと異常にエ口い。そうかこれがエ口ゲだったのだ。(←なにをいっているんだ)

 

 

あねごってよべ!

 

 

「あねごって呼びなさい!」
と言った。

――――音

 

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なんかずきゅんときた。音さんがあねごと呼べといったからじゃない。「あねご」という響きに心を鷲掴みにされたといってもいい。

姉さん! とか、あねご! とかそういう呼称がとてもいいなと。お姉ちゃん的存在が周りにいなく、かつ「姉さん(あねご)」といった呼び方もしたことがなく、かつお姉ちゃんというものに特に憧れといったものも無かったのに、これはいいなと。これはいい。

年上のあねご肌みたいな人柄は、いいかもしれない。

 

 

 

 

好きになりそうかもね?

 

 

「それは間違ってないかもしれんが、だったらなんで仁科金星はついて来るんだ?」

「お二人を好きになりそうだからです。いずれ好きになった時に、あの時、一緒に行けばよかったと後悔したくありません」

――――田ノ上、仁科

 

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仁科ゆうがどういった気持ちでいっているのか、もうすでに分かっているのだけれど、この返し方は好き。いいね。少しだけ「約束/祈り」に近い。すこしだけね。

 

 

 

 

いちばん可愛いのは、じつは妹かもしれない

 

 

「それ、お兄ちゃんに返すから」

「どうして、返してくれるんだ?」
「・・どうしてって、悩んでるみたいだったから」

 

――――田ノ上小太郎、妹

 

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わりとバッサリしている妹ちゃん。でも時折みえる妹ならではのやさしさが良いね。うんうん。ワカナはんー、って感じだし、音さんもなんか違うしね、妹ちゃんが可愛さという位置なら、トップなんじゃないだろうか。

 

 

 

希死っていう感情

 

 

「・・・いや、あの、こんなことを聞くのはアレなんですが。・・・その、え~、どうして死ななかったんですか?」

「え、いや、その、クリス…ジョンソンに殺してもらいたかったんじゃありませんか?」

「えっと、あの、この共謀な留学生の幽霊はあなたが引き出しているのはご存じですか?」

 

「留学生に殺して欲しかったんでしょう? ここまで盛大に死ぬ場面を作っておいて死なないのは、どうかなぁと思うんですがね

――――ミハミハッチ

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風俗嬢をしながらも毎日がそれとなく楽しそうに見えていた音早織。にやにやと笑う姿は、悩みとかそういうものが無さそう……だったけどそうか。 


「死にたい」っていう気持ちは、なにも目に映ったり、雰囲気で感じ取れるもの "だけ" じゃないんだなと。

うまく隠し通せる人がいる。でも参ったな。そうか死にたい……か。

 

・・・ん~、生きててもしょうがないかなぁ、ってちょっと思うんだよね。だってコタコタ君がどう言ったって、私はクリ君のことを愛しているんだしさ。愛している人が死んでたら、生きてたってあんまり意味ないかなぁ、って

――――音

 

「生きている意味」を1つに設定していた場合、(たいてい1つなんだけどね?)こういうことが起るんだよなあ……。その依存先が無くなったとき、ぽきりと心の芯が折れてしまう。 

そうなると、同時に生きている意味も無くなってしまうから→死ぬ。という思考になってしまう。生きている意味が無くなったのだから、生きている意味がないんだよと。循環か……。 



なら、新しく「設定しなおせば」いい。けれどどうしやって?

「死なないから、好きになりますよ」

――――田ノ上小太郎


未練が無くなったのなら、未練をあらたに作ればいい。ただ問題なのは、「1人」だった場合、音は確実に自分で自分を殺していたんだよね……。だって、未練を新たに作ろうとするのは、音自身ではありえないから。周囲の第三者によってそれは設定される。

 

 

 

 

相手の想いを背負うってこと

 

先に進めば、仁科さんの心の重みを共有しなくてはならない。

そして、仁科さんは絶対に私を浦木らないだろう。絶対に売らられないなんて重みに、私は耐えられるだろうか。そんなことをされてもいいのだろうか。

――――ワカナ

 

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絶対の信頼――――というのは気が重い。それは自分の言葉、行動で相手の行動を "規定" してしまうことに繋がるから、そういうの心を痛めなければどうってことはないのだけれど、責任と感じてしまう場合は重圧になりかねい。

