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『叛逆の物語・まどか☆マギカ』__全てを否定したこの結末に、どれほどの価値があるんだろう?(7381文字)

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叛逆の物語・『魔法少女まどか☆マギカ』の映画見に行ってきました。

いろいろ感想を吐き出したいので、ぐにぐにと綴っていきます。
ていうかね、まどか☆マギカが好きな人は、これ辛くないんだろうか?(涙)

以下ネタバレ注意。

 

 

 

 

 

 

 

「叛逆の物語」とは、まどかとの約束を破る物語

 

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この叛逆の物語は、「約束を破った」物語です。

 


なぜそう思ったのか語っていこうと思います。



TV版で暁美ほむらは三周目のときに、まどかと約束します。

 

キュウべえに騙される前のバカなわたしを助けてあげてくれないかな……」

「……約束するわ。
絶対にあなたを救ってみせる。
何度繰り返すことになっても、必ずあなたを守ってみせる!!」

――――鹿目まどか暁美ほむら

 

以降の説明はこのブログで何度も繰り返し言っているんで、もしかしたら「またか」と思う人いるかもしれませんが許してね。


えとね、ほむらはまどかに「あなたを守る!」と約束を交わします。約束というのは、自分 ”だけ" じゃ行えないんですよね。自分と相手がいないと成立しない概念です。

そして、「今」ここにある時間と、「理想の未来」にある時間を「今」へと持ってきて書き換える。それが「約束」です。

ほむらはまどかを守るために、幾度の世界を駆け、最後には「まどかが世界の理となる」ことで幕を閉めます。これがTV版の結末です。

疑問がわきませんか? 暁美ほむらは、結局のところ鹿目まどかとの「約束」を果たせたのかどうか? と。


鹿目まどか人間ならばいいんです。人間なら彼女の周囲に起こる厄災を払い、敵を打ち倒し、幸福を願う為に一緒に居続ければいいんです。

けれど、そうじゃない。そうは出来ない。


まどかは「世界の理」となってしまった。それは「魔女を殺す」概念であり、世界のルールへと変貌してしまった。

 

「あなた達の祈りを、絶望で終わらせたりしない。
「あなた達は、誰も呪わない、祟らない、因果はすべてわたしが受け止める。だから最後まで自分を信じて」

――――鹿目まどか

 

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魔法少女の「祈った動機」と「祈り続けた過程」を保護する為に鹿目まどかは、自身が希望の概念となったんですよね。


そんな「神」となった鹿目まどか。ほむらが彼女と交わした「約束」は、それでも ほむらは、「まどかを守ること」です。

つまり、「神まどかを守る」ということです。「まどかの祈りを守る」ということです。 


だから、暁美ほむらは魔獣が蔓延る世界でも、ずっとずーっっと闘い続けてきたんですね。文明がぶっ壊れ、人類が絶滅した砂漠化した世界になってさえも、魔獣(=世界の歪み/エントロピー)に屈しなかったのは、そんなまどかとの「約束」を遂行し続けた結果です。

祈ることを諦めないで、願うことをやめないで、大丈夫、きっと大丈夫だよ、信じようよ――――というのがまどかの願いですから。その障害としての魔獣(=世界の歪み/エントロピー)を浄化する存在が必要なんです。ここの説明は前回の記事でしました


暁美ほむらが身につけている「赤いリボン」と「弓矢」は、約束を守っているよ、忘れることなんてないよっていうメタファーだと思います。

赤いリボンは、まどかからほむらへの贈り物です。これは ”交わした"  ”繋がり" とも取れます。また弓矢は祈祷の道具、つまり幸せを祈るときに使われるものです。この祈りの道具を、鹿目まどかから、暁美ほむらは継承(=思いを繋いでいる)している。

「赤いリボン」・「弓矢」を受け継いだ状態で、暁美ほむらが「円環の理」で救済される。これがV放映版の最後、「大好きな人の約束を守り果たした」という終わりかたです。

この約束を守ったENDが、トゥルーエンドならば

 

今回の『叛逆の物語』は、



まどかが積み上げてきたもの、交わした約束をすべて否定して、ほむらは自分だけの幸せを願った

という、NormalEND ですかね?…………。

 

 

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ぶっちゃけ……、すんごいショックで悲しかったなあ……、映画終わって帰るとき、一人だけお通夜気分でしたもん……。他にも同じ気持を抱いた人いるかもしれませんが。

だってだってね?!  

私はTV版の「約束を果たす」ENDが、もうめちゃくちゃ気に入っているんです!



