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戦姫絶唱シンフォギア13話__『言葉』は世界だったんだ (3133文字)

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評価:★★★★+

 

シンフォぎああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!

 

 

歌わせたな?

 

わたしにうた わ せたな?

 

ぐたぐだうっせーんだよ!!

 

それでも私は橘とゆきねともっと歌いたかった

 

ありがとうふたりとも

 

みんながみんな夢を叶えられないのは分かっている。
だけど、を叶えるための未来はみんなに等しくなきゃいけないんだ。

 

命は尽きて終わりじゃない

 

尽きた命が残したものを受け止め、次代に託していくことこそが人の営み。だからこそ、剣が守る意味がある。

 

例え声が枯れたって―――

 

アァあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!

 

 

 

 

 

『言葉』は世界だったんだ

 

 

 

 

響の選択

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私はここのシーンで、涙でうるうるになってしまった。

立花響の選択に、決断に、ああこの子はほんとうにすごいなと、本当の意味で「言葉」の価値を貫こうとしているんだなとそう感じた。

 

 

うん、そうですよね
どこかの場所、いつかの次代、よみがえるたびに何度でも、私のかわりにみんなに伝えて下さい。

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世界をひとつにするのに、力なんて必要ないっていうこと。
言葉を超えて、私たちはひとつになるってこと
私たちは未来にきっと手を繋げられるということ

私には伝えられないから、りょーこさんにしかできないから。りょーこさんに未来を託すためにも、私が今を守りますね

 

響の拳は了子を貫くことなく、そっと解いた。

それは了子という、響たちにとってはどうしようもない「悪」だろうと関係なかったんだ。


「言葉」で世界は変えられる。
「言葉」で人は分かり合える。

それはお伽話だ。どうしようもないほどの幻想だ。


でも、でもさ、それがいかなるほどの困難だろうと、自分の信条を貫いているやつはとてもつもなくかっこいいんだよ。立花響だって、夢見物語だってそういうところは分かっているんだと思う。

そして、"分かった”上で、「言葉」に未来を託すその行動がとても凄いんだよ。無理かもしれない無駄かもしれない、けれどそう信じて行動することは無理でもない無駄でもない。

価値はある絶対に―――。


それを今まで戦ってきた敵にも適応する、心のありかた、決意の思い。了子を壊すのでもなく、ぶちのめすのでもなく、ただ言葉だけで分かり合おうとした。

言葉でつながろうとした。

自分たちの居場所を壊そうとした相手に、今なお壊そうと目論んでいる敵に、言葉を交わす、立花響っていう女の子はどうしようもなくかっちょいいんだよ。

 

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了子ことフィーネは、世界に偏在する。

いつでも、どこにでも、その本質がそこに漂っている。概念にすぎない彼女は、自己を世界に偏在できる。どこにでもいるし、どこにもいない存在となれる。

そんな彼女は、響の願いを叶えるためにうってつけの相手だとも言える。


だって、『言葉』は世界に偏在しているのだから――――

 

フィーネは言葉であり、言葉はフィーネでもある。どこにでもいるし、どこにもいない。その『意味』だけがあり続け、浮かび続け、"在り”続ける。

彼女に未来を託すということは、『言葉』に想いを託すことと似ている。

だから、さいご、フィーネとは分かり合わなければいけなかったんだとも。響はそこを分かっていたのかもしれない。

 

 

 

 

 

『言葉』は受け継がれていく

 

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「生きるのを、諦めないで」

小日向未来は、そう言った。

それは彼女が以前、立花響から受け継いだ言葉でもあった。

「生きるのを諦めないで」

そして立花響は、2年前のあの日、天羽奏からその言葉を受け継いだ。


言葉は、受け継がれてゆく。言葉は想いを託していく。

 

命は尽きて終わりじゃない

尽きた命が残したものを受け止め、次代に託していくことこそが人の営み。だからこそ、剣が守る意味がある。

(風鳴翼)


人は遺伝子を乗り継いでいく。自分から子ども、子どもからまた子どもへと果てなき旅をする。

遺伝子が引き継がれていくように、言葉も紡がれてゆく。人に、歴史に、世界に。漂い続ける。

言葉は偏在する。『想い』を人から人へと渡り歩いていく。言葉は譲渡される。受け取った者は、その意味を噛み締めることになる。

 

「生きるのをあきらめないで―――」

 

 

奏から響へ、響から未来へ。



―――そんな人々の営みによって生まれた『想い』を未来へと託すひとつのツール。それが言葉なんだ。

 

 

だから戦場の姫たちは歌う。

シンフォギアを纏まった戦士は歌う。

歌い続ける。

 

世界に自己を偏在させるように、世界に言葉を届けるように、世界に想いを訴えかけるかのごとく

 

歌うんだ。


言葉によって、歌によって、人が生きるのを諦めないでくれと―――そう願って。

 

 

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戦姫絶唱シンフォギア―――言葉は世界に在り続け、歌は人に想いを届け続けるたったひとつの物語。

 

 

 

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ということで、『戦姫絶唱シンフォギア』第一期作品、視聴完了しましたー、ぱちぱちぱちー。

なぜこのアニメに興味を持ったかというと、懇意にしてもらっているシカろーさんのブログでよく取り上げていたからですね。


「へえ~この戦姫絶唱シンフォギア? というのは面白いのかな?」

と私が何気なく呟き、

「面白いですよ! 良かったらぜひ見てみてください!」

とシカろーさんのお返事で興味を持ちました。


本当はこの記事書くつもり無かったんですが、13話を見てあまりにも良くて想いのままをぶつけちゃいましたてへへ。



立花響がりょーこさんに未来を託したとき、
エンディングで、奏と翼の歌が流れたとき、

 

もうどうしようもなく泣いてしまいました。

 

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言葉とは何か? 歌とは何か? そして「奏」さんとは何か? という疑問がリンクし自分の中で答えとして現れたとき、もうほんとうにどうしよもなく声を殺して泣いていました。

EDで奏さんとか、ほんっと、卑怯だよ……;;

 

「天羽奏」が世界に偏在し、翼の心の中で"在り”続けた『言葉』なのだとしたら、翼が救われるのも当然なんです。

翼が2年前のあの日、奏を失い、自身にとんでもない内圧をかけてしまった。それは約束なのか誓約なのかは分かりませんが、それでも、とても生きづらかったと思います。

自身を剣に例え、倫理を切り捨て、感情を殺し、自己までをも斬殺しようとしていた。

それを響という、言葉の価値を知るものに出会い、世界に偏在していた「奏」さんの言葉に、想いに、耳をそっと傾け、やっと風鳴翼という女の子は過去のしがらみに決着できたんです。


戦姫絶唱シンフォギアは、伝えたいことが素直でストレートで、さらに古典的構造なので懐かしく、歌も良い…………さらに13話でちゃんときっちりまとまっている。

なんだこれ、誰にでもオススメできるじゃないですか!!! シカろーさん薦めてくれて本当に有難うございました。

そしてシカローさんが「誰かにおすすめ」してくれた行為もまた、作品が世界へと受け継いでいく。

言葉によって、『戦姫絶唱シンフォギア』という概念が世界に偏在していく―――なーんてことを思うととても希望がありませんか?!なんて笑

 

泣いて、笑って、くすっとして、もやもやとして、響、未来、翼、奏、クリスの心に寄り添うのは本当の楽しくて面白く、泣きそうで泣いてしまってもういいアニメだったなあ……

 

終わり!

 

 

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