紡いだ約束、吐き出した言葉で、仁科ゆうの人生が決まってしまった場合、あまりにも途方のないものを動かしている錯覚がしてしまうんだろう。重い。想いが重いんだ。

 

 

思考停止と視野狭窄はセット

 

「だって、幽霊とつき合ってて幸せになれるわけないじゃない!」

「・・・どうしてそう思うの?」
「どうしてって、だって幽霊だよ? 人間じゃないんだよ!」

――――ワカナ、鈴夫

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鈴夫の「なぜ?」に、ワカナは答えられない。なぜなら彼女の言葉はすべて感情論だから。嫌いという感情によって紡がれる言葉に、論理性なんてものは期待できるはずがない。 


嫌いだから嫌いなんだ。幸せになれると思えないから、幸せになれないのだ。

そういった思考停止に、ワカナは気づいてないんだろう。いつだってこういう視野狭窄の人間は自分が「いちばんただしい」と思っている。行動にためらいがない。正しいからね、そりゃそうだよ。

正しいという大義名分を持てば、自分の言動はすべて「正しい」という名の下に全肯定されるのだから。 "なにをしたって許される" んだから。なんでもするさ。

 

「やっぱりおかしいよ。小月ちゃんがいなくなれば、みんな元通りになると思うんだ」

――――ワカナ

 

 

 

 

鈴夫はなにを考えているんだろう?

 

 

・・・肉親が死んだぐらいのことで取り乱している和歌奈が、馬鹿に見えたんだ。僕はみんなに嘘をついているのに、素直に生きている和歌奈が凄く憎かったんだ。

 

いつか、和歌奈を酷い目に遭わせてやろう、とその時に決意したんだ。レイプだっていいし、殺すのでもいい。素直な和歌奈を騙し続けて、一番効果的な時に絶望の底に落としてやろうと決めたんだ。


和歌奈を酷い目に遭わせることで、僕に殺された彼女が報われる気がしてた。素直で可愛い和歌奈が残酷な目に遭えば、僕と彼女の生活が肯定されるような気がしたんだ。

――――鈴夫

 

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鈴夫の気持ちを聞いた、和歌奈は「そんなの無茶苦茶だ」と言うんですけど、鈴夫は、「君みたいなニコニコ笑って成長した人が、不幸にならないと納得できない。理屈じゃないんだよ」と言う。


正直……鈴夫の気持ちは難しいなあ……。理解が難しい……。

そう彼がいうように理屈(=論理)じゃないんだ。これはどこまでも行っても曖昧で抽象的な衝動なんだ。

幸せそうなやつをぶち壊したい。それもとっておきの残酷な手法で、そいつの人生を滅茶苦茶にしたい。そういうの。

そういうの? いったいどういうのだよ……。


鈴夫は自分で殺した「幽霊の彼女(不幸)」と「和歌奈(幸福)」という人間を "勝手に" 結びつけているだけといってもいい。設定したとも。

そこに本来なんの因果も、関わりもない。けれど鈴夫にとって、不幸になった少女、幸福である少女は結びつくものなんだ。そして豊穣な人生のほうをこわせば、 "なぜか" 不幸だった方が救われる。

そういう納得ができてしまう。感情として腑に落ちてしまう。

 

なぜ?

 

そうもうわからないのだ私には。なぜだ? なぜそうやって結びついている? 結びつけた?

 

「無茶苦茶だと思うよ。

だけど和歌奈はおかあさんに怒られたら心から反省して、お手伝いでおとうさんに頭を撫でられたらニコニコ笑って成長したんだろう?

そういう人が不幸にならないと納得できないんだ。理屈じゃないんだよ、和歌奈」

――――鈴夫

 

ちょっとだけ手が届いている感じがある。なんだろう……これはんー。

「等価交換」みたいな感じなんだろう。何かを喪うことで、何かを得るみたいな。わざと壊すことで、そこから価値あるものが浮かび上がってくる感覚なんだろうか。

 

 

 

好きの発展形

 

・・・・。

・・・・。

こんなふうに酷いことを言われたって、鈴夫が酷い人間だってわかっても、やっぱり、私は鈴夫のことが好きなままだ。

どうしてなんだろう?
私は鈴夫のどこが、好きなんだろう?

