猫箱ただひとつ

物語追求blog。アニメ、マンガ、ギャルゲーを取り扱ってるよ

思考レベルを高くするには『自分のアタマで考える』しかない(4090文字)

スポンサーリンク

自分のアタマで考えよう

 

思考の「レベル」がとても高い人がいます。

同じニュースを見ていても、凡人では思いつかない発想、切り口、見方ができる人のことです。「洞察力がすごいなあ」なんて思う人のことですね。


本記事では、思考レベルををもっと深くするにはどうすればいいかを「著ちきりん『自分のアタマで考えよう』」から共有してました。

 

 

 

 

 

 

(1)ある事実に遭遇したとき、「良い面」と「悪い面」2つを考える

 

f:id:bern-kaste:20130628022855j:plain

情報を見て考えられることをすべて列挙せよといわれたら、よい面と悪い面の両方が出てくるのが、「知識に騙されていない純粋な思考」の結果です*1

 

ある情報をみたときに、既存の「知識」を引っ張りだして考えてはダメということです。

その情報を見た時に、いい面と悪い面を考えることで思考レベルを高くすることができるのでしょう。

 

 

先日、こんな情報がTwitterで流れて来ました。

「TVアニメ放送本数と幼女強◯被害者数の比較」

 

f:id:bern-kaste:20130724190924j:plain


 それでは試しにこの「情報」を使って考えていきます。

 

ちきりんさんの言でいえば、まずその情報を見た時に「知識」を引っぱり出さない。つまり、この情報”だけ”を見て考えてみます。

ある情報から楽観的なことしか読み取れない、反対に悲観的なことしか読み取れないのは、読み手に最初からバイアスがかかっているからです*2



次に情報を見たうえでの「疑問点」の列挙、そしていい面と悪い面を考えます。

疑問点。


・1969年になぜ「小学生被害者数」が急激に下がったのか
・1970年からまた「小学生被害者数」が、急激に上昇しているのはなぜか
・1986年から2006年まで、「幼女被害者数」が0付近を保っているのはなぜか
・1990年から「小学生被害者数」が横ばいになっているのはなぜか
・アニメが、小学生・幼女への性的犯罪の抑止力になっている可能性。
・この情報だけでは、犯罪の抑止力となっているかは疑問。

・ソースが不鮮明。(怪しい)

 

 

いい面

 

・1969年を起点に、小さい子の犯罪が減少している。アニメの充実化によって、この手の犯罪は根絶していくかもしれない。

 

 

悪い面

 

・アニメの視聴本数と、小さい子への性的犯罪の因果関係が不鮮明。犯罪が減少したのは、別要素の可能性もある。

 

・1990年はアニメの放送本数が40程度。それから16年後の2006年は約180本。4倍以上アニメが放映されていることになるが、小さい子への性的犯罪はとくに減少していない。

・アニメの放送本数を増やすだけでは、抑止力にはならないと思う。(またコンテンツの充実が抑止力につながるのかも不明)

 

 

 

結論

 

いい面、悪い面を考えてみた結果、この統計情報は恣意的な匂いがぷんぷんします。

あたかも、アニメに"よって”小さい子への犯罪抑止がなされているという「誤読」しそうな雰囲気を感じました。

実際の真偽はどうあれ、この統計情報だけで「アニメと性的犯罪」の判断をくだすのは実に危ないと感じました。

 

……………………

……

 

―――と、私程度ではこれくらいしか考えることができませんでした。
しかしこうした「自分だけで考える」ことを習慣的にこなしていけば、思考のレベル高めていくことができそうです。

 

まとめ
・知識バイアスをかけない、「ゼロベースの思考」
・その情報だけを見て、疑問点を列挙する
・いい面と悪い面2つを考える
・最後にすべてを勘案した結果を弾き出す。
・もちろん「自分一人だけで」思考する

 

 

 

 

 

 

(2)意思決定プロセスを明確にする

 

f:id:bern-kaste:20130724191512j:plain

 

 

なにかを考えるとき、「意思決定」を明確にしておけば、考えなくてもいいことや、集めなくていい情報に振り回されなくて済みます。 

情報が重要かどうかは、「今、求められている意志決定プロセスに必要かどうか」によって決まるはずなのです。

「どんな情報があの意思決定に必要で、どんな情報は不要なのか」

という基準が明確になっていないと、いくらでも情報収拾を続けられるのが「優秀なスタッフ」の哀しい性です*3

 



なのでまずは、判断基準を絞るといいみたいです。2×2のマトリックスが有用だそうですよ。

 

f:id:bern-kaste:20130724191525j:plain

フランクリン・プランナー・ジャパン株式会社

 

上記のような、縦・横の2×2マスで考えていきます。


例えば、「どのアニメ視聴を切るか?」なんてことにも使えます。


横の部分に、「続きが気に入る」「気に入らない」
縦の部分に、「面白い」「面白くない」


なんて基準を設けてみると、驚くほどにざっくりとアニメを"切る”ことができます。


<参考記事>

ちきりん先生から学ぶ「アニメ」をもっと楽しむ方法 (3892文字)