まどかが人間をやめても、ほむらが大好きな人との別れを経験しても、この「ほむらが約束を守った」部分があるから、『まどか☆マギカ』で満足できない部分が吹っとぶんですよ!!


「約束」を数年、数百、数千と守り、遂行することがどんなに険しく苦しく辛いか、きっと個人の想像なんて遙かに超える出来事です。

それを ”成し遂げた" から、TV版ENDは、美しいんです。人間の可能性、素晴らしさ、原感情の発露――――そういったきらきらしたものがにじみ出ていますから。

 

 

けれど! 何度も言うけど『叛逆の物語』ではそうじゃない!



暁美ほむらは、まどかとの約束を破り、まどかが祈ったことすらも踏みにじったんです! 美樹さやかが、佐倉杏子が、巴マミが――――数多の魔法少女の「祈った動機」と「祈り続けた過程」をめちゃくちゃにしてしまった。

 


まどかが積み重ねてきた全てを否定したこの結末に、いったいどれほどの価値があるんだろう?

 

と思わずにはいられません。いられないですよ……。

 

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暁美ほむら ”だけ" の目線に立ったのならば、この結末は全肯定できます。

まどかが居ない世界で、一人だけで生き続けることの辛さ、そして、「大好きな人を幸せに、一緒に生き続けたい」という感情のもとにほむらは世界を改変します。ほむらだけの視点に立つなら何の問題もないのです。彼女が満足している結末ですから 。

でも。

 

 

まどか・さやか・杏子が好きな私には、これがとても納得できない……いや……なんていうんだろ、ほむらの気持ちはよく分かるし、それに至るまでの感情が腑に落ちている。……彼女の選択した結果を、否定したくない。

 

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でもね? でも____それでも、まどかやさやか達が頑張ってきた結果を踏みにじってはいけないんです。

このほむらENDが赦されるのならば、さやかが上条の為に祈ったあのやさしい気持ちは? 正義の味方になり続けようとしたあの頑張りは ”無かった" ことにしていいのか?!って。

美樹さやかや、暁美ほむらが祈った動機、祈り続けた過程を見て、鹿目まどかは願いました。祈り、成就したあのあの気持ちも、感情も、奇跡すらも――――全て全て否定してしまうこの結末に、満足できなかったというのが事実です。

暁美ほむらが自身の欲望によってのみ、作り替えたこの世界。それは、私には仮初にしか映らない……。まどか・さやか・杏子・マミさんがいくらどんなに幸せであっても、それが「嘘っぱち」にしか過ぎないんだよと、「偽物」なんだよとそんなふうに。

 

 

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TV版の『まどか☆マギカ』を見終わり、新編『叛逆の物語』が始まると聞いてこう思わずにはいられなかったんです。

これ以上のハッピーエンドはあるのかな? 期待していいのかな?」って。



たしかに。あれ以上の幸せな物語があるのなら、私は見たかった。見つけたかった。でもそれは、あそこにいたみんなの「頑張り続けた過程」の延長線上に無いと、とても無意味で空虚なものになってしまうと思うんですよね……。

とくに納得できないところが、暁美ほむらがこの「叛逆END」に到達した分岐点が、夢の世界の鹿目まどかとの対話だっていうところです。



白い花畑にて、ほむらは自分の苦渋を吐き出します。詳細な内容覚えていないんですが、「まどかがいない世界は辛いよ、苦しいよ」というものだったと思います。

その言葉に、夢世界のまどかはこう返します。「私が一人で遠くにいくなんてありえないよほむらちゃん。だってそんな苦しいこと私にできるはなんてない……」(←みたいな!)


それを聞いて、ほむらは「そうだったんだ! まどかも私と同じ気持だったんだ!」となんだかが納得がいったようですが、私から言わせると茶番です。 茶番ですこれは。


例え夢まどかが、オリジナルの一部だとしても、本物の要素を兼ねていようと、あそこにいるまどかは、「円環の理になったまどか」とは別人だと思うからです。

ソウルジェム内の結界にいる鹿目まどかは、暁美ほむら(=魔女化)の記憶改ざんの影響を受けていると、キュウべえは指摘します。

この時点で、「これはほむらの願望では?」という想いを抱かせます。暁美ほむらのこうあって欲しいという、まどかの記憶では?  その記憶によって、夢のセカイにいるまどかが喋っているだけでは? と。

 

 

 

 

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さらに言うと、マミさんが死に、さやかが絶望で死に、杏子が相打ちとなり、ほむらの時間跳躍の事実をしり、母親との会話をし、キュウべえによって数多の魔法少女の運命を知った

 

あの鹿目まどかの話ではない!!!



夢世界にいるまどかは、「絶望を消したい」と祈ったまどかではないよ!!

 

全然違う存在だよこれは!!

 

 

夢世界にいたあのまどかは、
本来の「鹿目まどかに起きた事実を一切経験していない」んですから。

 


当たり前です。当然です。夢の世界にいたまどかが、本来の鹿目まどか違った「主張」をするに決まっているじゃないですか?! ねえ?! ほむほむ!! 

 

 

 

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「まどかはそれでもいいの? 

私はあなたを忘れちゃうのに? 

まどかのことをもう二度と感じ取ることが出来なくなっちゃうのに?!」 

 

「ううん。諦めるのはまだ早いよ。 

ほむらちゃんはこんな場所まで付いてきてくれたんだもの。 だから、元の世界に戻っても、もしかしたら私のこと忘れずにいてくれるかも。 

 

大丈夫、きっと大丈夫。 

信じようよ。 

 

だって魔法少女はさ、夢と希望を叶えるんだから。きっとほんの少しなら、本当の奇跡があるかもしれない。 

そうでしょ。 

 

 

――――まどか(上位概念)、暁美ほむら

  

 

まどかはこう言ったのに……、……ほむほむは信じきれなかったのかな……。それとも生き続けることで、信じることがだんだんと難しくなっていったのかもしれないね……。

 



おそらく、暁美ほむら(=魔女化)の力によって、記憶改竄したまどかは、「ほむらから見て1~3周目までのまどか」なんですよ。

円環の理になってしまったまどか、じゃなくて、彼女の思い出の中にいる  ”都合のいい" まどかなんですよ。ほむらは、「自分で願ったまどかの言葉(=ほむらの願望)によって、世界改変する動機を得た」と私は観ています。 



TV版のラスト。砂漠化した中で、魔獣とひとり戦いつづけ、最後には穢れによって魔女化するも『円環の理』に導かれ救済され、まどかとの約束を守り果たしたほむらのENDと

叛逆の物語の、『愛』という途方も無い感情によって、世界改変をし、まどかが積み上げたすべてを否定し壊し踏みにじり、でもまどかと一緒に居続ける幸せを願ったほむらのENDの

 

分岐点は、ここだろうなと

 

暁美ほむらが自分で願ったまどかに、自分の気持ちを言わせたところだろうなと。これが「本物」か「偽物」かどうかなんて、彼女の中では瑣末なことなんでしょう。

自分自身が「事実として認識」できるのなら、なんでも良かったはずです。



……彼女の気持ちは分からないわけじゃないんです。一人でこのクソッタレな世界でい続ける苦しさは、なんとなくですけど分かりますから。だから、「まどかと一緒にい続けたい」、「まどかを人間の状態で幸せにしたい」、そう願ってしまうのも理解できないわけじゃないんです。

…………。
……ただ「約束を反故」にしちゃったのが、私的にとても悲しいんです……。

 

暁美ほむらはラストで、鹿目まどかに「りぼんを返す」んですよ……。「約束は果たすことはできなくなった」と。今まで髪を結びつけていた、リボンをまどかに返しちゃうんです……。

 

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二人で交わしたあの約束を、無かったことにしてまで、破棄してまで、ほむらは自分自身の幸せを願いました。

神となったまどかではなく、人間のまどかを幸せにしたい。まどかと一緒にいつづけたいと。

例えそれが、どろりとした真っ黒な欲望でも、大勢の祈りを蹴りつけた行為でも、世界を壊してでも「まどかとの幸せな日常」を送りたかった。二人だけの、自分だけの世界を欲しかった。

「円環の理となったまどか(=5週目)」との約束を守るんじゃなくて、「三周目のまどか」と交わした約束を叶えたかった。


ゆえに、これは「BADEND」ではなく「Normal END」だと思うんですよね。「約束」がどこまでもすれ違った終わりです。けれどけれど、暁美ほむらが出した結果を「間違いだった」なんて、思えません……。思いたくないです。

でも満足できないし、納得なんてできないのは「5週目の世界」が私は好きだからなんですよね……。本質的には鹿目まどか(=5週目)の願いも、暁美ほむらの願いも、どちらも慾望で独善的なものなんですけど――――ああもうもやもやします。

「絶対的な正しさというのが無い」、まどかもほむらも「独善的」だ、というのを分かってるからこそ、この2つのENDの対比はあとは「好き/嫌い」という感情でしか計れなくなっちゃうんです。


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もしキュウべえが、円環の理バリアーをほむらに施さなかったら、

きっと……

そうきっと……

トゥルーエンドだったんじゃないのかなって。

 

神まどかとの「約束/祈り」を遂行しつづけた、とても綺麗な結末に行くんじゃないのかなって思います。

この結末は、魔法少女全員が」「一部分でも心から満足した」という終わり方なので ”救い" があります。みんなが(ある程度)幸いを得られた、というのが、トゥルーエンドと言いたい理由です。

叛逆の物語のノーマルエンドは、結局のところ「ほむら1人だけ」が幸いを得られた形になっているので、私的に美しいとは思えないんですよね……。 


叛逆の物語の最後――――暁美ほむらは高台から身を投げるんですけど、あれは ”堕ち続ける" という意味かもね、と。

彼女が選択した結果は、「まどかの為に」というものじゃなくて全て「自分の為に」という結果だけをを優先してきましたから。どこまでも心象領域内で、苦渋と罪悪感と後悔で堕ち続けていくのは想像に難くないかな……。。。

たとえそれが幸せな世界を創造したんだとしても、まどかの頑張り続けた結果を否定しているのは、ほむらだって分かっていると思うんですよね……。

 

 

 

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『叛逆の物語』は、TV版のENDが気に入っている人には、とにかく辛い。



嘘パッチの世界をですね? 本物にする為には、「嘘を嘘だと理解している人」が必要なんですけど、さらに1人だけじゃダメなんです。 

私は基本的に、「本物」のもとに作られた「嘘」の世界をあんまり否定したくない人なんです。それは本物と偽物の世界を「太極図」の関係だと見ているからですね。

 

 

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本物を「陽」だとするなら、偽物は「陰」です。

どちらかが優れている、劣っている、価値があるか無いか、ということではなく、ただその2つは「本質的には同じもの」として存在するっていうことです。 本物と偽物は、→「本物/偽物」にしか過ぎないんだよって。

ただ私的な条件として、さっきもいったように「偽物だと理解してなお、本物と同じかそれ以上のモノにしていく人間が2人以上いない」とダメだと思っています。


今回でいえば、暁美ほむら ”だけ" じゃなくて、もう一人、偽物の世界を本物の世界にしていく決断をする人が必要ってことです。もっというと、この偽りの世界を是認できる人間とっていもいいかもですね。

これが鹿目まどかならば、ある一面から言って「最高」に分類されるENDだと思うんですけど、するともうそれは『まどか☆マギカ』ではないよねと。 まどか☆マギカでやるものではなくなってしまいます。

暁美ほむら以外に、「自分の祈り」を否定できる人間が思いつきません。人生の全てが100%満ちたものじゃなくても、自分の気持ちや、記憶、頑張り続けたその過程は満ちたものなるんじゃないでしょうか。

純度100%のハッピーエンドなんかじゃなかったけど、十全な結果じゃなったけれど、それでも私はこの結末(=死)をよしとできる」そう魔法少女すべてに思って欲しいために、そういう結末にするた為に、鹿目まどかは神になったんですから……。

 


故に、ほむら一人だけの世界、一人だけで満足している世界、それはただの独善的なものですからね……納得しにくいんです。納得しにくいですよ、この結果は……。

 

 

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以下感想です。(←今までのは感想じゃなかったのかw)

 

「叛逆の物語」の序盤が、私的にもうすんごい良いです。これは胸がほわほわしますよ。

特にまどか・ほむら・さやか・杏子・マミの5人が、「本来の魔法少女モノ」としているのがグッドです。本来の、というと誤解がありそうですが、私の原型にある魔法少女モノって、『カードキャプターさくら』とかああいった



魔法って楽しいよね><!
ワクワクドキドキだよねヾ(>ワ<)ノ!

 

と感じられるものなんですよね。

まどか達の踊りながら変身する所とか、ワクワクするような魔法の使い方(=ほむらの時間停止+マミのリボンで圧縮攻撃の展開)とか、敵であるナイトメアを倒したり殺したりしないところとか、もうねほんとワクワクします。

ナイトメアの浄化(?)方法もすんごいキュート。山手線ゲーム(あれは外国の歌ゲーム?)みたいな感じで言葉を紡いでいっていく様は、完全に「お遊戯」ですもの。照れて、笑って、楽しんでいるのっていいなあ……。

ああ、この世界には絶望とか酷いこととか起こらないんだなって、直感的に理解しました。それくらいに、「魔法少女モノの幸せな日常」がぎゅっとつめ込まれていると思います。

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あとですね、「杏子」と「さやか」が一緒に学校に行っている! この時点で私の心はハートフルになりましたよええ!!