――――和歌奈

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ときおり「愛」っていう言葉を使うんですが、私が込めている意味は「無償の、見返りを求めない好意感情」という意味で使ってます。

(なんか最近『愛』についていろいろ考えさせられることがあって、今まで愛って無償のものでしょ? と思ってたんですけど、人によって違うんだなー……とか) 


んでね、感情が「愛」にまで発展してしまうと、「相手がどんな人間」でも "好きなまま" なんですよね。自分を嫌う人間だとしても、鈴夫のグロテスクな心の内面を曝け出しても、好きなままなのは『無償の愛』にまで昇華しているからだと思うんですよね。

じゃなかったら、こんな男のこと嫌っていますよ。自分を殺そうとして? 酷い目にあわそうとしていた? 嫌うっていうレベルではなく恐怖を覚えると思います……。

 

けれど『愛』にまで気持ちが飛び越えてしまうと、そうはならない。一見それは今回の場合じゃなかったら綺麗なものに見えますが、この和歌奈と鈴夫の関係だと「おそろしげな」ものに見えてくる気がします。

君を殺したいと思っていたという、人間にむけて、未だに好きだという気持ちが変わらないっていうのは、なんだか怖いなと。『愛』というのはそれほどまでの感情だよねと。

 

好きの理由とか、理屈とかそういうの吹っ飛ぶんですよね。

 

 

 

 

時間の連続性が壊れると、わけがわからない世界になる

 

「ゆうちゃん!」
ゆうちゃんがいた。
+++
あっ!
ゆうちゃんは床に倒れていた。
倒れた、と言うより崩れ落ちた、と言った方が的確かもしれない。

――――和歌奈

 

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仁科ゆうは一瞬のうちに肉塊になった。ばらばらに爪も髪も目も鼻も内蔵もすべて切り刻まれて死んだ。と思ったら人間の形になって現れて、数瞬後にはまた肉のミンチに成り果てる。

それをいくども繰り返す。
いくども繰り返す世界になってしまった。

 

このとき思ったのが、私達の世界への認識って「時間の連続性」が前提なんですね。秒針が一秒一秒刻むこと、過去があって今があって未来へ進むそういった、時間の一方方向の流れ。

それを前提として、世界を認識しています。目に映るもの、自分の行動を観ています。

だから、こういった「時間の連続性の否定」なる現象がおきると、ほんっっとううに「わけがわからなくなる」

自分がいまどの「地点」にいるのか曖昧になってしまって、世界が一気にぐにゃりと曲がってしまうんですよね……。当たり前で当然の前提が崩壊するのって、自我が簡単に崩壊しちゃいそうです。

 

 

 

偽物な世界

 

 

「誰もが幸せになるなんて、そんな都合のいい現実があるわけないんです」

――――仁科ゆう

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和歌奈は「空間の幽霊」に取り込まれてしまった。ようは幸せな偽物の世界の住人となってしまった。それは誰もが笑っていられるハッピーな世界。 


和歌奈をこの世界から救い出そうとする、仁科ゆうは言う。「この偽物の世界を否定することで、本物の世界に戻れますよ」と。でも本物の世界は、別にハッピーってわけじゃない。

誰もが笑っていられる、そんな都合のいい世界、ではまだなっていない。まだなっていないというのは、未だに親友は入院中だし、先輩との関係修復はできていないし、そういうこと。 

ハッピーエンドな世界にできるかもしれないけど、とても難しいよね。それは自分の個人の力だけじゃどうにもできそうにないことが含まれているってこともある。 

 

世界を壊すには否定しろ。でも、この世界に住みたいと望めば?どうして望んではいけない?

 

そういう疑問が生まれる。

 

 

「だからって、どうして壊さないといけないの?」

「どうしてって、そんな。だって、こわさないと、いつまでも私はここにいなくちゃならないじゃない! 聡美ちゃんだって本当の聡美ちゃんじゃないんでしょ! 本当の聡美ちゃんはまだ生死の境を彷徨ってるんだもん!」

+++

「和歌奈ちゃんが好きな世界の方を、本当の世界だと思えばいいんじゃないかな。ここじゃ、こんな傷がついちゃったけど私は元気だよ。

でも、向こうじゃ私は元気じゃないんでしょ? 和歌奈ちゃんは元気じゃない私の方が好きなんだぁ~。酷いよぉ~」

――――聡美、和歌奈

 

