『Dimension W』のEDについて 『Dimension W』のEDアニメーションは、百合崎ミラが歩いて、走って、戦って、窓拭きをするアニメーションである―――いや正直このEDをなんと表現すればいいのか分からないけれど、ミラが快活に動くEDなのは間違いないだろう。 そ…
<シャーロット・一連エントリ> Charlotte考察―もう僕たちに奇跡は必要ない― 肯定派の人間が『Charlotte』を全力で批判してみます Charlotteがこんなにも文句言われるだなんてお姉さんびっくりだよ 2016年2月-4月にかけて、いつもお世話になっているレイシ…
<去人たち・一連エントリ> 1)『去人たち』考察―白痴と、精神病者の狂騒劇― 今回は本作の感想記事を漁っていたときにふと思ったことを、語っていきます ※ネタバレ注意 なぜ『去人たち』のレビュー・感想はこんなにも少ないのか 他の人の『去人たち』の感想…
ある日、助けてもいないネコが助けて頂きありがとうございましたと主人公のもとへやってくる。それも「女性」としてやってくる。やってくるというか既に六畳一間にちょんと居座っていた。 ――誰だ! お前っ! 猫の恩返し風味ノベル,『彼と彼女と彼女の忠義』…
※最善の方法とは言えないかも うたわれるもの×レベル上げ(攻略?) 『うたわれるもの』のゲーム難易度である「難易度参」をノーコンティニューでクリアするためには、エルルゥのLvを爆上げする必要性があります。 参考→うわれるもの攻略 しかしやってみるとわ…
*ネタバレ注意 あえて無視する君との未来の批判 主人公・沢渡拓郎は「未来視」を有しており、彼が見た未来は必ず実現してしまう。それはどんなに頑張っても、どんなに足掻いても、定められた未来は変えられなかった現実があるからこそ彼は「未来は変えられな…
※ネタバレ注意 (本記事は『去人たち on 吉里吉里版』(以下、『去人たち』)を対象としたものであり、作品"外"のことは極力触れず可能な限り作品"内"のみで完結しようとする語りであることを了解しつつ読んで頂ければ幸いである) 1.『去人たち』はナニから去ろ…
核戦争によって人口は激減し国家が崩壊した近未来。その最悪の結果を憂いた『世界倫理機構』はもう二度と同じ悲劇を起こさないように人類を平和へと導こうとした。 結果。あらゆる文化、価値観、そして感情さえもタブーになる。感情があるから人は価値観を育…
2015年に私が"プレイ"した作品を振り返りながらオススメ*1」を選んでみます。▼ eroge-pc.hatenablog.jp ※おすすめ度は★★★★(4.0)~★★★★★(5.0)のみ表記し、それ以下の作品はあえて表記しません。これは「読む価値」があると私が認めた物語のみ付けます。最…
満足度:★★★ 『キャッスルファンタジア~聖魔大戦~リニューアル版』は巫女とかサングラスとか忍者とか魔法とか出てくる何でもありな中世ファンタジー作品であり、昼行灯でだらしない指揮官・ヒューイ=エルザードを主人公とした戦争SLGだ。 本作の特徴と…
*感想ネタバレ注意 森宮蒼乃からはじまる『sola』
満足度:★★★(3.4) 『忘れものと落とし物』は1997年4月に実際の日付、時刻と連動してweb上にストーリーが公開されていくアドベンチャーゲームを、2005年にWindows版で大幅な改訂・修正を行ったのが『忘れものと落とし物 for Windows』だそうだ。 (今後はWindo…
1)Scarlettとねこねこソフト 『Scarlett』を起動してまず思うのはキャラかわーー!! もう一度言うがキャラクターが可愛いのである。ここ大事。まじ大事。超大事。頬がぷっくりしてるロリィーなイラストは魅力的でこれだけを目当てに同メーカー作品に触れて…
スカーレット(ねこねこソフト)批評と感想のまにまに *スカーレットネタバレ注意。*1 *1:ねこねこソフト・発売日2006-05-26・原画メイン 秋乃武彦 , あんころもち・原画サブ 司ゆうき , ミヨルノユメギ , 仲本六日・シナリオメイン 片岡とも , 木緒なち ・…
2006年ねこねこソフトから発売された『Scarlett』は、女性キャラにボイスはあるものの、男性ボイスは付いてない非フルボイス作品である ただ公式ソフトからDLできる『男性追加ボイスパッチ』を当てれば、男性にも声が付くようにはなるのだけれど、このパッチ…
いじめ、差別、宗教のみならず右翼左翼、民主主義をざくざく切り込んでいく社会批判ノベル『悪の教科書』。 タイトル通り、「悪」いことが書かれているというのが触れ込みで、確かに過激な内容てんこもりだし鮮血シーンもあるバイオレンス作品かと思えば、政…
*5話まで見たぞい 学戦都市アスタリスク×作品外形 『学戦都市アスタリスク』はどこかで見知ったストーリー、キャラクター、舞台設定をこれでもかとふんだんに使った作品である。 「テンプレートをなぞった作品」と言っても差し支えなく、多くの人がそのこと…
*一般化できないかもしれない感覚 1)天体のメソッドのEDは気持ち良い 『天体のメソッド』EDを見て「楽しい!」「気持ちいい!」という感想を抱いた人は多かったんじゃないでしょうか。少なくとも私は見ていて気持ちいい!と思いました。 その要因になってい…
*8462文字 1)作品批判するときに大事なこと 作品批判するとき「やるべきではない」とされるものがある。その一つに自分が見たかった展開が起こらなかった、もしくは自分が期待していたものが最後まで描かれなかったというものである。 Charlotteならば「もっ…
2002年にBasiLから発売された『それは舞い散る桜のように』は、2015年にプレイするユーザーに気をつけて欲しいことがある。本記事ではその点を挙げていくので、購入する際、参考にしてほしい。 1)それ散るは「初回版」と「完全版」があるが両者は全くの別物 …
*ネタバレ注意。未プレイ者は回れ右。 それ散るの感想
主人公は、自分と同じ顔を持つ超お金持ち兼元朱里の「影武者」に抜擢される所から物語は始まる。 「バイト代はずむからさ~どう?」「まあ生活苦しいからやるか……」そんなノリで庶民から御曹司の立場へと入れ替わり、嘘っこの自分を演じながらセレブな私立学…
*8747文字
1)幸せな日々とキサラギGOLD★STAR 本作の魅力は、そのあふれんばかりの「幸せな日常感覚」だ。 昔懐かしい長屋でずっと一緒に暮らしてきた6人組。幼なじみーずが毎朝仲良く自転車通学し、勉学に励み、休日には野球をする。困ったことがあれば相談を受け、夢…
▼お知らせ 本作の考察記事を書きましたのでよければどうぞ Charlotte考察―もう僕たちに奇跡は必要ない― ――お知らせおわり―― (姉さんという言葉を使うとき思いだすのはレントンですよね。え違う) 1)シャーロットの不満は何処に Charlotte全話視聴終了後、私は…
恋って 素敵だ。 誰かを好きになることは心が満たされるし、好きになってもらう事は自分がここにいてもいいんだって思わせてくれる。想い人との逢瀬は甘く、心地よく、こんなにも幸せでいいのかと桃色時空にて精神が溶解し始めたりもする。もちろん痛いこと…
『運命が君の親を選ぶ 君の友人は君が選ぶ』(以下運君)は、現在980円でAmazonにて販売されている。 フルプライス作品が980円。需要がないのか投げ売りされ、批評空間では中央値60点をキープし、面白くなさそうな雰囲気をぷんぷん漂わせている。実際に面白い…
『るいは智を呼ぶ』は私がはじめてプレイした、男の娘ゲームである。 男が女の格好をすればただの女装だが、それが「女性のように可愛い」域に達していれば男の娘となる。先人は言う「可愛いは正義」だと。本当にその通りで可愛ければ、それが生物学的に男だ…
*Charlotte8話にすこし触れているので気にする人は回れ右。 アーティスト(作者)に会っても仕方ない 自分の好きな歌のバンド、好きなボーカル、好きな物語があったとして、そのアーティストに会いたいかと聞かれれば、いや私は会いたくないと答えるだろう。 …
*DC2が好きな人は気分悪くされるかもしれません はじめてプレイしたDC ダ・カーポシリーズをはじめてやったのが『D.C.II P.C.』だった。これはPC用に発売した「D.C.II 」をPS2版に移植した「D.C.II PS」をさらにまたPCに逆移植したものなんだけど、最初その…