もうなんか幸せで溢れているんですよね……、マミさんもシャルロット(ベベ)と仲良くしていますし、まどかはほむらといちゃいちゃしていますし……もう、仮初でも、「幸せ」が凝縮した世界ってこれかーと。

でも……ほむほむの世界改変の過程を見ちゃうと、どうも、泡沫の夢感が強すぎて、最後にこの幸せ世界を見るとどうしても「あー……orz」ってなっちゃうんですけどね(涙)

 

+++

 

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美樹さやかが涙した理由って、なんだろうね?」、てことを書き残しておきます。

暁美ほむらが改変した「まどかと一緒に居続ける世界」は、ある面でみれば、美樹さやかも幸せになったように見えます。 

ただ、通学路で仁美と上条に声をかけられた時、さやかは涙するんですね。頬に一筋。 

これ私には、「こんなのってあんまりだよ」っていう辛さの涙にしか見えないんですよね……。 

さやかが上条の為に思った気持ちとか、無視され踏みにじられたという世界で生きろっていうところもあるんと思うんですけど、それ以上に「仁美と上条が付き合っている」世界を送らなければいけない。 

……結局、彼女の「あの時」の気持ちをすべて否定している世界なので、、、辛い気がするんですよね……。たとえ、ふつうに学校に行けて、まどかや杏子と、仁美と上条と楽しくしゃべる事ができ日常にいても、 

さやかは「前世界」の記憶をある程度保持していますからね……。

 

+++

 

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そういえば、キュウべえバリアーを破壊した後、暁美ほむらが『円環の理』に導かれあのまま神まどかに救済されていたのなら、

この物語は「約束の物語」だったのに……なんて思っちゃうんですよね。TV放映した『まどか☆マギカ』は祈りの物語だったので、その合わせとしては、とっても最高だなあ……と映画を見てて思いました。

でも、残念ながら裏切られてしまうんですけどね。もしこのまま終わってくれたら、個人的にとっても素敵な物語だったのに……。



なんでこれが「約束の物語」になるかというと、キュウべえは言いましたよね。

「ほむら、君が絶望(=魔女化)から救われるには、まどかに本来の記憶を取り戻させて、円環の理としての現れてもらう必要があるんだけどどうよ?」みたいなことを。


もし暁美ほむらがこの時、「自分のことだけ」を思っていたのなら、その誘いにうんうんと頷くでしょう。今までの生涯に絶望し、すべてを呪い、辛酸を舐め続けるなんて嫌に決まってます。辛いに決まっています。

けれど、ほむらはそうしないんです。もちろん「まどかを守れなく」なるからです。

キュウべえが『円環の理』を観測してしまえば、干渉し制御し、最後には「魔法少女が魔女になる世界」へと逆戻りになってしまうので、それだけは絶対に避けたい。

自分の命がどうなろうと、苦渋の最後を迎えようと、真っ黒なコールタールの中で溺れ死のうとどうなってもいい!! まどか祈ったことを無駄にはさせない!!

と、ほむらちゃんは決意して、魔女化してしまうんですけど、そこがもう……とっても良いです。ああこの子は自分の利益より、友達との約束を果たす為に頑張るんだあって。

でも……まあ最後には…………まどかとの約束を叛逆するんですけどね……はぁ……。

いやまあ気持ちは分かるんですけどね? でもやっぱり何度も行ってますけど、「約束を遂行し続けたEND」のほうが美しいんです。



やっぱり……なんか納得いかないです。満足できないです。でもほむらの選択が間違いだとか、おかしいとかそういう気持ちはないんですよね……。ここらへんすごい難しいなあ……。


ただハッキリと、言えるのが、これ以上の続編はいらないってことです。TV放映版以上の、美しいものって、もう無いですよ。ならば、それはもう蛇足でしかあえりないのです。

 

ここまで読んでくれて有難うございました。

みなさんは、この『叛逆の物語』どういう感想を抱きましたか? という定型句で締めますw んでは今日はここまで、またね!

 

 

 


まどか☆マギカ』に関連する記事はこちら

 

  1. 総括「魔法少女まどか☆マギカ」__これは祈りの物語。(11613文字)

  2. 後編『魔法少女まどか☆マギカ』考察__ 奇跡も魔法も無かったのかも?(12747文字)

  3. 前編 魔法少女まどか☆マギカ考察 __日常ってとても大事だよね……(5552文字)

 

 

 

<参考>