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(偽)聡美ちゃんが言うことは、ごもっともなんですね。

和歌奈が "認識" する世界が "本当の世界" なんです。和歌奈がこの世界を――客観的に見て偽物の世界――本物だと思えれば、本物になるんです。

ピグマリオン伝説とかもそういうのだと思います。人形じゃない人間だと思ったから、無機物は有機物として命が生まれた。

和歌奈が『観る』ことで、世界に命を与えられる。その世界は「本物」となる。

だけど和歌奈は言うんですね。「本当があるなら、本当の世界に行かないと……」って。

「ここじゃみんな幸せだけど、私は向こうのみんなを幸せにしないと。私のこの世界で幸せだったのを知っているから、本当の世界だって幸せにした」

「そんなことできると思う? 私は死んでいるかもしれないんだよぉ」

「できなくたって努力するよ」

――――聡美、和歌奈

 

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和歌奈はもう刷り込まれた価値観、「本物のほうが偽物より価値を持つ」ってことにもう行動を規定されているように思う。それが悪いとかじゃなくてね。私にもそういう価値観ありますし。

でも、実際問題これは私は「最善手」だと思うんですよね……。

こういった「偽物(幸せ)世界」と「本物(不幸)世界」の2つの提示されて、さあどっちを選ぶの?って結構あると思います。

偽物の世界を選ぶことの弱点は、

 

嘘を嘘だと気づけている人が1人の場合、とても負担がかかる。

 

これが一番の理由ですかね? 自分の世界が「嘘」だと思いながら生活するのって、たぶん心が壊れちゃうんですね。そこにリアルっていうのかな? なんか実感が薄くなってしまうのかなと思います。

もしこれが「2人」なら話は別なんですよ。2人で、嘘の世界だと認識してもなお、「本物」にしていこうとする場合、その世界は本物になるし、負担がかなり少ない。

宇宙を創るときは、一人じゃなくて、「二人」っていう考え方ですね。(←かなりはしょるというね)

 

 

 

 

 

殺すという行為のポイント・オブ・ノーリターン

 

 

・・・っ!
仁科の亜にに握られたままの少年の目が、ギロリと道明を見た。
空気を求める金魚のように大きく何度も動く少年の口が、ハッキリと。

た・す・け・て。と動いていた。

――――道明

 

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……ああ、無理だとそう思った。
このあと三原は、幽霊の子どもの首と体を切断する……。

人間の死、人を殺すっていうこと、その末端に、意識が手が届いてしまった。そうなるともうだめだよね、完全に身体が動かなくなる。手が止まってしまう。

もうこれは、「価値観」とかそういうことを認識できなくなる。 "殺す" その感情と行動を自分で再現しようと思ったら、真っ黒い壁にぶつかって進めなくなってしまうっていうこと。

このときに、「人を殺してはいけない、なんてのも所詮は作られた価値観なんだ」とかそういうのが本当にどうでもよくなってしまう。ここから先は「ポイント・オブ・ノーリターン」なのだ。 

進んでしまえば、今までの自分という「自我」がおそらく変質してしまう。この境界線を超えたとき、もう昔の自分には戻れない――――そういう根源的な禁忌を感じた。 


ああ、これは無理だと。
理屈じゃないんだと。

 

 

 

自分の命と相手の命を結びつけるってこと

 

 

私がいなくなっちゃう代わりに、この子を助けるんだ。

私がいなくなっても、この子を殺さずにすむなら、この子の代わりに、私がいなくなると思えば、……救われる。

仁科ゆう

 

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実際のところ、仁科ゆうという人間と、音早織の人間の「命」は結びついているわけじゃない。関係ないといってもいい。そう無関係だ。

それは人という動物の本質的にもそうだし、今回の仕事としてもそうだ。仁科ゆうと音はいま、このときはじめて会ったのだしね。

でも人間はときに、自分の生死を相手へと結びつけてしまう。「私が生きていたから、あの人が死んだ」とか「私が死ぬかわりに、あの人が助かる」と。

なんでこんなことが起きてしまうんだろう?
それは相手を「人間(=自分と同じ存在)」として観ていることなんだと思う。自分と同じ、もしくは「自分自身」と思うところから始まる。

自我の拡大……か。
これってすごいよねー……人間という動物は、「自身の命を絶対遵守」という本能を壊せてしまうのだ。

 

(終わりっと)

 

 

 

eroge-pc.hatenablog.jp

 

 

<参考>

 

幽霊を捕まえようとした科学者たち (文春文庫)

幽霊を捕まえようとした科学者たち (文春文庫)

 
超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか

超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか