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猫箱ただひとつ

物語追求blog。アニメ、マンガ、ギャルゲーを取り扱ってるよ

「感情移入」が出来ないと、アニメやエロゲは楽しめないんじゃないか? (4846文字)

オピニオン
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アニメやエロゲといった「物語」を楽しむのに、必要不可欠な要素。それがあるとすれば、私はまっさきに「感情移入しているかどうか」を挙げます 

物語に感情移入していなければ、それはただ「消費」するだけの物でしょう。

積みアニメを消化するように、積みゲーを崩すような感じで、物語の表面だけをさらう行為。それは「消費」するためだけに「評価」するためだけに、物語を見ているにすぎないんじゃないでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

作品に「感情移入」している感想か否か

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たとえば、アニメやエロゲに「感情移入」している人の感想と、そうじゃない人の感想はよりはっきりしています。

前者は、どのの場面で、どういう感情になって、そこがどれだけ良かった! というモノが多いです。後者は、作品の構造・展開の良し悪しか言及しません。



具体例をあげてみます。



以下の2つの感想は、紅茶さんとシカろーさんという方のものです。

正直、期待していた以上に凄く自分の琴線を揺さぶってくる良作で、ビックリしました(苦笑こういう、甘酸っぱくて切なくて、各々の想いが複雑に絡み合う切実な恋愛作品は大ッ好きですね

なつまち

一気に落とす。とことん落とす。どん底まで落とす。視聴者の心をバッチリ粉砕☆見事にやられたね!アニメでこんなにショックを受けたのはまどマギ以来だ。響ちゃん・・・(´;ω;`)ブワッ 多分来週も見ていて辛くなるシーンばかりだろうなぁ。

【一言アニメ感想】戦姫絶唱シンフォギアG 第5話「血飛沫の小夜曲」

 

そうそうこんな感じに。



物語に「感情移入」している感想は、文に感情を込め情感が漂うものが多いです。文章を読んでいても、「すっごく楽しんでいるんだなあ」と伝わってくるんですよね。


対して、「感情移入」をしていない感想はこんな感じのものになります。

 

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もう駄目だよこれ。なにが駄目って「ゲームをそのままアニメにしたらこうなりました」っていう感じしかしない。アニメでやる必要あんの?

まずカットやキャラクターの動きが本当に稚拙。顔のアップや平面的なカットが多すぎるんだよ。見てると飽きるうえに、なんの面白みもないコマ割りばっかしやがって・・・

こんなリトバスを見たかったんじゃないやい!!―――第4話「幸せのひだまりを作るのです」

どのルートにも言えることが、とにかくシナリオが酷い。ひどすぎる。

影武者としての設定は生かし切ることができていない。ギャグパートもさりとて面白いわけじゃない。シリアスなシーンは“風味”と言っていいくらいに味気ない。ご都合展開のオンパレード。

のーぶる☆わーくす 【レビュー】

 

物語の表面だけしか見ていなく、構造や展開、ギミック、要素―――そういうものにしか言及しません。読んでいて楽しくもなんともない記事の出来上がりです。


読んでいてぜんぜん楽しくないのは、「感情移入」している要素が0だからでしょう。当人が「楽しんでいる様子」が伝わってきませんし、どうしても批判的文章になりがちなのが記事のつまらなさを加速していってます 。

ちなみに、この2つの記事「リトバス」「のーぶる☆わーくす」は私が以前に書いたものです。




作品に「感情移入」するのに越したことはないけれど、自分と作品の相性で"どうしても”感情を移入することが出来ないものがあります。これはもう仕方ないです。

そういうものなんだなと、割りきるのが一番いいでしょうね。そしてこの件について、もし問題があるのだとすれば、


「すべての作品に対して感情移入できない人がいる」

 

ということです。


ぶっちゃけそんな人いるの? と思うかもしれませんが、実際にいます。感情移入ができなく、アニメを見るにしても、エロゲをプレイするにしても「合わなかった」「つまらない」「ライターがどうだのこうだの」としか言えない人がいます。


私の知人にもこんな人がいて、「作品が悪い」といった感想を年中言っています。自身が「消費的目線」でしか物語を見ていないことに、気づいていないように思えます。


さーて、前置きが長くなりましたが、本記事の狙いは

感情移入ができなくなった人に、感情移入させるにはどうすればいいか?」です。 



あなたがもし「さいきん感情移入できないなあ……」とお悩みならば、この記事は改善の一助になるかもしれません。

そして「そもそも感情移入ってなによ?」と思っている人は、こちらの記事を見てください。

 

  感情移入とは「幻肢痛」に似たようなもなのではないか?(2414文字)






物語への一体感、一体化。作品に同調し同期する感覚。

そういうのが"わかる”人は、アニメやエロゲなどの作品をじゅうぶんに楽しんでいる人たちだと思います。

逆に、上の記事の言っている意味が分からなければ、「感情移入」できてないと思います。

もしそうならば、「感情移入」ができるように物語への姿勢を改善してみましょう!

 

 

 

 

 

感情移入を意識的に引き起こすには?

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感情移入を能動的に、意識的に引き起こすには以下の3つでなんとかなるはずです。


・1つの作品に集中する
・「舞台裏」に言及するのを制限
・お酒を飲む

 

 

 

 

 

(1)1つの作品に集中する

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1つの作品に集中する―――これは「積んでいる作品」に追われないようにするということです。


たとえば、アニメを一週間に20本見るとします。当人に時間的余裕があれば、20本のアニメすべてに集中して楽しむことができるかもしれません。

けれど、少ない時間の中でアニメを見ている人は、一週間に20本ものアニメを見るのはとても難しいです。


もし実践した場合、「アニメを楽しむ」ためにアニメを見ていたのが、「週に20本消化するためにアニメを見ている」となってしまう場合が多いんじゃないでしょうか。

つまり「積み作品が大量にある」と、「"崩す”」のが目的になってしまうということです。手段と目的が入れ替わっているんですね。


アニメは”楽しむ”ために見るものです。けれど手段と目的が入れ替わると、「見るためだけに見ている」状態や、「アニメを消化するために見ている」状態になりがちです。



これはアニメに限った話じゃないです。


エロゲーでは、積みゲーを崩すためにエロゲーをやっている人。作品を楽しむのが最優先事項ではなく、「作品を消費」するためだけにエロゲーをプレイする人。

楽しむ為にやっていたことが、いつの間にか「消費」する為になっている。手段と目的が入れ替わってしまっている状態です。

 

私には、これが「感情移入」を疎外している一要因に見えます。




まずは作品を"楽しむ”ことを、優先する。それをしなければ「感情移入」はとても難しいです。なぜなら、「感情移入」とは作品にのめり込む行動なのだから。

早く終わらせよう、ちゃっちゃと見てしまおう、スキップして飛ばそう―――なんてことをしていて、作品にのめり込むことができるんでしょうか?

答えは否でしょう。


だからこそ、積みアニメ、積みゲーが溜まっている、作品を早く終わらすことに躍起になっている人は、一回立ち止まりましょう。

そして今見ている、今プレイしている1作品を「楽しむ」ことだけに集中してみましょう

<参考記事はこちら>

ちきりん先生から学ぶ「アニメ」をもっと楽しむ方法 (3892文字)

 

 

 

 



 

(2)舞台裏に言及するのを制限

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「感情移入」をした視聴方法は、物語の見方をとても内側寄りにします。

物語にのめり込むこの見方は、登場人物の喜び、苦痛、痛みを味わい、ヒロインの胸中に思いを馳せる行為といってもいいでしょう。



その世界と一体化になる行為なのです。


つまり、「感情移入」した視点では、物語の構造や展開、演出などを一切合切考慮しません。監督や声優、ライターからキャラデザ―――そういった舞台裏のことも考えません。

世界の内側にいるのですから、当然ですよね?



なので「感情移入」を意識的に引き起こす場合、舞台裏に言及しないことが望ましいです。「ここさいきん感情移入ができてないよ……」と言う人は、舞台裏に"しか”言及していないんじゃないでしょうか?


物語の展開がどうだの、構造がどうだの、声優がどうだの、ライターがどうだのとしか言っていないんじゃないでしょうか?



もしそうなら、まずはそれを制限します。舞台裏について言及するのを避けてみましょう。そして、劇中"内”について言及することを増やしていけばいいと思います。



「あの時、あのヒロインが取った行動は一体なんだったろうか? ◯◯を感じていたからこその行為だったんだろうか」

とか

「あの◯◯のシーンが、とても胸に突き刺さった……。うああああああああああ」

 

とか


こういった「人物の感情」や「心」に視点を置いてみると、感情移入はだんだんとしやすくなってきます。

 

 

 

<参考記事はこちら>

アニメを楽しめなくなるのは「俯瞰高度」が高すぎるせい。高度一万メートルの世界にお別れしよう!! (4715文字)
- 最果てにあったのは、猫箱ただひとつ。 ...

 

 

 




(3)お酒を飲む

 

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先述した「1作品を楽しむことに集中する」・「舞台裏に言及することを制限」を踏まえた上で


お酒を飲んで、アニメ・エロゲーをプレイしましょう!!


お酒を飲むことで酩酊感を味わえます。この状態になっているときに、作品を見ると、恐ろしいくらいに感情移入ができます!

ただし、お酒を飲んで「酩酊感を味わえる人」限定です。なにこれどういうこと? と思われるかもしれませんが、中にはお酒を飲んでも「気持ちよくなれない」人がいるそうです。

私にはよく分からないんですが、お酒を飲んでもすぐ吐いちゃったり、アルコールの気持よさを迎えず、そのまま気持ち悪くなってしまったり―――するそうです。



お酒をのんで、ほろ酔いを味わえる人はぜひぜひ試してみてください。

そしてそのときの「感情移入」の感覚を覚えておきましょう。お酒を飲まない状態でも、この感覚を思い出したり、引き起こすことに成功すれば「感情移入」はぐっとしやすくなりますので。


毎回お酒を飲んでもいいですが、アル中にはお気をつけをー。

 

 

まとめ

 

  • 作品を楽しむためには、「感情移入」が必要不可欠。 

  • 作品に感情移入をしている感想は、面白い。反対に感想移入をしてない感想はとてもつまらない。 

  • 感情移入を意識的にに引き起こすには 

    1、1つの作品を「楽しむ」ことに集中する。 
    2、舞台裏に言及しないようにし、人物の心情や感情に思いを馳せる。その世界の雰囲気などでも良い。 

    3、お酒を飲んで視聴する

 

 

 

▼ 「感情移入」ができなくなっている人は、一度試してみて下さい。もしかしたらあっさりと解決するかもしれません。

 

それではまたねー。

 

<参考>

 

 

 

 

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