 

明確な判断基準を持つことで、「思考すべき」ことだけに考えることが可能になります。無駄はとことん省こうということですね。

 

 

 

 

(3)「思考」とは取り入れた情報を、アウトプットすること

 

f:id:bern-kaste:20130724191718j:plain

 

「情報を集める」「数値情報をグラフ化する」のは、考えることとは違います。「話し合うこと」も「考えること」とは異なるのです*4


よく「私だって考えてるよ!」と言っている人がいますが、たいていの人は「考えて」なんかいません。

「じゃあ、結論を言ってみてよ、あなたの意見を聞かせてよ?」


と聞くと、途端に何も言えなくなってしまう人がほとんどでしょう。この時に、思考を言語化できなかったり、何も考えが浮かんでこないのは、実は考えてないよとちきりんさんは言っています。

 

 

  • ネットで情報収集。 
  • 本を読む。 
  • 徹夜の表計算。 
  • 情報の分析。 


これらは「考える」ことではありません。この集めた情報を「どのような結論(意見)に持っていくことができるか」を決めるプロセスを「考える」というのです。



 

f:id:bern-kaste:20130724192458j:plain

 

「考える力をつけたい!」と言いながら、本ばかり読んで情報収集に時間を使っていても、考える力はつきません

自転車に乗れるようになりたいなら、自転車についての本を読むのではなく、実際に自転車に乗る時間を増やすのがもっとも有効です。*5

 

 

もうこれはほんと納得的ですね。思考の深さを身につけたいなら、情報を集めるのではなく、実際に「考え」なくてはいけないんでしょう。

それもまずは「自分一人」で考えます。そしてあとから「知識として」他の人の意見、思考を見ていくことで、「自分の思考」と「他者の思考」を意識的に比較できるようになります。

このとき、自分の考えが間違っていたり未熟だったりしていも「考えるのは無駄」だったと思う必要はないと、ちきりんさんは言っています。

誰が考えても同じ考えしか出てこないなら、もっとも優秀な人が1人だけ考えればいいということになってしまいます*6


自分で考えた思考の結果、そこに至った経緯・過程をみんなで共有することに意義があるのは納得的なのです。

 

 

 

 

 

 

+α)自分のアタマで考えることは非効率だけれども、とても楽しい

 

f:id:bern-kaste:20130628122530j:plain

自分の頭だけで考えていると、最初は泣きたくなるくらいの用地な考えしか浮かんで来ません。

ついつい答えを見たくなってしまいます。考えの深い人や博識な人が近くにいれば、すぐにその人の意見を聞きたくなってしまいます。

でも、そこをグッとこらえて自分で考えるんです。*7


とても納得的ですよね。

誰かの意見を「先に」聞いていては、自身の思考の深度を深められるわけがありません。


それに「自分だけで思考する」ということは、ほんとうにとってもとっても面白いのです。

 

<関連記事>

「読解モジュール」を駆動させると、アニメは7倍面白くなる!! (6247文字)

 

 

 

 

まとめ

 

1)思考の深度を深めるには

・知識バイアスをかけない、「ゼロベースの思考」
・その情報だけを見て、疑問点を列挙する
・いい面と悪い面2つを考える
・最後にすべてを勘案した結果を弾き出す。
・もちろん「自分一人だけで」思考する

 

2)思考すべき内容を選定するには

・明確な判断基準を持つ。
・2×2のマトリックスは物事の「本質」を短時間で判断できるのでおすすめ。

 

3)そもそも考えるとは?

・知り得た情報(インプット)を元に、自身の結論を言えること(アウトプット)
・もっというなら、思考を言語化できたときアウトプットとなる

 

 

4)考えることは、とても面白い!

 

・未熟でも稚拙でもいいから、「自分だけで考える」ことで他者の意見と意識的に比較できるようになる。

結果から過程までの比べあいは、純粋に面白い。

・考えることで、"脳をフル回転”する状態を味わえる。この状態はとても満足感を覚えられる関連記事にて

 

 

おわり

 

思考の深度を深めるには?! でしたー。

ちきりんさんの本「自分のアタマで考えよう」は、思考とはなにか?を詳細に語ってくれている良本でした。

文章も流れるように読みやすいですし、このジャンルの本が苦手な人でも取っ付き易いと思います。

本書はほかにも、「思考のグラフ化」「思考レベルを合せる」「思考の棚を作ろう!」なんてことも載っています。

よろしかったらぜひぜひ手にとって見て下さい。

 

んじゃ

 

 

<参考>

自分のアタマで考えよう

自分のアタマで考えよう

社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!

社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる

未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる

 

 

 

*1:『自分のアタマで考える』ちきりん(著)

*2:『自分のアタマで考える』ちきりん(著)

*3:『自分のアタマで考える』ちきりん(著)

*4:『自分のアタマで考える』ちきりん(著)

*5:『自分のアタマで考える』ちきりん(著)

*6:『自分のアタマで考える』ちきりん(著)

*7:『自分のアタマで考える』ちきりん(著)